広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

新聞を読む順番と面別接触率

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 私は朝日新聞(朝刊のみ)を定期購読しています。最近では読む人が少なくなったことを実感しながら、満員電車の中でつり革を掴めるスペースを確保したら、おもむろに鞄から新聞を取り出します。まず1面を読んで、その日の主要ニュースを知り、そのあと新聞をひっくり返して「テレビ」から「社会」、「地域」へと後ろから前のほうに読み進んでいくのが長年の習わしです。

 

 ところで、どの面をどのぐらいの割合の人が読んでいるか、という疑問に答えてくれる興味深いデータがあります。J-MONITORという第三者機関がそのサイト上で「面別接触率」というデータを公開しています。

 

 全国紙やブロック紙などが参加し、購読者へのアンケートを行って算出しているそうです。参加新聞社による2011年10月から2014年9月までの3年半の平均値が出されています。


 これによると接触率が8割を超えているのは3面あり、高い順に「社会」(82.9%)、「テレビ」(81.3%)、「総合」(80.6%)でした。「総合」とは1面も含むのだと思いますが、それ以上に社会面の関心が高いことに気づかされます。

 

 男女別のデータもありますが、「総合」は男性が83%に対し、女性が78%と男女差がある一方、「社会」は男女差がほとんどないことが1位に押し上げている要因のようです。ちなみに個人的に気になる「経済」は男性78%、女性69%、「スポーツ」は男性76%、女性65%とどちらも10%近い開きがあります。
 
 ちなみに5大紙それぞれの面別接触率も月2回ほど調査されており、そのデータも閲覧することができます。その日の新聞を片手にデータと照らし合わせると意外な発見があるかもしれません。