広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

広報・メディア

東京の企業こそ地方の記者クラブに目を向けよう

羊蹄山 ■地方の記者クラブを活用しよう 最近、地方の記者クラブについて調べる機会がありました。企業が地方でプレスリリースを配布したり、何かの催しを開いたりする際に、記者クラブがあることを知っておくと、自分たちの会社を記者により知ってもらうこと…

昨年11月の「ゴーン逮捕」の会見を考える

小樽の船見坂 ■居酒屋のテレビで知った「ゴーン逮捕」 日産自動車が4月8日、東京都内で臨時株主総会を開き、カルロス・ゴーン前会長(65)を取締役から解任しました。事の発端は、去年の11月19日にゴーン前会長が金融商品取引法違反の容疑で逮捕されたことに…

PRプランナーの三次試験を二度続けて撃沈して感じたこと

北海道大学のポプラ並木 ■二度目の撃沈 昨年の夏、そしてこの1月と二回にわたりPRプランナーの三次試験を受けました。二回ともそれなりの感触でしたが、あえなく今回も不合格となってしまいました。日本PR協会のHPによれば合格率は二回とも約4割。ケアレ…

芸能人やタレントをPRイベントに呼ぶときに注意したい二つのこと

姫路城 ■バレンタインデーとPRイベント バレンタインデーが近づいています。残念ながら筆者にとってなんのワクワク感もないただの日に成り下がっていますが。だいぶ前のこの時期、銀座のデパートで「チョコレートを買う時に過剰包装を控えよう」という内容…

採用計画がニュースリリースの課題になったPRプランナー三次試験

北海道大学にあるクラーク博士の像 ■2021年春入社から就活指針を撤廃 経団連のホームページに掲載されている『「採用選考に関する指針」の手引き』によれば、2020年度入社の大学卒業予定者・大学院修士課程修了予定者等の採用選考の時期は、広報活動は「卒業…

「電車の乗り過ごし」と「天声人語」

明石大橋 ■「平成最後の」忘年会 先日(12月12日)の朝日新聞の「天声人語」で「電車の寝過ごし」を取り上げていました。「平成最後の」忘年会シーズン真っ盛りな上に、心当たりが少なくないこともあって興味深く読みました。 www.asahi.com 深酒をしてしま…

「遅くとも10分以下。早ければ早いほどいい」というルール

■迷うことなく一報を 「30分ルール」をという組織の連絡ルールがあることを「自治体不祥事における危機管理広報」という本で初めて知りました。これを実践しているのは東京都足立区です。この本によると、区長の携帯電話には、課長級以上の管理職全ての携帯…

広報活動の成果を広告に換算することの意味

■広報活動の成果を広告に換算することの意味 昔の話になりますが、クライアントの求めに応じて、広告換算費用をレポートしていたことがあります。広報活動の成果を測る指標として利用するためです。記事を定規で測って面積を計算し、誰かが作った代々受け継…

米国ではほとんどない(公開の)謝罪会見

■近年の謝罪会見 半年ほど前に「業種を問わない近年の謝罪会見」というコラムを別のところで書きました。この中で、「企業」と「不祥事」が含まれる新聞記事が2013年から2016年まで右肩上がりで増えていると。(ちなみに2013年432件、2014年485件、2015年554…

(来年こそ)入社式ネタで広報担当者の引き出しを高めよう

■入社式で登場した会社 新たな年度がスタートして多くの企業で4月2日に入社式が行われました。毎年この時期、新聞各紙の経済面では業界を代表する企業や話題になった企業の入社式の様子が報じられます。主な新聞の紹介企業は登場順に以下の通りです。(いず…

(今更ながら)「PRプランナー」の資格試験(一次)を受験した

■PRプランナーの一次試験 PRプランナーの一次試験を先日始めて受験しました。二十数年もの間、広報周りの仕事をしているので、「何をいまさら」とこれまで敬遠していましたが、会社の勧めもあって受けてみることにしました。もちろんひやかしのつもりは…

「消極的な相手の意識を変える」ことの難しさ

■対外的な広報活動における四本の串 対外的な広報活動は縦串と横串に二本ずつの四本の串によって成り立っています。縦串をさすものとして商品広報(あるいはマーケティングPR)と企業広報(あるいはコーポレートPR)があります。そして、横串をさすものとし…

記者会見で必要な「言い訳」とは

■週刊文春の取材過程の一端を知る 先日、週刊文春の新谷学編集長の講演を聞く機会がありました。いくつも興味深いエピソードを聞くことができましたが、その一つに舛添前都知事の辞任につながった一連のスクープ報道があります。 取材のきっかけは産経新聞の…

トップ人事の記者会見申し込みタイトル私案

■トップ人事の発表 大企業のトップ交代のニュースが続いています。 トップ人事と企業の合併や買収は新聞記者にとって、最もスクープしがいのあるネタとされています。年明けから3月ごろまでは特にトップ交代の発表が行われやすい時期ということで、多くの記…

三人の登壇者がいる記者会見でサブスピーカーはどちらに座るべきか

■三人の場合は左(向かって右)が上位 先日、三人で記者会見を開くことになった場合、「メインスピーカーに次ぐ立場の人は、向かって右側に座るべきか、それとも左側に座るべきか?」、という質問を受けました。広報関連の業務に就いて20年余りですが、メイ…

危機管理広報における「アクティブ・セイフティ」と「パッシブ・セイフティ」

■危機管理広報が目指すべき二つのこと 危機管理広報について説明するときに目指すべき二つのことをよく話します。一つ目は「日ごろからの備えを怠らず、そもそも危機に陥らないようにする」ことです。会社にダメージをもたらしうる危機は年々多様化しており…

朝日新聞の経済部記者の働きぶりがわかる記事を読んで

■朝日新聞経済部記者の働きぶりがわかる記事 朝日新聞では「働き方改革を問う」という連載が続き、昨年来大きくクローズアップされたこの問題を追いかけています。その中で「朝日新聞の記者」の働く現場の実態を掘り下げた記事が2017年7月9日の朝刊に掲載さ…

消費者より弁護士を重視する企業姿勢が破たんを招いた?

■消費者より弁護士を重視する企業姿勢 先日、会合で初めてお会いした大手自動車メーカーのOBは、エアバッグの欠陥問題により経営破たんしたタカタについて、「(タカタは)弁護士の言うことを聞きすぎる一方で、ユーザーの言うことを聞かなかった」と評し…

「お詫び広告」のコレクション

■「お詫び広告」のコレクション クライアントへの情報提供のために、「お詫び広告」を収集する方と一緒に仕事をしていたことがあります。日々の新聞チェックを通じて集めたお詫び広告のうち、回収規模が大きかったり、クライアントにとって参考になりそうだ…

炎上で人生を壊された人についての本

■「世界最大のネット炎上事件」 この2月に発売された「ネットリンチで人生を壊された人たち」という本を読みました。新書にしては分厚い本ですが、著者の緻密な取材もあって、とても読み応えがありました。この中で「世界最大のネット炎上事件」のことを初め…

通販大手の倉庫火災は模範事例になり損ねた失敗事例

■危機管理広報の模範事例 危機管理広報の模範事例として広報担当者の間で知られているとおもうのは、米J&Jのタイレノール事件と参天製薬の脅迫事件、そしてアルジェリアで起こったテロ事件での日揮の対応です。 yhkhashimoto.hatenablog.com yhkhashimoto.ha…

社員のロイヤリティを高め、会社のPRにもつながるまたとない機会

■入社式に想う 新年度入りして初めて会社に行く日となった4月3日、多くの企業で入社式が行われました。朝日新聞の翌日の紙面では、登場順に電通、東海東京フィナンシャルホールディングス、丸紅、ニコン、トヨタ自動車、東芝の様子が紹介されました。 www.as…

「常日頃から意識的に『広報資源』を蓄えておく」

■「常日頃から意識的に『広報資源』を蓄えておく」 広報担当者に長く読み継がれている小説に「広報室沈黙す」があります。この作品の著者である高杉良氏のインタビューを最近読みました。「企業広報完全マニュアル」(2014年)というムック本の巻頭にその記…

決算記事もメディアトレーニングも人工知能(AI)に置き換わる?

■AI元年と広報業務 去年あたりからAI(人口知能)の話題がニュースで登場する機会が増えました。最近の毎日新聞に、今月の末に行われる「東京マラソンの警備にAIでコース上の危険を察知して伝える仕組みが世界で初めて試験的に活用される」という記事があり…

PR会社はメディアとのネットワークを持っているのか

■PR会社に期待すること 広報・IRの担当者やPR会社の社員がよく読んでいる雑誌の一つとして「広報会議」という月刊誌があります。2月号で107社へのアンケート調査による「企業の広報・PR活動」の結果が出ていました。 アンケートに答えた会社のほぼ半数の51%…

「emoji」が世界共通語だと知る

■2015年の「今年の単語」 朝日新聞の1月17日のオピニオン面に「ネット点描」というコラムが定期的に掲載されていますが、この日は「emoji」を取り上げていました。emojiという単語に一瞬「?」となりますが、何のことはなく、「絵文字」のことです。 コラム…

情報量の増加を地球から月までの距離に例えると?

■情報量の増加を地球から月までの距離に例えると? 朝日新聞の1月9日付1面に「情報社会」について取り上げたコラムがありました。記事のタイトルは「情報の海 泳ぎ切れるのか」。この中で、「増え続けてきた情報量は、デジタル化で異次元に入りつつある」…

広報担当者として「一皮むける」には

■「共感力」と「自我の強さ」 どんな仕事についても、今やコミュニケーション能力は必須といえるスキルです。一人黙々とこなすような職人の仕事でも、お客さんのニーズを聞く事はとても大事だし、その要求を満たす努力をしながら、「もっとこうしたら」とい…

FDルールの施行が与える日経の業績予想への影響

■「フェアリー・ディスクロージャー・ルール」とは 「フェアリー・ディスクロージャー・ルール」というのがあります。上場企業が未公表の重要な内部情報を第三者に伝えることを禁じるルールです。こうした内部情報の公正な情報開示ルールを導入しようという…

「日本のマスコミは、『~するのは初めて』と言いたがりますから」

■「現職初」とはならなかった安倍首相の真珠湾訪問 朝日新聞のオピニオン欄に「池上彰の新聞ななめ読み」というコラムが毎月末に掲載されています。以前、慰安婦報道の検証をした同コラムが朝日新聞上層部の判断で掲載見送りになったことに、池上さんが異を…