広報パーソンのつぶやき

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鎌倉の禅寺へ行ってみた

 

 先日、思い立って鎌倉に日帰りで行ってきました。大学を卒業して東京で社会人として働き始めたころ以来、20数年ぶりに来ました。禅寺を拝観するのが楽しみでした。

 

 北鎌倉駅に10時ぐらいに着いて、円覚寺~名月院~建長寺鶴岡八幡宮と徒歩で巡り、鎌倉駅に戻ってきました。およそ3時間ぐらいのコースです。鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」には当時の鎌倉を「辺鄙な場所で猟師や農民が少しいるばかり」と紹介されているそうですが、今とは隔世の感があります。

 

1.円覚寺

 円覚寺北鎌倉駅からすぐそばにあります。蒙古の二度の襲来(1274年、1281年)に立ち向かって、これを撃退した8代執権北条時宗元寇戦没者追悼のために1282年に創建しました。お寺を開いたのは南宋から招いた僧の無学祖元です。

 

 舎利殿と梵鐘が国宝に指定されていますが、舎利殿は正月などの特別な日以外は非公開、梵鐘は改修工事中でした。それでも方丈や枯山水の庭園など見所満載です。

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2.明月院

 円覚寺から10分ほど歩いたところにあります。建長寺の流れを汲む寺院です。「あじさい寺」の通称で知られているそうですが、6月じゃなくてもその季節折々の草花を楽しむことが出来ます。

 

 同院のパンフレットの表紙には、ここで実際に飼われているうさぎと丸窓を通してみる日本庭園が印象的なシルエットをかもし出しています。もちろん実際の庭園も素敵ですが。

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 円覚寺建長寺に比べると地味ですが、味わいは勝るとも劣らないでしょう。5代執権北条時頼廟もあるので、建長寺とセットで見るのがおススメです。

 

3.建長寺

 円覚寺、名月院からは徒歩20分くらいでしょうか。建長寺は1253年に北条時頼が創建し、南宋禅宗僧の蘭渓道隆が寺を開いた我が国最初の禅寺です。それまで武士は自分の利益ばかりを追求していましたが、禅宗がこの地に来たことで「自らの欲望を抑える」ことを学んだといいます。その意味で歴史的にも意義深いお寺といえます。

 

 鎌倉五山の第一位に列せられるだけあって、そのスケールも大きく、時間を掛けて拝観したいところです。気がつきにくい梵鐘(国宝)は三門右手にあります。方丈の背後にある瀟洒な庭園も見逃せません。

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 徳川秀忠の正室(NHKの大河ドラマにもなった「お江」)の霊屋が増上寺から移築された「唐門」がその当時の姿が再現されており、異彩を放っています。屋根が唐破風になっているという意で、中国とは関係ないそうです。破風(はふ)とは屋根の妻側(建物の狭いほうの側面)の造形の事です。

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 大仏や鶴岡八幡宮のほかにも鎌倉には見所が多いことを今回知りました。円覚寺建長寺では座禅会を定期的に催しているそうです。また来たいと思います。