いい音楽を聴こう!おススメの洋楽ロックアルバム(中)
引き続き、愛聴している洋楽ロックアルバムの紹介です。★×4以上の名曲や良曲が4曲以上入っている18枚の内の7から12です。(オリジナル盤に敬意を表して、いわゆるベスト盤は除いています。)
7.Led Zeppelin: Celebration Day (2012)
ZepといえばⅡやⅣを推す声が多いと思います。Ⅱはこのあと紹介します。07年に一夜限りで行われたライブですが、変わらない圧倒的なパフォーマンスに驚かされます。Zepのすごさを改めて痛感させられた一枚です。
口コミの評価が高かったのと、”Good times Bad times"や”Nobody's Fault But Mine”といったライブ音源を聞いたこともない曲が含まれているという珍しさをあって、久々の自腹購入でした。
32歳の若さで急逝したドラムのBonzo(John Bohnam)の後を息子Jasonがしっかり務め、それを60過ぎのRobert Plant、Jimmy Page、John Paul Jonesの3人が支える構図がたまりません。
8.Led Zeppelin: Ⅱ (1969)
中学以降、Zepは長く聴いてきましたし、買ったレコードの数も最も多いバンドですが、世界的な人気を不動のものとしたこのアルバムはやはり外せません。Jimmyのギターリフのセンスが飛びぬけています。
Zepファンの一人としては、他のアルバムも捨てがたいものがありますが、ハナ差でこの2枚になりました。
9.Style Council: Cafe Bleu (1984)
発売当時の84年から85年頃にかけてレコードを毎日のように聴いていたことを思い出します。いわゆる「カフェバー」なんかでもよくかかっていたりして。Paul Wellerがその前に在籍していたJamから音楽の方向性が大きく変わりました。このアルバムに入っている“My Ever Changing Moods”はスローバージョンですが、アップテンポのバージョンもいいです。
この後に発売される"Our Favorite Shop"もレコードも持っていて愛聴もしていましたが、これまで探したどこの図書館にもCDがなく、この一覧には入れることができませんでした。
10.Paul McCartney and the Wings: Band on the Run (1973)
ポールがビートルズ解散後に結成したウィングスの最高傑作。今でも健在ぶりを発揮しているポールですが、このころが一番脂がのっていた気がします。何でもこのアルバムが出たころジョンと反目していたようですが、このアルバムは絶賛したとか。
10.Pink Floyd: Darkside of the Moon (1973)
音楽の枠に入りきらない完成度の高い芸術作品。ロックの歴史を語るうえで後世に伝えるべき金字塔です。この前に出た「おせっかい」や「原子心母」は私にはなじめませんでしたが、これは文句のつけどころがありません。ロングセラーのギネス記録もうなずける。「月の影の部分」を意味する原題を「狂気」と言い換えたタイトルも秀逸。
11.Pink Floyd: The Wall (1979)
ピンクフロイドの2枚組アルバム。全世界で爆発的な売れ行きを示し、シングルでも“Another Brick in the Wall”がグループ最大のヒットソングになりました。かつてレコードを持っていましたが、CDが図書館の閉架にあることがわかり、およそ30年ぶりに聴くことができました。この前に発表された「アニマルズ」も愛聴盤です。
恥ずかしながら、リアルタイムでは知りませんでした。名盤を推奨するサイトを見て、その高い評価に興味を持って、図書館で借りて、「これはすごい」と思った稀有なアルバムです。”Smells Like Teen Spirit”がやはりおススメということになりますが、"Territorial Pissings"のようなタイトルを含めた秀逸な曲もあります。
ロックの一つの形を示したKurt Cobainを知る意味でもマストなアルバムと断言できます。ロック史ランキングの上位常連も当然のアルバムです。
本稿の最終回に続く