広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

中国の「ニュース7」

 

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 今日は春節、いわゆる旧正月です。中国では今日から7連休なんだそうです。

 (19日の朝日新聞によれば、「旧暦の正月を春節と呼ぶ。今年は19日が『元日』にあたり、中国では18日から24日まで春節休みを取る人が多い」ということです。だから、正確には18日は『大晦日』ということになります。)

 

 最近は日中関係も微妙なため、ニーズが途絶えがちですが、以前は中国メディアとの接点もわりと多く、特派員を対象にしたプレスツアーや説明会を企画・実施したり、上海でも日中の記者を集めた発表会の設営経験があります。

 

 そんな折に、中国のテレビ事情について調べたことがあります。上海では、70ほどのチャンネルを視聴できます。国営テレビの中国中央電視台(以下CCTV)、上海市内のテレビ局(上海電視台、東方電視台、東方衛星テレビ)がそれぞれ複数の番組を放映しているほか、他の省や市の地方テレビ局も視聴できます。日本の地上波のように送信所から電波を送り出す方式ではなく、ケーブルテレビ方式となっています。

 

 特派員として日本に来ている中国メディアは、フォーリンプレスセンターのリストによれば20社ほどありますが、テレビは香港系3社、大連テレビそしてCCTVの5社あります。

 

 CCTVは1958年に北京電視台の名称で放送を開始し、1978年に現在の中国中央電視台に改称されました。国務院(日本の内閣に相当)直属の国営テレビですが、1990年代以降は国庫からの補助金の減少に伴い、CM放送を行うようになり、現在では、国からの補助はないそうです。

 

 毎日19時から30分間放送されているCCTVの看板番組「新聞聯播(シンウェン・リェンボー)」(日本で言うNHKの「ニュース7」)は中国全土で放送されており、中国で最も視聴率が高い番組として知られています。日によっては30%近くになるそうです。

 

 「新聞聯播」に続いて放映されている報道番組「焦点訪談」が12%程度、人気ドラマで10%程度なのでこの番組が抜きんでていることがわかります。なんでも、この番組のCM枠の獲得を巡って毎年オークションが開かれているそうで、番組が始まる直前の15秒CMは数億円で落札されるそうです。

 

 ちなみに CCTVの「新聞聯播」は過去のストリーミング映像が見れるようになっていて、あの東日本大震災のニュース映像が残っています。(うまくリンクが貼れないのでユーチューブ映像です。ちなみに映像の後半で出てくるヘルメットの男性はCCTVの当時の東京支局長です。)


日本地震海啸死亡失踪逾千福岛第一核电站发生爆炸我国紧急应对影响- YouTube

 

 中国語は理解できなくても、NHKの国際映像をそのまま使っているので、今でも胸に迫るものがあります。