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広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

広報・メディア

「お詫び広告」のコレクション

■「お詫び広告」のコレクション クライアントへの情報提供のために、「お詫び広告」を収集する方と一緒に仕事をしていたことがあります。日々の新聞チェックを通じて集めたお詫び広告のうち、回収規模が大きかったり、クライアントにとって参考になりそうだ…

炎上で人生を壊された人についての本

■「世界最大のネット炎上事件」 この2月に発売された「ネットリンチで人生を壊された人たち」という本を読みました。新書にしては分厚い本ですが、著者の緻密な取材もあって、とても読み応えがありました。この中で「世界最大のネット炎上事件」のことを初め…

通販大手の倉庫火災は模範事例になり損ねた失敗事例

■危機管理広報の模範事例 危機管理広報の模範事例として広報担当者の間で知られているとおもうのは、米J&Jのタイレノール事件と参天製薬の脅迫事件、そしてアルジェリアで起こったテロ事件での日揮の対応です。 yhkhashimoto.hatenablog.com yhkhashimoto.ha…

社員のロイヤリティを高め、会社のPRにもつながるまたとない機会

■入社式に想う 新年度入りして初めて会社に行く日となった4月3日、多くの企業で入社式が行われました。朝日新聞の翌日の紙面では、登場順に電通、東海東京フィナンシャルホールディングス、丸紅、ニコン、トヨタ自動車、東芝の様子が紹介されました。 www.as…

「常日頃から意識的に『広報資源』を蓄えておく」

■「常日頃から意識的に『広報資源』を蓄えておく」 広報担当者に長く読み継がれている小説に「広報室沈黙す」があります。この作品の著者である高杉良氏のインタビューを最近読みました。「企業広報完全マニュアル」(2014年)というムック本の巻頭にその記…

決算記事もメディアトレーニングも人工知能(AI)に置き換わる?

■AI元年と広報業務 去年あたりからAI(人口知能)の話題がニュースで登場する機会が増えました。最近の毎日新聞に、今月の末に行われる「東京マラソンの警備にAIでコース上の危険を察知して伝える仕組みが世界で初めて試験的に活用される」という記事があり…

PR会社はメディアとのネットワークを持っているのか

■PR会社に期待すること 広報・IRの担当者やPR会社の社員がよく読んでいる雑誌の一つとして「広報会議」という月刊誌があります。2月号で107社へのアンケート調査による「企業の広報・PR活動」の結果が出ていました。 アンケートに答えた会社のほぼ半数の51%…

「emoji」が世界共通語だと知る

■2015年の「今年の単語」 朝日新聞の1月17日のオピニオン面に「ネット点描」というコラムが定期的に掲載されていますが、この日は「emoji」を取り上げていました。emojiという単語に一瞬「?」となりますが、何のことはなく、「絵文字」のことです。 コラム…

情報量の増加を地球から月までの距離に例えると?

■情報量の増加を地球から月までの距離に例えると? 朝日新聞の1月9日付1面に「情報社会」について取り上げたコラムがありました。記事のタイトルは「情報の海 泳ぎ切れるのか」。この中で、「増え続けてきた情報量は、デジタル化で異次元に入りつつある」…

広報担当者として「一皮むける」には

■「共感力」と「自我の強さ」 どんな仕事についても、今やコミュニケーション能力は必須といえるスキルです。一人黙々とこなすような職人の仕事でも、お客さんのニーズを聞く事はとても大事だし、その要求を満たす努力をしながら、「もっとこうしたら」とい…

FDルールの施行が与える日経の業績予想への影響

■「フェアリー・ディスクロージャー・ルール」とは 「フェアリー・ディスクロージャー・ルール」というのがあります。上場企業が未公表の重要な内部情報を第三者に伝えることを禁じるルールです。こうした内部情報の公正な情報開示ルールを導入しようという…

「日本のマスコミは、『~するのは初めて』と言いたがりますから」

■「現職初」とはならなかった安倍首相の真珠湾訪問 朝日新聞のオピニオン欄に「池上彰の新聞ななめ読み」というコラムが毎月末に掲載されています。以前、慰安婦報道の検証をした同コラムが朝日新聞上層部の判断で掲載見送りになったことに、池上さんが異を…

「当社も被害者」では納得を得ることは難しいと知るべき

■「当社も被害者」ではだれも納得しない 「派遣社員」や「鶏肉加工業者」の仕業とか、「ガス湯沸かし器の不正改造」が原因といって「当社も被害者だった」ということを、記者会見でことさら強調することで墓穴を掘るケースがあります。 通信教育大手による顧…

経済部、生活部、社会部の記者3人が同じレストランに入店したら

■経済部、生活部、社会部の記者3人がレストランに入店したら 「企業不祥事」(2007年)のなかに、「部の違いによって記者の取材ポイントが微妙に違うことをうまくあらわしているな」と感じるところがありました。それは、あるレストランに経済部、生活部、社…

「住友銀行秘史」では同行の当時の広報は蚊帳の外

■イトマン事件をメインバンク内部から描いたノンフィクション 知り合いから「面白いから」と薦められて「住友銀行秘史」を読みました。著者は住友銀行出身の國重惇史氏。戦後最大の経済事件として知られるイトマン事件の内幕を描いたノンフィクションです。…

DeNAの記者会見で感じたこと

■今年の最長記者会見? 不祥事を引き起こした企業や団体による謝罪会見が後を絶ちません。つい最近もDeNAが運営する医療・健康系キュレーションサイトなどが、根拠不明な記事や著作権侵害の疑いで閉鎖に追い込まれ、事の経緯をマスコミに説明する場が設けら…

「わかっていることはだれであろうと、分け隔てなくつまびらかにする」

■米タイヤメーカーの広報活動の失敗 世界的な三大タイヤメーカーといえば、ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーです。この三社で世界シェアの約4割を占めます。世界最大のタイヤメーカーに上りつめたブリヂストンですが、その傘下に下ったファイアストン…

一社員が起こした不祥事の際の模範的な広報対応

■危機管理広報のお手本 繰り返される企業の不祥事において、そのマスコミ対応の失敗で火に油を注ぐ事態が少なくありません。そんな中で数少ない模範的な事例として知られるのが、ジョンソンエンドジョンソンと参天製薬です。 yhkhashimoto.hatenablog.com yh…

企業が危機の際にコントロールできるのは意思決定の部分だけ

■企業が危機の際にコントロールできるのは意思決定の部分だけ 「企業がどんなに気をつけていても、ブランドに危機は訪れるものだ。企業はコントロールできるものは、危機が発生した時にどのように対応するか、その意思決定の部分である」。 先日読んだ「あの…

謝罪会見での初歩的なミス

■謝罪会見での初歩的なミス 通常、記者会見を開くときは周到な準備をして臨みますが、まれにそうでないこともあります。そうした事例を見聞きする機会がありました。事故の詳細はここでは述べませんが、多くの人に印象に残っているはずです。 ある重大事故が…

ドラム缶1本分の原油流出で記者会見をする会社と2000万本分でもしない会社

■「あのブランドの失敗に学べ」 「あのブランドの失敗に学べ」(2005年)を読みました。「ブランドの失敗はある業種に特定されるものではない。コカ・コーラやマクドナルドなどのグローバルな大企業でも、ほとんどマーケティング経験のない中小企業と同様に…

「トランプ勝利」に改めて感じる「KISSの原則」

■ブッシュ氏の次に低いというトランプ氏の英語レベル 大方の予想をくつがえして、共和党のトランプ候補が民主党のクリントン候補を破って、次期米国大統領の座につくことになりました。過激な発言を繰り返すことから「暴言王」とも称されるトランプ氏ですが…

「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」なのか?

■「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」なのか? 新聞社の要職にある方が以前、「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」と力説していたのを覚えています。広報は、その会社のスポークスパーソンなわけですし、名門企業の優秀な広…

「あの平尾誠二さんが亡くなった!?」

■ 「あの平尾誠二さんが亡くなった!?」 日々過ごしていると、想定外のニュースに驚くことが少なくありません。最近の「トランプ勝利」はその最たる例ですが、個人的にはそれ以上ともいえるのがニュースが「平尾誠二さん死去」です。 平尾さんはラグビー界…

自分のキャリアは自分しか作れない

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」 ■自分のキャリアは自分しか作れない 去年から今年で仕事の環境が大きく変化しました。事業会社に10年ほど勤めた後に広報のコンサルティングを行ういわゆるPR会社に転身し、そこでも10年…

中国国内で「独身」の爆買いが炸裂する日

■中国では11月11日は「独身の日」 中国では11月11日を「独身の日」として、ここ何年かで急速に注目を集める日になりました。1並びだという割と単純な理由が「独身の日」の由来のようですが、中国のネット通販会社が年間で最大の商戦日に設定し、その盛り上げ…

広報担当者が意識しておくべき「時間」とは?

■新聞社と締め切り時間 インターネットを通じてニュースなどの情報が得やすくなりました。文章量の自由度が高く、何より時間の制約がありません。しかし、他の4マス媒体、つまり、テレビ、新聞、雑誌、ラジオには時間の制約があります。尺に収まるように編集…

初動の遅れがイメージダウンを増幅させる

■「非があるのか、それとも…」 自社に関わる事件や事故が発生した時の初動として、事実関係を内部で調べることが鉄則とされています。死傷者が出ているケースでは、その対処が優先されるものの、事実関係の把握は欠かせません。 事実関係で押さえるべきは、…

(悪気はなくても)答えに加えないほうがいいものもある

■「答えたくない質問」と「答えてはいけない質問」 広報担当者として仕事をしていると、記者の質問にもいろんなタイプがあることがわかります。例えば、「答えたくない質問」です。出来れば触れてほしくない自社の芳しくない部分、他社や特定の個人のネガテ…

あなたの会社はできますか?危機を危機として判断することが。

■謝罪会見をやるにあたってマスコミがまず注目すること 謝罪を伴うような記者会見では、事態の重大さをどれだけ会社側が理解し、記者が納得できるメンバーをスポークスパーソンとして人選したかが問われます。不始末を起こした側が思う以上にマスコミが重視…

プレゼンで「動画を見せられている感覚」になったことはありませんか?

■「1枚のスライドには、一つのメッセージを明確に残す」 業績や事業戦略の説明などで、企業の幹部がマスコミやアナリストの前で、パワーポイントを使って説明することがよくあります。そうした場に立ち会ったり、プレゼン資料を読んだりする機会がありますが…

緊急記者会見の司会は「サッカーのレフェリー」と心得よ

■緊急記者会見の司会は「サッカーのレフェリー」 事件、事故、不祥事といった謝罪を伴う緊急記者会見では、スポークスパーソンが重要な役割を担うのは言うまでもありませんが、司会の力量も重要です。通常、広報部門を司る責任者やそれに次ぐ立場の人間がそ…

お詫び会見でお辞儀にかける時間や角度のほかに気を付けたいこと

■お辞儀にかける時間 謝罪会見のトレーニングの現場で話題に上ることがあるのが、「お辞儀の時間と角度」です。スポークスパーソンがお辞儀を早々に切り上げて、頭をあげてしまうと、「誠意がこもっていない」と記者は感じるだろうし、カメラマンも最大のシ…

「送球に」検討します?

■「送球に検討します」 先日のブログに「早急」の正しい読み方は「さっきゅう」だと知ったことを書きましたが、長年の習慣は簡単に変わるはずもなく、「そうきゅう」をそのまま使っています。その結果、つい最近「早急に検討します」とすべきところを「『送…

スピーチライティングの6つのコツ

■スピーチの名手の陰には、名スピーチライターがいる 広報の仕事の中心は報道対応ですが、中には、社長のスピーチ原稿を書くという仕事を任されている人もいるでしょう。筆者も事業会社の広報担当者の頃、社長の年頭あいさつの草稿を行ったことがあります。 …

広告にしか目を向けていない人に「広報」のススメ

■広報と広告の違い 先日、商工会議所主催のセミナーに講師として登壇しました。改めて感じたのは、「広報」を正しく理解、認識している人が少ないということです。さすがに広告を知らない人はいませんが、広報というと、「何気なくしか知らない」(終了後の…

リリースの配信を地元自治体の広報課に相談するという手があった

■地元自治体の広報課に相談する 広報活動になれていない団体がプレスリリースを配りたいと考えた時に、どうすればいいでしょうか。営利色が強くなく、公共性が高ければ、検討に値する方法として、「地元自治体の広報課に相談する」ことがあります。 筆者自身…

プレスリリースも「複数の目で視点を何度も読み返す」ことが大事

■校閲記者とは? 記者というと反射的に、「取材をして記事を書く人」を思い浮かべます。その一方、何となくは知ってはいても、その存在を感じる機会が少ない「校閲記者」という人たちがいます。先日の朝日新聞の記事で、その人たちの仕事ぶりを初めて垣間見…

広報活動に数値目標は必要か

■広報担当者を悩ます永遠の課題 多くの広報担当者の頭を悩ませる課題として、「広報活動の効果測定が難しい」というものがあります。経済広報センターが3年ごとに行っている「企業広報活動に関する意識実態調査」の結果によると、アンケートに答えた企業の7…

10月5日に「広報力向上セミナー」を浦安商工会議所で行います

このたび、10月5日に「広報力向上セミナー」を浦安商工会議所で行います。このセミナーでは、「広報力のチカラで会社をパワーアップ。知らせるために知っておくべきこと」をテーマにネタ探しからマスコミへのアプローチ方法などを事例に基づいてわかりやすく…

全国の観光地のパンフレットが手に入る東京駅にほど近い場所

■全国の観光地のパンフレットが手に入る場所 観光地に出かけて欠かさないものにガイドブックや現地で手に入れるパンフレットがあります。全国の観光地のパンフレットが手に入る場所が都内にあります。JR東京駅、あるいは地下鉄日本橋駅から歩いて数分のとこ…

記事という成果が社内に好循環を生む

■記事という成果が生む好循環 これまで手付かずだった広報活動を強化したり、ゼロから広報体制を整備したり、しようとしたときに外部の専門家の協力を仰ぐケースが多いと思います。 広告が以前ほど通用しにくくなったことも、広報活動に力を入れざるを得ない…

「早急」、「三階」、「裏面」の読み方

■「早急」、「三階」、「裏面」の読み方 現役アナウンサーが書いた本に、視聴者からの指摘で「早急」の正しい読み方は「さっきゅう」だと知ったとありました。筆者も「そうきゅう」だと思っていましたが、正しくは「さっきゅう」だと。時代の流れに従って、…

「ご質問をお受けします」の後に続く沈黙の対処法

■セミナーで寝ている人 メディアの方による講演にこれまで数多く参加したことがあります。最近では、自治体や商工会議所が主催するセミナーにも参加することがあります。最近も出席者が10名ほどのセミナーに参加しました。テーマは筆者の仕事に直結しそうに…

告発状とプレスリリースに共通するもの

■不正発覚のきっかけ 記者がある疑惑を掴み、それを記事にしようと動き出すきっかけとして、「内部告発」があります。不正発覚で最も多いのがこれだといわれます。 yhkhashimoto.hatenablog.com クローズドな組織の中で、不正が続けられていることに疑問を感…

社内広報で伝えるべき二つのポイント

■二つに大別できる企業のコミュニケーション業務 企業のコミュニケーション業務は対象別に二つに分けることができます。社外を対象としたものと社内を対象としたものです。よく「風通しのいい会社(とか職場)」という表現がされますが、社内のコミュニケー…

トップが現場で、「聴く、話す、書く、読む」ことが不祥事撲滅の第一歩

■不祥事とトップの心がけ 昨年11月7日の日経電子版に「企業不祥事が起きる主な原因は?」という読者アンケートの結果に関する記事がありました。これによれば、不祥事が起きる原因のトップスリーは「経営トップの法令遵守意識の欠如」30%、「経営トップによ…

インタビューにおける会話の「先を読む」ことの重要性

■インタビューにおける広報担当者の役割 メディアによるインタビューが行われる場合、広報担当者(やこれに準じる人)が立ち会うことが原則です。この際、記者の質問の要旨と応対者の回答内容を書き留めておきます。記事がなったときに、その内容との齟齬が…

受け身な情報収集が真の情報収集につながることもある

■新聞を読む理由 財団法人新聞通信調査会が2015年10月に発表した調査結果によれば、「新聞を読まない理由」のトップスリーは、「テレビやインターネットなど他の情報(源)で十分だから」、「新聞を取っていない」、「新聞は高い・お金がかかる」です。どれも…

短期的な成果に踊らされない広報活動のすゝめ

■クライアントとメディアの間の「潤滑油」 広報活動をクライアントになり替わって行う会社を、PR会社とかPR代理店といいます。広報の重要性が徐々に高まってきた1960~70年代に日本でこうした会社が誕生しました。その役割や業務内容は、時とともに多少変わ…