広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

マーケティング

USP(独自のウリ)を見つけられない人のためのヒント

■USPとは独自のウリ マーケティングの本、特にアメリカ発のそうした本を読んでいると、USPという言葉が頻繁に出てきます。USPとはユニーク・セリング・プロポジションの略で、「独自のウリ」という意味です。 以前読んだ本には、「顧客が知りたいのは、あく…

小規模事業者持続化補助金を広報活動に活かそう

■広告に比べて認知度の低い広報 製造業を営む零細企業の経営者と話す機会がありました。先代から引き継いで、その会社を半世紀近く守ってきましたが、「取引先との関係は良好だが、コスト削減の要求も厳しく、利益率も低いのが悩み」と漏らしていました。 小…

ソーシャルメディアと「(自称)影響力のある第三者」

■影響力のある第三者? ソーシャルメディアを活用したマーケティングは、その大小を問わず多くの企業で導入されており、成功事例も見聞きします。その中で、“影響力のある第三者”がその企業についての投稿を行うことで、認知度向上を図っていく手法がありま…

顧客に提供できる価値の創造なくして広報なし

■北千住の人気居酒屋を紹介した日経MJの記事 日経MJの6月24日付の「うまい飲食ビズ」というコラムで、東京下町の北千住にある炉端焼きがウリの人気居酒屋にスポットをあて、その人気の秘密を解説しています。 丸の内や赤坂といったビジネス街からは離れた場…

グローバルニッチトップ企業でも感じているかもしれない情報発信力という課題

■日本のグローバルニッチトップ企業 経済産業省が2年前に、グローバル展開に優秀と認められる実績がある企業を「グローバルニッチトップ企業」として表彰し、その「100選」を選定したことを先日初めて聞きました。 グローバルニッチトップ企業100選(GN…

他社より優れた分野を三つに絞り込み、その三つの強みを繰り返し訴える

■四本の脚で支えられたマーケティング 「マーケティング」とは「売れる仕組みづくり」を指します。以前受けた講座でも、「企業や個人が営む事業の目的を達成するためには、顧客に提供できる価値を創造し続け、しかもその価値をできるだけ広く伝えなければな…

「愛される商品であり続けるには、愛される会社であり続けなければならない」ことを具現化している会社

■「コーポレートPR」と「マーケティングPR」という区別 広報活動を、企業と商品やサービスに分けて、「コーポレートPR」と「マーケティングPR」という区別をすることがあります。筆者がメーカーで広報担当者をしていた頃は、前者しか頭になく、そうした区別…

【お知らせ】「会社やお店を『広報のチカラ』でパワーアップ講座」を6月9日に開催します

このたび、広報力向上講座を行うことになりました。日ごろ本ブログでしたためている広報に関するノウハウをお伝えします。ご興味のある方のご参加をお待ちしています。 ■明日から即実践!!会社やお店を「広報のチカラ」でパワーアップ! 2016年6月9日(木) 14:0…

パブリシティに成功しながら、その事業に失敗することもある。でも、やらないよりはましです

■「歴史は、マスコミでは成功しながら失敗した事例で満ち満ちている」 広報担当者は、新聞やテレビで広く、そして大きく取り上げられることに心を砕きます。言うまでもないことですが。それが達成されれば、得られる満足感は計り知れない。そうした成功体験…

図書館を活用するメリットは7つもあった

■図書館の7つのメリット 書店に行くことはあっても、新刊を購入することの少ない筆者ですが、「図書館超活用術」(2016年)は久々の例外です。図書館の効用や活用法については、一利用者として思うところがありますが、うまくそれを代弁してくれている本です…

マーケティング戦略の二本柱は「顧客は誰なのか」と「なぜ購買するのか」

■「起業家」、「マネジャー」、「職人」という三つの人格 独立して新たに事業を始めようとする人を「はじめの一歩を踏み出そう」(2003年、マイケル・E・ガーバー著)で「三重人格」と評しています。どういうことかというと、「起業家」、「マネジャー(管理…

スターバックスの経営の原点はビートルズの”All You Need is Love”?

■スターバックスCEOに返り咲いたハワード・シュルツ ハワード・シュルツは1982年に29歳の時に、まだ4店舗しかなかったスターバックスにマーケティング責任者として入社し、5年後の1987年に同社を買収、世界的なコーヒーチェーンへの礎を築いた人物です。 「W…

60年経っても色あせないチョコのキャッチコピー

■「お口でとろけて、手に溶けない」というUSP 先日、USP(Unique Selling Proposition)の意味について、「自社や自社製品が持つ独自性やウリ」と書きました。典型的な例として、ドミノ・ピザが打ち出した「熱々のピザを30分以内にお届けします。遅れたら値…

USPとは顧客にとってのメリットで、自社の製品やサービスの強みなどではない

■「なぜ、あなたはここに存在するのですか」 「限界はあなたの頭の中にしかない」(2015年)という本を読みました。この本の著者であるジェイ・エイブラハムは本書の中で「私は、憂き目だらけの人生を経験」したと吐露します。経済的な面と結婚生活の両方に…

ネイティブ広告は「広告」ときちんとクレジットをつけて出したらよい

■サクラ投稿に釣られる若者と振り込め詐欺に騙される年配者 宣伝と気づかれないように記事などを装いながら、商品やサービスを宣伝する「ステルス・マーケティング(ステマ)」。2012年ごろからよく使われるようになった言葉です。 この年、飲食店口コミサイ…

「アプリシフト」がもたらすもの

■「スマホシフトからアプリシフト」 先日、キュレーションメディアの方の話を伺う機会がありました。それによれば、2014年ころから「スマホシフトからアプリシフト」が進行しているらしい。なるほど、スマホの1人あたり1日の利用時間の調査結果をみても、ア…

スターバックスと「すべてのジェンダー用の『とある場所』」

■スターバックスを崩壊させる三つの方法 外出先で打ち合わせや休憩をするときに便利なのがカフェの存在です。昔は喫茶店がこうした時の定番でしたが、ほとんど見かけなくなりました。ただコーヒーは大好きでも、肩身の狭いスモーカーのため、スターバックス…

ペルソナ作りは先入観や偏りなしが前提

■ペルソナとは? ペルソナという言葉があります。ラテン語で人格、仮面を意味します。筆者は、作家の三島由紀夫の生涯を描いた猪瀬直樹氏の著書を読んだので、たまたまその言葉を知っていましたが、最近はマーケティング戦略の文脈で見聞きすることが増えま…

企業が行っている地道な努力という「価値」

■「価値」とは何か 「価値」という言葉があります。改めて考えることがなかった言葉ですが、参加しているセミナーで、その意味について学びました。 デジタル大辞泉によると、 その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。「読む価値のある本」「価値…

多くのCMは「消費者を動かさなかった」?

■「消費者を動かしたCM展開」とは? CM総合研究所というところが、2015年度(2014年11月~2015年10月)にCMをオンエアした商品・サービス全7591銘柄(1977社、15902作品、東京キー5局)を対象に調査を行って、「消費者を動かしたCM展開」というものを昨年末…

広報の仕事に興味があるなら、読んでおきたい本(後編)

先日の続きです。 yhkhashimoto.hatenablog.com ■「企業防衛の時代」(1990年) 原題は「When You Are The Headline(あなた(の会社)が見出しになったら」。この本の著者は、人口心臓移植手術を手がける医療機関のチーフスポークスパーソンから、後に危機…

「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」は”Pretty cool! (かなりクール)”

■プレゼン指南の最高峰 記者発表の成否はプレゼンターに負うところが大きいことは、こうした場に立ち会ったことがある人なら理解できるのはないでしょうか。あのアップルを創業したスティーブ・ジョブズがプレゼンの名手であることはよく知られています。 最…

新聞を読まないビジネスパーソンにおススメの新聞

■日経MJは「ダイエーとともにあった」 新聞を軽減税率の対象品目に含める方針で一致したことが報じられています。宅配率を基準に、適用する新聞の範囲を決める案を軸に検討されていると。新聞を購読する筆者にとっては朗報ですが、購読しない人には不満が残…

白川郷のニュースで知る蛍光灯禁止の誤解?

■白川郷のライトアップ 世界遺産の白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県大野郡白川村・富山県南砺市)が世界文化遺産に登録されてから20年を迎えたのを記念して、12月9日にライトアップされたそうです。 mainichi.jp 7,8年前に一度だけ白川郷に行ったことが…

ニュースリリースにも「イーハンつける」ことを意識する

「池上彰に聞く どうなってるのニッポンの新聞」という本を興味深く読みました。特に朝日新聞に汚点を残す形となった「吉田調書」報道と慰安婦報道の誤報問題から新聞報道のあり方、新聞記者の役割などは参考になりました。 本の中で、記事に「イーハン(1…