広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

広報・メディア

三人の登壇者がいる記者会見でサブスピーカーはどちらに座るべきか

■三人の場合は左(向かって右)が上位 先日、三人で記者会見を開くことになった場合、「メインスピーカーに次ぐ立場の人は、向かって右側に座るべきか、それとも左側に座るべきか?」、という質問を受けました。広報関連の業務に就いて20年余りですが、メイ…

危機管理広報における「アクティブ・セイフティ」と「パッシブ・セイフティ」

■危機管理広報が目指すべき二つのこと 危機管理広報について説明するときに目指すべき二つのことをよく話します。一つ目は「日ごろからの備えを怠らず、そもそも危機に陥らないようにする」ことです。会社にダメージをもたらしうる危機は年々多様化しており…

朝日新聞の経済部記者の働きぶりがわかる記事を読んで

■朝日新聞経済部記者の働きぶりがわかる記事 朝日新聞では「働き方改革を問う」という連載が続き、昨年来大きくクローズアップされたこの問題を追いかけています。その中で「朝日新聞の記者」の働く現場の実態を掘り下げた記事が2017年7月9日の朝刊に掲載さ…

消費者より弁護士を重視する企業姿勢が破たんを招いた?

■消費者より弁護士を重視する企業姿勢 先日、会合で初めてお会いした大手自動車メーカーのOBは、エアバッグの欠陥問題により経営破たんしたタカタについて、「(タカタは)弁護士の言うことを聞きすぎる一方で、ユーザーの言うことを聞かなかった」と評し…

「お詫び広告」のコレクション

■「お詫び広告」のコレクション クライアントへの情報提供のために、「お詫び広告」を収集する方と一緒に仕事をしていたことがあります。日々の新聞チェックを通じて集めたお詫び広告のうち、回収規模が大きかったり、クライアントにとって参考になりそうだ…

炎上で人生を壊された人についての本

■「世界最大のネット炎上事件」 この2月に発売された「ネットリンチで人生を壊された人たち」という本を読みました。新書にしては分厚い本ですが、著者の緻密な取材もあって、とても読み応えがありました。この中で「世界最大のネット炎上事件」のことを初め…

通販大手の倉庫火災は模範事例になり損ねた失敗事例

■危機管理広報の模範事例 危機管理広報の模範事例として広報担当者の間で知られているとおもうのは、米J&Jのタイレノール事件と参天製薬の脅迫事件、そしてアルジェリアで起こったテロ事件での日揮の対応です。 yhkhashimoto.hatenablog.com yhkhashimoto.ha…

社員のロイヤリティを高め、会社のPRにもつながるまたとない機会

■入社式に想う 新年度入りして初めて会社に行く日となった4月3日、多くの企業で入社式が行われました。朝日新聞の翌日の紙面では、登場順に電通、東海東京フィナンシャルホールディングス、丸紅、ニコン、トヨタ自動車、東芝の様子が紹介されました。 www.as…

「常日頃から意識的に『広報資源』を蓄えておく」

■「常日頃から意識的に『広報資源』を蓄えておく」 広報担当者に長く読み継がれている小説に「広報室沈黙す」があります。この作品の著者である高杉良氏のインタビューを最近読みました。「企業広報完全マニュアル」(2014年)というムック本の巻頭にその記…

決算記事もメディアトレーニングも人工知能(AI)に置き換わる?

■AI元年と広報業務 去年あたりからAI(人口知能)の話題がニュースで登場する機会が増えました。最近の毎日新聞に、今月の末に行われる「東京マラソンの警備にAIでコース上の危険を察知して伝える仕組みが世界で初めて試験的に活用される」という記事があり…

PR会社はメディアとのネットワークを持っているのか

■PR会社に期待すること 広報・IRの担当者やPR会社の社員がよく読んでいる雑誌の一つとして「広報会議」という月刊誌があります。2月号で107社へのアンケート調査による「企業の広報・PR活動」の結果が出ていました。 アンケートに答えた会社のほぼ半数の51%…

「emoji」が世界共通語だと知る

■2015年の「今年の単語」 朝日新聞の1月17日のオピニオン面に「ネット点描」というコラムが定期的に掲載されていますが、この日は「emoji」を取り上げていました。emojiという単語に一瞬「?」となりますが、何のことはなく、「絵文字」のことです。 コラム…

情報量の増加を地球から月までの距離に例えると?

■情報量の増加を地球から月までの距離に例えると? 朝日新聞の1月9日付1面に「情報社会」について取り上げたコラムがありました。記事のタイトルは「情報の海 泳ぎ切れるのか」。この中で、「増え続けてきた情報量は、デジタル化で異次元に入りつつある」…

広報担当者として「一皮むける」には

■「共感力」と「自我の強さ」 どんな仕事についても、今やコミュニケーション能力は必須といえるスキルです。一人黙々とこなすような職人の仕事でも、お客さんのニーズを聞く事はとても大事だし、その要求を満たす努力をしながら、「もっとこうしたら」とい…

FDルールの施行が与える日経の業績予想への影響

■「フェアリー・ディスクロージャー・ルール」とは 「フェアリー・ディスクロージャー・ルール」というのがあります。上場企業が未公表の重要な内部情報を第三者に伝えることを禁じるルールです。こうした内部情報の公正な情報開示ルールを導入しようという…

「日本のマスコミは、『~するのは初めて』と言いたがりますから」

■「現職初」とはならなかった安倍首相の真珠湾訪問 朝日新聞のオピニオン欄に「池上彰の新聞ななめ読み」というコラムが毎月末に掲載されています。以前、慰安婦報道の検証をした同コラムが朝日新聞上層部の判断で掲載見送りになったことに、池上さんが異を…

「当社も被害者」では納得を得ることは難しいと知るべき

■「当社も被害者」ではだれも納得しない 「派遣社員」や「鶏肉加工業者」の仕業とか、「ガス湯沸かし器の不正改造」が原因といって「当社も被害者だった」ということを、記者会見でことさら強調することで墓穴を掘るケースがあります。 通信教育大手による顧…

経済部、生活部、社会部の記者3人が同じレストランに入店したら

■経済部、生活部、社会部の記者3人がレストランに入店したら 「企業不祥事」(2007年)のなかに、「部の違いによって記者の取材ポイントが微妙に違うことをうまくあらわしているな」と感じるところがありました。それは、あるレストランに経済部、生活部、社…

「住友銀行秘史」では同行の当時の広報は蚊帳の外

■イトマン事件をメインバンク内部から描いたノンフィクション 知り合いから「面白いから」と薦められて「住友銀行秘史」を読みました。著者は住友銀行出身の國重惇史氏。戦後最大の経済事件として知られるイトマン事件の内幕を描いたノンフィクションです。…

DeNAの記者会見で感じたこと

■今年の最長記者会見? 不祥事を引き起こした企業や団体による謝罪会見が後を絶ちません。つい最近もDeNAが運営する医療・健康系キュレーションサイトなどが、根拠不明な記事や著作権侵害の疑いで閉鎖に追い込まれ、事の経緯をマスコミに説明する場が設けら…

「わかっていることはだれであろうと、分け隔てなくつまびらかにする」

■米タイヤメーカーの広報活動の失敗 世界的な三大タイヤメーカーといえば、ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーです。この三社で世界シェアの約4割を占めます。世界最大のタイヤメーカーに上りつめたブリヂストンですが、その傘下に下ったファイアストン…

一社員が起こした不祥事の際の模範的な広報対応

■危機管理広報のお手本 繰り返される企業の不祥事において、そのマスコミ対応の失敗で火に油を注ぐ事態が少なくありません。そんな中で数少ない模範的な事例として知られるのが、ジョンソンエンドジョンソンと参天製薬です。 yhkhashimoto.hatenablog.com yh…

企業が危機の際にコントロールできるのは意思決定の部分だけ

■企業が危機の際にコントロールできるのは意思決定の部分だけ 「企業がどんなに気をつけていても、ブランドに危機は訪れるものだ。企業はコントロールできるものは、危機が発生した時にどのように対応するか、その意思決定の部分である」。 先日読んだ「あの…

謝罪会見での初歩的なミス

■謝罪会見での初歩的なミス 通常、記者会見を開くときは周到な準備をして臨みますが、まれにそうでないこともあります。そうした事例を見聞きする機会がありました。事故の詳細はここでは述べませんが、多くの人に印象に残っているはずです。 ある重大事故が…

ドラム缶1本分の原油流出で記者会見をする会社と2000万本分でもしない会社

■「あのブランドの失敗に学べ」 「あのブランドの失敗に学べ」(2005年)を読みました。「ブランドの失敗はある業種に特定されるものではない。コカ・コーラやマクドナルドなどのグローバルな大企業でも、ほとんどマーケティング経験のない中小企業と同様に…

「トランプ勝利」に改めて感じる「KISSの原則」

■ブッシュ氏の次に低いというトランプ氏の英語レベル 大方の予想をくつがえして、共和党のトランプ候補が民主党のクリントン候補を破って、次期米国大統領の座につくことになりました。過激な発言を繰り返すことから「暴言王」とも称されるトランプ氏ですが…

「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」なのか?

■「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」なのか? 新聞社の要職にある方が以前、「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」と力説していたのを覚えています。広報は、その会社のスポークスパーソンなわけですし、名門企業の優秀な広…

「あの平尾誠二さんが亡くなった!?」

■ 「あの平尾誠二さんが亡くなった!?」 日々過ごしていると、想定外のニュースに驚くことが少なくありません。最近の「トランプ勝利」はその最たる例ですが、個人的にはそれ以上ともいえるのがニュースが「平尾誠二さん死去」です。 平尾さんはラグビー界…

自分のキャリアは自分しか作れない

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」 ■自分のキャリアは自分しか作れない 去年から今年で仕事の環境が大きく変化しました。事業会社に10年ほど勤めた後に広報のコンサルティングを行ういわゆるPR会社に転身し、そこでも10年…

中国国内で「独身」の爆買いが炸裂する日

■中国では11月11日は「独身の日」 中国では11月11日を「独身の日」として、ここ何年かで急速に注目を集める日になりました。1並びだという割と単純な理由が「独身の日」の由来のようですが、中国のネット通販会社が年間で最大の商戦日に設定し、その盛り上げ…