広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

広報・メディア

謝罪会見での初歩的なミス

■謝罪会見での初歩的なミス 通常、記者会見を開くときは周到な準備をして臨みますが、まれにそうでないこともあります。そうした事例を見聞きする機会がありました。事故の詳細はここでは述べませんが、多くの人に印象に残っているはずです。 ある重大事故が…

ドラム缶1本分の原油流出で記者会見をする会社と2000万本分でもしない会社

■「あのブランドの失敗に学べ」 「あのブランドの失敗に学べ」(2005年)を読みました。「ブランドの失敗はある業種に特定されるものではない。コカ・コーラやマクドナルドなどのグローバルな大企業でも、ほとんどマーケティング経験のない中小企業と同様に…

「トランプ勝利」に改めて感じる「KISSの原則」

■ブッシュ氏の次に低いというトランプ氏の英語レベル 大方の予想をくつがえして、共和党のトランプ候補が民主党のクリントン候補を破って、次期米国大統領の座につくことになりました。過激な発言を繰り返すことから「暴言王」とも称されるトランプ氏ですが…

「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」なのか?

■「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」なのか? 新聞社の要職にある方が以前、「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」と力説していたのを覚えています。広報は、その会社のスポークスパーソンなわけですし、名門企業の優秀な広…

「あの平尾誠二さんが亡くなった!?」

■ 「あの平尾誠二さんが亡くなった!?」 日々過ごしていると、想定外のニュースに驚くことが少なくありません。最近の「トランプ勝利」はその最たる例ですが、個人的にはそれ以上ともいえるのがニュースが「平尾誠二さん死去」です。 平尾さんはラグビー界…

自分のキャリアは自分しか作れない

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」 ■自分のキャリアは自分しか作れない 去年から今年で仕事の環境が大きく変化しました。事業会社に10年ほど勤めた後に広報のコンサルティングを行ういわゆるPR会社に転身し、そこでも10年…

中国国内で「独身」の爆買いが炸裂する日

■中国では11月11日は「独身の日」 中国では11月11日を「独身の日」として、ここ何年かで急速に注目を集める日になりました。1並びだという割と単純な理由が「独身の日」の由来のようですが、中国のネット通販会社が年間で最大の商戦日に設定し、その盛り上げ…

広報担当者が意識しておくべき「時間」とは?

■新聞社と締め切り時間 インターネットを通じてニュースなどの情報が得やすくなりました。文章量の自由度が高く、何より時間の制約がありません。しかし、他の4マス媒体、つまり、テレビ、新聞、雑誌、ラジオには時間の制約があります。尺に収まるように編集…

初動の遅れがイメージダウンを増幅させる

■「非があるのか、それとも…」 自社に関わる事件や事故が発生した時の初動として、事実関係を内部で調べることが鉄則とされています。死傷者が出ているケースでは、その対処が優先されるものの、事実関係の把握は欠かせません。 事実関係で押さえるべきは、…

(悪気はなくても)答えに加えないほうがいいものもある

■「答えたくない質問」と「答えてはいけない質問」 広報担当者として仕事をしていると、記者の質問にもいろんなタイプがあることがわかります。例えば、「答えたくない質問」です。出来れば触れてほしくない自社の芳しくない部分、他社や特定の個人のネガテ…

あなたの会社はできますか?危機を危機として判断することが。

■謝罪会見をやるにあたってマスコミがまず注目すること 謝罪を伴うような記者会見では、事態の重大さをどれだけ会社側が理解し、記者が納得できるメンバーをスポークスパーソンとして人選したかが問われます。不始末を起こした側が思う以上にマスコミが重視…

プレゼンで「動画を見せられている感覚」になったことはありませんか?

■「1枚のスライドには、一つのメッセージを明確に残す」 業績や事業戦略の説明などで、企業の幹部がマスコミやアナリストの前で、パワーポイントを使って説明することがよくあります。そうした場に立ち会ったり、プレゼン資料を読んだりする機会がありますが…

緊急記者会見の司会は「サッカーのレフェリー」と心得よ

■緊急記者会見の司会は「サッカーのレフェリー」 事件、事故、不祥事といった謝罪を伴う緊急記者会見では、スポークスパーソンが重要な役割を担うのは言うまでもありませんが、司会の力量も重要です。通常、広報部門を司る責任者やそれに次ぐ立場の人間がそ…

お詫び会見でお辞儀にかける時間や角度のほかに気を付けたいこと

■お辞儀にかける時間 謝罪会見のトレーニングの現場で話題に上ることがあるのが、「お辞儀の時間と角度」です。スポークスパーソンがお辞儀を早々に切り上げて、頭をあげてしまうと、「誠意がこもっていない」と記者は感じるだろうし、カメラマンも最大のシ…

「送球に」検討します?

■「送球に検討します」 先日のブログに「早急」の正しい読み方は「さっきゅう」だと知ったことを書きましたが、長年の習慣は簡単に変わるはずもなく、「そうきゅう」をそのまま使っています。その結果、つい最近「早急に検討します」とすべきところを「『送…

スピーチライティングの6つのコツ

■スピーチの名手の陰には、名スピーチライターがいる 広報の仕事の中心は報道対応ですが、中には、社長のスピーチ原稿を書くという仕事を任されている人もいるでしょう。筆者も事業会社の広報担当者の頃、社長の年頭あいさつの草稿を行ったことがあります。 …

広告にしか目を向けていない人に「広報」のススメ

■広報と広告の違い 先日、商工会議所主催のセミナーに講師として登壇しました。改めて感じたのは、「広報」を正しく理解、認識している人が少ないということです。さすがに広告を知らない人はいませんが、広報というと、「何気なくしか知らない」(終了後の…

リリースの配信を地元自治体の広報課に相談するという手があった

■地元自治体の広報課に相談する 広報活動になれていない団体がプレスリリースを配りたいと考えた時に、どうすればいいでしょうか。営利色が強くなく、公共性が高ければ、検討に値する方法として、「地元自治体の広報課に相談する」ことがあります。 筆者自身…

プレスリリースも「複数の目で視点を何度も読み返す」ことが大事

■校閲記者とは? 記者というと反射的に、「取材をして記事を書く人」を思い浮かべます。その一方、何となくは知ってはいても、その存在を感じる機会が少ない「校閲記者」という人たちがいます。先日の朝日新聞の記事で、その人たちの仕事ぶりを初めて垣間見…

広報活動に数値目標は必要か

■広報担当者を悩ます永遠の課題 多くの広報担当者の頭を悩ませる課題として、「広報活動の効果測定が難しい」というものがあります。経済広報センターが3年ごとに行っている「企業広報活動に関する意識実態調査」の結果によると、アンケートに答えた企業の7…

10月5日に「広報力向上セミナー」を浦安商工会議所で行います

このたび、10月5日に「広報力向上セミナー」を浦安商工会議所で行います。このセミナーでは、「広報力のチカラで会社をパワーアップ。知らせるために知っておくべきこと」をテーマにネタ探しからマスコミへのアプローチ方法などを事例に基づいてわかりやすく…

全国の観光地のパンフレットが手に入る東京駅にほど近い場所

■全国の観光地のパンフレットが手に入る場所 観光地に出かけて欠かさないものにガイドブックや現地で手に入れるパンフレットがあります。全国の観光地のパンフレットが手に入る場所が都内にあります。JR東京駅、あるいは地下鉄日本橋駅から歩いて数分のとこ…

記事という成果が社内に好循環を生む

■記事という成果が生む好循環 これまで手付かずだった広報活動を強化したり、ゼロから広報体制を整備したり、しようとしたときに外部の専門家の協力を仰ぐケースが多いと思います。 広告が以前ほど通用しにくくなったことも、広報活動に力を入れざるを得ない…

「早急」、「三階」、「裏面」の読み方

■「早急」、「三階」、「裏面」の読み方 現役アナウンサーが書いた本に、視聴者からの指摘で「早急」の正しい読み方は「さっきゅう」だと知ったとありました。筆者も「そうきゅう」だと思っていましたが、正しくは「さっきゅう」だと。時代の流れに従って、…

「ご質問をお受けします」の後に続く沈黙の対処法

■セミナーで寝ている人 メディアの方による講演にこれまで数多く参加したことがあります。最近では、自治体や商工会議所が主催するセミナーにも参加することがあります。最近も出席者が10名ほどのセミナーに参加しました。テーマは筆者の仕事に直結しそうに…

告発状とプレスリリースに共通するもの

■不正発覚のきっかけ 記者がある疑惑を掴み、それを記事にしようと動き出すきっかけとして、「内部告発」があります。不正発覚で最も多いのがこれだといわれます。 yhkhashimoto.hatenablog.com クローズドな組織の中で、不正が続けられていることに疑問を感…

社内広報で伝えるべき二つのポイント

■二つに大別できる企業のコミュニケーション業務 企業のコミュニケーション業務は対象別に二つに分けることができます。社外を対象としたものと社内を対象としたものです。よく「風通しのいい会社(とか職場)」という表現がされますが、社内のコミュニケー…

トップが現場で、「聴く、話す、書く、読む」ことが不祥事撲滅の第一歩

■不祥事とトップの心がけ 昨年11月7日の日経電子版に「企業不祥事が起きる主な原因は?」という読者アンケートの結果に関する記事がありました。これによれば、不祥事が起きる原因のトップスリーは「経営トップの法令遵守意識の欠如」30%、「経営トップによ…

インタビューにおける会話の「先を読む」ことの重要性

■インタビューにおける広報担当者の役割 メディアによるインタビューが行われる場合、広報担当者(やこれに準じる人)が立ち会うことが原則です。この際、記者の質問の要旨と応対者の回答内容を書き留めておきます。記事がなったときに、その内容との齟齬が…

受け身な情報収集が真の情報収集につながることもある

■新聞を読む理由 財団法人新聞通信調査会が2015年10月に発表した調査結果によれば、「新聞を読まない理由」のトップスリーは、「テレビやインターネットなど他の情報(源)で十分だから」、「新聞を取っていない」、「新聞は高い・お金がかかる」です。どれも…