広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

通訳案内士

復興応援三陸ひとり旅(その③ 奇跡の一本松 完結編)

奇跡の一本松と陸前高田ユースホステル ■岩手県最大の被災地 最終日に、大船渡からJRのBRT(バス高速輸送システム)に30分ほど乗って「奇跡の一本松」で下車しました。一部区間では、線路を撤去してかさ上げされた専用道を走ります。専用道は単線となっ…

復興応援三陸ひとり旅(その② 釜石・大船渡編)

大船渡湾の朝焼け ■近代製鉄発祥の地 二日目は宮古から釜石に向かいました。三陸鉄道は元々、南リアス線(盛~釜石)と北リアス線(宮古~久慈)に分かれていましたが、この3月に、不通が震災以降続いていた宮古から釜石の区間をJRから移管されて開通しまし…

復興応援三陸ひとり旅(その① 宮古編)

浄土ヶ浜 ■三陸の「オアシス」 二泊三日で三陸海岸をめぐる旅に出かけました。東日本大震災以降、仙台には二度来ましたが、それ以外の太平洋沿岸部をこれまで訪れる機会がありませんでした。震災があってから、行きたい気持ちをずっと持っていましたが、図書…

通訳案内士試験の大幅難化がもたらす弊害

■「『全国』通訳案内士」とは 有料で通訳案内業務を提供するのに、本年1月から資格が不要になりました。増加を続ける訪日外国人観光客の受け入れ環境の整備を図る一環とされています。「そもそも資格なんか必要だったの?」と思う人が多いでしょうが。 その…

通訳案内士試験の合格を目指す人たちへ

12月25日のクリスマスに「通訳案内士」の合格発表がネットを通じて行われました。受かると思ってませんでしたが、土俵際で持ちこたえたようで、受験番号がありました。外国からの観光客が年間2000万人を超え、2020年の東京オリンピックを控えて、今後通訳案…

通訳案内士にどうやらなれたようです

更新が滞っていました。その理由の一つが通訳案内士試験対策でしたが、先日合格発表がネットでありました。 ■受験のきっかけ 2009年に両親と北京と西安に行く機会を得て、そこで日本語の堪能なガイドに出会ったこと、そして新聞でセカンドキャリアとして「通…

通訳案内士試験に再チャレンジ(一般常識)しました

■一般常識に再チャレンジ 昨年、通訳案内士の試験に初めてチャレンジをしました。英語がTOEICの点数によってギリギリ免除だったので、日本歴史、日本地理、そして一般常識の三科目の受験でした。結果は、歴史と地理はパスしましたが、一般常識が不合格でした…

英語力の維持におススメの方法

■英語力の重要性を改めて感じる とある業界の大掛かりな会議を聴講する機会がありました。アメリカで開かれたものです。とにかく会場の冷房が効きすぎでした。我々日本人の中には、ダウンジャケットを上着の上から羽織っている人すらいましたが、向こうの人…

国立公園に訪れた外国人の数

■外国人に人気の高いのは富士箱根伊豆国立公園 2月8日の朝日新聞に「国立公園訪れた外国人 500万人超」という記事がありました。訪日外国人は増加の一途を辿り、2016年は前の年に比べて2割以上増えて、2403万人でしたが、5人に1人は国立公園に訪れている計算…

「emoji」が世界共通語だと知る

■2015年の「今年の単語」 朝日新聞の1月17日のオピニオン面に「ネット点描」というコラムが定期的に掲載されていますが、この日は「emoji」を取り上げていました。emojiという単語に一瞬「?」となりますが、何のことはなく、「絵文字」のことです。 コラム…

自分のキャリアは自分しか作れない

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」 ■自分のキャリアは自分しか作れない 去年から今年で仕事の環境が大きく変化しました。事業会社に10年ほど勤めた後に広報のコンサルティングを行ういわゆるPR会社に転身し、そこでも10年…

「通訳ガイド、無資格でOK」になるのか?

■「通訳ガイド、無資格でOK」になるの? 来年度の通訳案内士試験の制度改革が噂される中、10月26日付の日経産業新聞に、「通訳ガイド、無資格でOK」とする記事が掲載されました。観光庁が設けた有識者検討会のメンバーでもある大学関係者への一問一答形…

全国の観光地のパンフレットが手に入る東京駅にほど近い場所

■全国の観光地のパンフレットが手に入る場所 観光地に出かけて欠かさないものにガイドブックや現地で手に入れるパンフレットがあります。全国の観光地のパンフレットが手に入る場所が都内にあります。JR東京駅、あるいは地下鉄日本橋駅から歩いて数分のとこ…

初めての通訳案内士試験の雑感(下)

■高をくくってしまった一般常識 知識がほとんどないところからだった日本地理と日本歴史に比べ、一般常識は高をくくっていました。試験のガイドラインにも、「筆記試験時に最新の『観光白書』や新聞(一般紙)に掲載された時事問題をベースに出題する」とあ…

初めての通訳案内士試験の雑感(上)

■会場で気になったこと 午前に実施された英語の筆記は、TOEICによって免除だったので、午後からの日本語3科目の受験となりました。日本地理、日本歴史、一般常識の順番で試験時間は40分です。都内にある大手私大が会場でした。地方では会場不足で、泊りがけ…

通訳案内士試験にチャレンジしました

■通訳案内士試験にチャレンジ 通訳案内士(通訳ガイド)の試験を8月21日に初めて受けました。興味を持ったきっかけは5年ほど前の新聞記事です。英語などの外国語を使って、有料で外国人観光客にガイドをするための国家資格ですが、お金を取ってガイドするの…

ニッポンのお祭りとインバウンド消費の新たな関係

■外国人観光客の姿が増えた「日本のお祭り」 訪日外国人の増加の影響もあるのか、お祭りで外国人観光客の姿を見かけることが珍しくなくなりました。6月に行われた4年に一度のお祭りである「浦安三社祭」でもそうでしたが、5月にあった三社祭の本家、浅草神社…

有名無実化しそうな「通訳案内士」

■赤坂迎賓館や京都迎賓館などが通年で一般公開 今年の4月に赤坂の迎賓館が国賓・公賓の宿泊やおもてなしなどに支障のない限り、通年で一般公開され、人気になっているという記事を以前読みました。国交省の資料によれば、前庭については、人数制限のない自由…

『純米大吟醸酒』スペックで醸造する自家製どぶろくの味

■自家製どぶろくを提供するお店 「どぶろく」を提供する居酒屋に初めて行く機会を得ました。都内ではここだけという、どぶろくの醸造用タンク2台を店内の一角に併設するお店です。どぶろく以外にも全国の地酒が50種類ほど置いています。JR神田駅や東京メトロ…

買い物する場所にもお国柄が表れる

今週のお題「ゴールデンウィーク2016」 ■日本に対する好感度の高い国 新聞通信調査会が、4月16日に「対日メディア世論調査」の結果を発表しました。朝日新聞の記事で知りました。米中韓英仏タイの6か国で行ったものです。日本に対する好感度は高い順にタイ(…

相手が観光客であっても特派員であっても、その関心に即した情報提供が必要

■国によって違う日本への関心テーマ 「通訳ガイドというお仕事」(2016年)という本は、通訳案内士(通訳ガイド)を目指す人にとっては得るものが多い本です。ただ、本の著者のように、よほど熱心に取り組まないと、「足裏の米粒」のように「取ったはいいけ…

外国人に人気とされる宇都宮市内の居酒屋からインバウンドを考える

■サルが接客をする居酒屋 栃木県といえば、世界遺産の「日光東照宮」。都心からもそう遠くないし、少し足をのばせば、華厳の滝や中禅寺湖、そして鬼怒川温泉などもあって海外の観光客にも人気があります。人気の中心は日光市で宇都宮市あたりは素通りされる…

安全で、秩序が保たれ、未来を予感させる。そんな日本が凝縮された場所とは?

■ニュースはないけど続けて記事になった「渋谷のスクランブル交差点」 朝日新聞で3月5日付(土曜版be)と8日付「ニュースQ3」で渋谷のスクランブル交差点が相次いで取り上げられていました。全く別の記者による同じテーマの記事が、ニュースでもないのに続く…