広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

大事なのは誠実な対応

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 経済広報センターが行った調査によれば、広報部門の予算は減少を余儀なくされる会社が増える一方、広報活動の対象領域の拡大から、その業務量は増大し、また人員も増加傾向にあります。

 

 広報部門の役割が報道機関への対応だけでなく、会社全体のコミュニケーション戦略全てに関わることが求められている中で、部門を預かる責任者にとって、自らが策定した広報戦略や目標を実現するための担当者の指導育成は大きな課題と言えるでしょう。


 ステークホルダーとの良好な関係を構築するには双方向のコミュニケーションが重要です。つまり、「経営方針や企業理念そして事業活動の内容などを正確に伝え、理解と共感を得る」ことと、「社会の声に耳を傾け、その見方や期待を把握し、自分の会社にフィードバックする」ことです。

 

 広報活動の原点であることを広報担当者は理解しつつ、心がけるべき2つの事があります。

 

1.誠実であれ
 「広報担当者に求められる資質」についてメディアに尋ねると、多くの方が「誠実な対応を通じて(メディアと)信頼関係が構築できること」と答えます。広報担当者の個性や持ち味はそれぞれ異なりますが、記者との関係は結局のところ、人と人との付き合いの上に成り立つということを踏まえれば、何はともあれ誠実な対応を心がけるように指導することが肝要だと思います。

 

2.新聞を読む習慣を
 自社や業界に関する情報や知識を蓄え、これを平易にかつ熱意を持って説明できるスキルを磨くことは当然として、メディア、そして社会の関心が今どこにあるのかということを常に自問自答するように仕向けることが大事だと思います。

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 そのための欠かせないツールは「新聞」です。クリッピングを社内で行っている会社であれば、担当者が手分けをして日々新聞チェックをしているので、奇異に感じるかもしれませんが、経済面など自分の会社に関係のありそうなページしか読まないことも少なくないのではないでしょうか。

 

 言うまでもありませんが、新聞は大判の紙面による一覧性・網羅性に特徴があり、各新聞社が考えるその日のニュースの重要度に応じて紙面が構成されています。社説、オピニオン、そして投書といった社会の声に耳を傾けることもできます。

 

 新聞(出来れば一般紙と専門紙を最低でも1紙ずつ)を意識して「きちんと読む」習慣を養ってはいかがでしょうか。多忙な担当者であるからこそ、時間を効率的に使う訓練にもなりますし、社内に埋もれているネタを見つけ出すヒントにもつながるはずです。