広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

広報・メディア

プレスリリースを推敲するときに覚えておきたい二つのこと

■プレスリリース作成で大事な推敲という作業 プレスリリースを書くときに大事なことの一つに、文章を何度も見直して推敲することがあります。プレスリリースは会社の公式文書です。ホームページにも掲載されます。時を経ても、掲載されることが通例なので、…

第三者的な視点で外の空気を中に伝え、時には、耳の痛いことも伝えなければいけない

■社会的な影響が軽微な事件・事故の場合のマスコミ対応 社会的な影響が軽微な事件・事故だと社内で判断された場合、マスコミへの情報発信はどうすべきでしょうか。「コンプライアンスも大事だけど」とか、「話をおおごとにしたくない」という判断は理解でき…

注目度の高い新聞の人物紹介コラム

■新聞の人物紹介コラム 新聞には人物紹介の記事がつきものです。朝日なら「ひと」、読売は「顔」、産経「きょうの人」などが、それにあたります。人物に焦点をあてたコラムは注目度も高く、読むことを日課にしている筆者のような読者も多いと思います。 取り…

新聞の見出しやリリースのタイトルに必要なのは「寸鉄人を刺す」

■見出しを読むだけで記事の中身がわかる 新聞を読む習慣がある人、あるいはニュースサイトを閲覧する人でも、「見出し」がその記事を読む上での判断ポイントになります。見出しが気になれば、「どれどれ、どんな内容なの?」と。 うまくできたもので、見出し…

すっぽかされないためにはリマインドするしかない

■メディアから取材申し込みを受けたらどうすればよいか 広報にとって、切っても切れない業務の一つにインタビューのセッティングがあります。社長を始めとした、マスコミにとっての取材対象との面談を設営し、これを円滑に実施することです。 メディアからの…

記者会見での不用意な発言を避けるために大切な二つのこと

■社会部の組織 例えば工場火災のような事故が起きたら、地元の警察や消防に続いて、マスコミが駆けつけます。この多くは社会部に属している記者たちです。社会部の記者は事件、事故をメインに扱う部署だからです。 社会部での記者経験の長い、共同通信の方に…

記者は主観的でよいが、広報が主観的ではダメです

■記者は主観的でよいが、広報は主観的ではダメ 全国紙では定期的なローテーションがあるので、早ければ半年ほどで担当記者が変わることも稀なことではありません。そのたびに広報担当者も新たな担当記者との信頼関係を一から作っていくことになります。 広報…

公平な対応が記者の信頼を生む

■公平な対応が信頼を生む 取材などの扱いで他社と差をつけることを記者は忌み嫌います。広報担当者と接点の多いのは新聞や雑誌、そしてウェブ媒体ですが、あからさまに対応に差をつけると手痛いしっぺ返しを食らうことになります。 企業の担当記者が他紙を読…

小規模事業者持続化補助金を広報活動に活かそう

■広告に比べて認知度の低い広報 製造業を営む零細企業の経営者と話す機会がありました。先代から引き継いで、その会社を半世紀近く守ってきましたが、「取引先との関係は良好だが、コスト削減の要求も厳しく、利益率も低いのが悩み」と漏らしていました。 小…

なぜラーメン店はテレビで取り上げられやすいのか?

■テレビはハードルが高い? テレビ局の関係者が常に意識していることに視聴率があります。テレビ局もキー局、準キー局、地方系列局、独立UHF局と様々ですが、東京にある主要放送局であるキー局や、大阪に本社を置く準キー局では、それ以外のテレビ局に比べて…

ソーシャルメディアと「(自称)影響力のある第三者」

■影響力のある第三者? ソーシャルメディアを活用したマーケティングは、その大小を問わず多くの企業で導入されており、成功事例も見聞きします。その中で、“影響力のある第三者”がその企業についての投稿を行うことで、認知度向上を図っていく手法がありま…

タレントの知名度を借りずに記者発表会の集客を高めることはどこまで可能か?

■「新商品発表会にどのくらいメディアが来てくれるか?」 新製品発表会というと、有名ホテルの会場を借り、有名トレントを呼んで盛大に行うものから、こじんまり行うものまで様々。会社の知名度や業種、そして商品の話題性などに応じて、かけられる予算も違…

プレゼンに欠かせないBIGPRとは?

■プレゼンに欠かせないBIGPR プレゼンなどで、30秒で聞き手の関心をつかみ、聞き手を自分の話に集中させることができるスキルのことを、「BIGPR」として紹介している本を読みました。「チームを動かすファシリテーションのドリル」(2016年)です。 これによ…

プレスリリースは「タイトルやリードはできるだけ簡潔に」すべきなのか

■2016年上期の日経MJヒット商品番付(上記の表は日経電子版より転載) 2016年上期の日経MJヒット商品番付をまとめた結果が、日経電子版に先月(6月7日)出ていました。この中で特定の商品は上記画像にあるように3つ。「新型プリウス」、「カップヌードル…

実名報道に関して広報担当者が留意しておくべきこと

■日本人が犠牲になったダッカでのテロ事件と実名報道 7月1日深夜にバングラデシュ・ダッカの襲撃テロが発生し、日本人7名の尊い命が断たれました。日本政府は翌2日の会見で、「家族の了解をいただいていない」として、氏名の公表を見送りました。 それに同調…

広報も時には「果報は寝て待て」

■取材のフックがない時は? 「良質なメディアに前向きな記事を掲載されたい」という想いは多くの経営者に共通することです。先日もそうした相談を受けました。企業や団体とメディアの間を仲介し、掲載へのつなげていくことを生業としているので、その意味で…

顧客に提供できる価値の創造なくして広報なし

■北千住の人気居酒屋を紹介した日経MJの記事 日経MJの6月24日付の「うまい飲食ビズ」というコラムで、東京下町の北千住にある炉端焼きがウリの人気居酒屋にスポットをあて、その人気の秘密を解説しています。 丸の内や赤坂といったビジネス街からは離れた場…

グローバルニッチトップ企業でも感じているかもしれない情報発信力という課題

■日本のグローバルニッチトップ企業 経済産業省が2年前に、グローバル展開に優秀と認められる実績がある企業を「グローバルニッチトップ企業」として表彰し、その「100選」を選定したことを先日初めて聞きました。 グローバルニッチトップ企業100選(GN…

新聞の中で最もよく読まれるのは社会面でもテレビ欄でもないらしい

■多種多様な情報を知ることができるメディア 財団法人新聞通信調査会が昨年10月に発表した「2015年メディアに関する世論調査結果」の中に、「新聞についてどう思う?」というものがありました。 新聞に対する肯定層(「そう思う」+「どちらかといえばそう思…

お辞儀はほどほどに長く、経営に関わるリスクのトップへの報告はできるだけ早く

■どの会社にもリスクが降りかかる可能性はある 企業の不祥事や事故などが後を絶ちませんが、同じような事態に巻き込まれる可能性はどの会社にもあります。従い、日ごろからの備えや未然の防止策を抜かりなく行っておかなければなりません。 yhkhashimoto.hat…

「広報とは営業である」と感じた一冊の本

■広報とは営業である 「なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?」(2013年)によれば、セールスの「イロハのイ」は、「顧客の要求を知り、その欲求を満たすような商品を届けること」だとあります。これを読んで、感じたことがあります…

新商品をお披露目だけで終わらせない

■新商品の発表だけで終わらせるのはもったいない 「ネタがない…」と嘆く場面が広報担当者なら少なからずあるのではないでしょうか。ニュースは文字通り“新しい”情報のことですが、世の中には知られていない情報もここに含まれます。 North、East、West、Sout…

他社より優れた分野を三つに絞り込み、その三つの強みを繰り返し訴える

■四本の脚で支えられたマーケティング 「マーケティング」とは「売れる仕組みづくり」を指します。以前受けた講座でも、「企業や個人が営む事業の目的を達成するためには、顧客に提供できる価値を創造し続け、しかもその価値をできるだけ広く伝えなければな…

ウェブサイトにおける企業と生活者の間のギャップに関する調査結果

■動画コンテンツに対して企業と生活者の間にギャップがある 企業の認知度やブランド力の向上のために、今やウェブサイトは欠かせない存在。コンテンツにも工夫を凝らして、魅力的な企業としてのイメージを醸成しようと多くの会社が工夫を凝らしています。 そ…

「モノ離れ」の若者の関心が向かった先は、90年代の若者の関心と同じだった?

■「モノ離れ」の若者が向かった先は90年代の若者と同じ? 時間があると日経MJをまとめて図書館で読むことがあります。普段新聞を読まない人でも流行や情報に敏感な人にはおススメだし、気づきも多い。B2Cに寄っているのが人によっては物足りないかもしれませ…

各社で微妙に異なるオバマ大統領の広島演説の日本語訳

■オバマ大統領の広島演説の日本語訳 新聞の読み比べをして、かつそれぞれを丁寧に熟読しないと気がつかないことがあります。それを先日の朝日新聞6月24日付「池上彰の新聞ななめ読み」で教えられました。5月末に来日したオバマ大統領の広島演説を取り上げた…

広報活動は大企業じゃなきゃできないという大きな誤解

■広報活動は大企業じゃなきゃできないのか? 最近初めてお会いしたとある業界の役員の方が、広報活動について「大企業じゃなきゃできないこと。中小企業だとなかなかそこまではリソースを割けないのでは」と懐疑的な意見を吐露。確かに一面ではそうかもしれ…

紙の新聞は70代と「心中」してしまうのか?

■70代と心中する「紙」の新聞? 以前、NHK放送文化研究所が5年ごとに行う、「2015年国民生活時間調査」をブログで取り上げました。各年代とも新聞の行為者率(1日の中で15分以上見ている人の率)が減少していると。 yhkhashimoto.hatenablog.com 情報誌「FAC…

ランキング企画が兼ね備える「新しい何か」と「(ちょっとした)サプライズ」

■外国人が選ぶ「クールジャパン」 1位100円ショップ、2位こたつ、3位カラオケ、4位町工場の職人、5位自動販売機。一見すると何の順位なのかわかりませんが、これは外国人が日本でかっこいいと思うものを毎回取り上げるNHKBS1の「クールジャパン」で紹介され…

ネット炎上と渋谷のスクランブル交差点の意外な関係

■“炎上”と渋谷のスクランブル交差点の関係 「ネットにモノを書くことは、渋谷の交差点で、ボードを掲げて立っているのと同じ」だと、朝日新聞の6月23日付の「ネット炎上、招かぬ極意 その投稿、玄関先に貼れる?」にありました。 www.asahi.com 渋谷のスクラ…

「愛される商品であり続けるには、愛される会社であり続けなければならない」ことを具現化している会社

■「コーポレートPR」と「マーケティングPR」という区別 広報活動を、企業と商品やサービスに分けて、「コーポレートPR」と「マーケティングPR」という区別をすることがあります。筆者がメーカーで広報担当者をしていた頃は、前者しか頭になく、そうした区別…

プレスリリースの作成スキルより高めなければいけないもの

■プレスリリースの作成にかかる手間 プレスリリースを作成するのに、通常どのくらいの期間がかかるでしょうか。発表内容によっても違いますが、筆者の経験でいえば、例えば新商品なら発表日の2~3週間前から準備を進めることが多かった。発表会付きならもっ…

謝罪会見で辞任が回避出来たかもしれない「たられば」を考えてみた

■舛添東京都知事の辞任 6月21日、つまり今日ですが舛添要一東京都知事が正式に辞職します。「都知事の椅子」にしがみついていたかに見えましたが、「万策尽きた」と感じたのか、最後はあっさりと会見も開かずにその座を放り投げました。 yhkhashimoto.hatena…

「入門書」をどのように選ぶべきか?

■「入門書」のすゝめ 新しい仕事や勉強に取り組むとき、新しいチャレンジを始めようとするとき、あるいは何かの環境変化が自分や周りに迫っているときに、入門書や手引書はかなり役に立ちます。人によっては、こうした知識をインターネットから得ることも多…

雑誌の図書館「大宅文庫」に行ってみよう

■「大宅文庫」を知っていますか? 立花隆が書いた「『知』のソフトウェア」(1984年)を読み返していたら、雑誌の図書館「大宅(壮一)文庫」について書かれていました。生前の遺志で評論家の大宅壮一氏が集めた膨大な雑誌を元にして、亡くなった翌年の1971…

他紙から3日遅れた「ふなっしー」の記事で改めて感じた新聞チェックの”漏れ落ち”の可能性

■「新聞一部の情報量は、中世の人の一生分に相当する」 アメリカの建築家でグラフィック・デザイナー、TEDの創設にもかかわったリチャード・ソール・ワーマンの著書によれば、「毎週発行されている一冊の『ニューヨーク・タイムズ』には、17世紀の英国を生き…

日本最大の記者クラブ「国会記者会館」

■日本最大の人数を誇る記者クラブ「国会記者会館」 日本の中枢といえば東京ですが、中でも官庁が集まる霞が関、そして、そこから目と鼻の先にある永田町はその筆頭です。官庁の中にはそれぞれ記者クラブがあり、民間企業も情報発信に利用することができます…

同じ日に行われた対照的な謝罪会見

■「真摯な姿勢」が感じられない謝罪会見 不祥事やスキャンダルの発覚で記者会見を開く事例が後を絶ちません。特に舛添都知事は連日記者会見で、噴出する公私混同問題に対する釈明に追われています。同氏の会見をテレビや新聞で見聞きすると、会見のたびに謝…

同じ「評定」でも小田原と小山ではずいぶん違う結果になりました

■評定と会議の違い 「経験上、週明け早々の定例会議の多くは、長くて眠くて成果に乏しい」。5月30日の朝日新聞「天声人語」の冒頭からの引用です。筆者に限らず多くの人が同様に感じた経験があるのではないでしょうか。 digital.asahi.com 「天声人語」によ…

「首相動静」の時間が分単位でそろっている理由

■首相の一日の動向がわかる記事 どの新聞にも必ず毎日載っているものの一つに、前日の総理大臣の動きを時系列にまとめたものがあります。例えば、朝日新聞では「首相動静」、産経新聞の「安倍日誌」、東京新聞の「首相の一日」のように。 6月7日の午前を例に…

「ベゾス効果」で利用者が増えたワシントン・ポスト

■「ベゾス効果」で利用者が増えたワシントン・ポスト 1877年創刊のワシントン・ポストが利用者を伸ばしているそうです。6月4日の朝日新聞の第三社会面の「メディアタイムズ」の記事で知りました。かつてのウォーターゲート事件のスクープなど、政治ニュース…

「会社案内」と「ファクトブック」のいいとこ取りした「プレスキット」

■「会社案内」、「ファクトブック」、そして「プレスキット」 広報活動において、プレスリリースはおなじみでも、「プレスキット」は案外知られていない地味な存在です。大きな会社なら「会社案内」や「ファクトブック」があり、わざわざ作る必要のないもの…

「『JK広報室』に不快感」という主張に違和感

■「JK広報室」に不快感という主張 「JK広報室」という名称に対して、その撤回を女性20人が申し入れた、という記事を読みました。「JK広報室」とは、愛知県豊橋市が市制110周年記念事業の広報活動の強化を目的に、5月末に募集を始めた女子高生による市民のた…

二本の「ソーセージ」の記事で感じた広報活動の原点

■二本の「ソーセージ」記事 5月29日の朝日新聞の地方版(ちば首都圏)に「ソーセージ」の話題が二本載っていました。一つは富津市の「マザー牧場」内に「手作りハム・ソーセージ工房」が3月に完成し、その工房の責任者にスポットをあてた記事です。 www.asah…

テレビのネタのヒントに大いに活用されている媒体とは?

■ネタを取るのは簡単ではない 記者はいわゆる「独自ネタ」、つまり自社を含めてどこも取り上げていないニュースが大好物です。しかし、いくら大好物でもそうたやすく入手できるものではありません。先日のブログでも紹介したように、情報発信側からの「発表…

今から10年後も「名刺」があって、名刺交換していると思いますか?

■スモールビジネスと広報 スモールビジネスや中小企業にとって、大企業のようにインパクトのあるCMによって、不特定多数の関心を得ることは難しいもの。少ない予算で、すこしでも認知度を高め好印象を築くためには、使える手段は何でも使わなければなりませ…

アメリカでよく売れている二つの雑誌

■インテリア用品として売れている「ナショナルジオグラフィック」 アメリカと日本の書籍・雑誌文化の違いについて、アメリカで最も売れている雑誌の一つ「ナショナルジオグラフィック」を例に面白い記述がありました。「出版・新聞絶望未来」(2012年)とい…

「視聴率1%は100万人ではなく18万世帯」が正しい

■「視聴率1%は18万世帯」が正しい 地震や台風のような災害、日本選手が出場するオリンピックやサッカーW杯といった注目イベント。こうしたテレビ番組は多くの視聴者の関心が集まるので、視聴率も当然高くなる。 このほか、3年前の「半沢直樹」が40%を超え…

聞いたことのないマスコミからの取材依頼への対処法

■聞いたことのないマスコミからの取材依頼があったら 顔なじみの記者からの取材依頼なら、人となりもわかっているし、関心のポイントも想像がつきます。なので、重要な発表を予定しているとか、後ろ暗いことがない限り、スケジュールに折り合いがつく限り、…

「常に簡潔にせよ」という「KISSの原則」と米大統領選挙

■「KISSの原則」とは? 最近「KISSの原則」というのを知りました。念のため断っておきますが、コミュニケーションの原則ではあっても、いわゆるロマンチックな方の話ではありません。 KISSとは”Keep it simple, stupid”あるいは”Keep it short and simple”の…