いざ図書館へ!おススメのジャズアルバム(中)
先日に続いて、おすすめのジャズアルバムの6~10枚目です。全部で15枚あります。
6. John Coltrane: Blue Trane (1957)
名盤の多いテナーサックス奏者Coltraneですが、好きな曲が多いという事でこれがマイベスト。ジャズレーベルとして名高いブルーノートから出された最初で最後のColtrane名義のアルバム。当然それも意識したアルバムタイトルでしょう。
タイトル曲なんかは、Coltrane、トランペットのLee Morgan、トロンボーンのCurtis Fullerによるソロの応酬が聴きごたえたっぷりです。
7. Keith Jarrett: Koln Concert (1975)
初めて聞いたのは大学の時。同じ下宿の先輩の部屋で、麻雀をしたり、酒を飲みながら好んでこのアルバムをかけてました。当時からおぼろげに「いいな」とは思っていましたが、真剣(?)に向き合って聴いたのはそのずいぶん後です。
ピアノソロでしかも全ての曲が即興、それでここまでの圧倒的な完成度のアルバムになってしまうんですからスゴイとしかいいようがありません。
発売から今年でちょうど40年にあたります。コンサート開始が夜の11時半だったとか、予定のピアノが届かず故障したピアノでやむを得ず演奏したとか、そうしたサイドストーリーを知って聴くと感動がさらに深まるはずです。
8. Keith Jarrett: Carnegie Hall Concert (2006)
NYのマンハッタンにある音楽の殿堂、カーネギーホールでのライブアルバム。前半は即興演奏、後半はなじみやすいスタンダードと分かれています。私はグイグイ盛り上がってくる後半が好きです。特に“My Song”のイントロに感涙させられます。
好アルバムですが、難点が一つ。拍手や歓声をフェイドアウトさせずに無駄に長く続きます。(苦笑)
9. Keith Jarrett: Jasmine (2010)
Keithと昨年他界したベースの巨匠Charlie Haydenによる30年ぶりの再会セッション。スタンダードナンバーを気持ちよさそうに演奏している姿が目に浮かぶようです。
Keith自身が「夜更けに愛する人と腰を落ち着けて聴いてほしい」と太鼓判を推すだけのことはある名作。“Koln Concert”に次ぐ筆者のセカンドベスト。
Keithの主要作品は結構、聴いてきましたが、“Melody at Night, With You”が“Koln Concert”と並んで Amazonのレビュー評価が高いようです。探したどこの図書館にも置いていないので買おうか思案中。
10. Miles Davis: Kind of Blue (1959)
説明不要、問答無用。聴いたことない人はすぐ図書館へ行くべし。
続く