広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

広報ネタに困ったら「アンケートパブ」を思い出せ

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 就学前の幼児(1歳半~6歳)の子供がいる首都圏の保護者約3,500人に行ったアンケート調査の結果が、12月7日の朝日新聞に出ていました。ベネッセ教育総合研究所による「幼児の生活アンケート」で、1995年から5年おきに実施しているそうです。11月25日に同研究所が発表しました。

 

 この20年間で大きく変化したのは、平日に保育園や幼稚園以外で遊ぶ相手。最多は「母親」の86%で95年の55%から大幅に増えました。「父親」も9%から18%に上昇、「祖母」や「祖父」もポイントが上がりました。

 

 家族と過ごす幼児が増える一方、「友達」と遊ぶ割合は27%と95年の56%から半減しました。記事にコメントを寄せた専門家によれば、「少子化で、近所に子供が少なくなったことが大きい。共働き家庭が増え、帰る時刻の遅い園児が増えたことも影響しているだろう」との見解を示しています。

 

 ただ、園にいる間は子供同士で遊んでいるので、「子供同士の遊びが減ったとは言えない」とも述べています。

 

 ネットでもこの調査結果についての記事がありました。母親に「子育てで力を入れていること」を尋ねると、「友達と一緒に遊ぶこと」に「とても」力を入れている保護者の比率は、2010年の25.4%から2015年は19.6%に減少し、母親の意識変化も係わっている可能性を指摘しています。

resemom.jp

 

 世の中で関心のもたれやすいテーマをもとにアンケート調査を行い、これをニュースリリースの素材として発表することは、多くの企業が行っています。いわゆる「アンケートパブリシティ」です。今回のようなアンケートはその好例といえます。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 ベネッセといえば教育関連事業の大手。「こどもちゃれんじ しまじろう」という幼児教育教材も扱っています。幼児の生活様式の変化を調べ、これを発表することで、企業や商品のブランドの認知度向上にもつなげるという効果があります。

 

 昔はアンケート用紙に記入してもらい、これを回収・集計する方法しかなく、手間ひまがかかったものです。しかし、今ではネットを通じて、手軽にそして安価にアンケート調査を行うことができます。ネタに困ったときに重宝するパブリシティ手法です。

 

 あと2週間ほどでクリスマス。イルミネーションがきれいで1年で最も華やかな季節です。「サンタを信じる子ども、3歳から7歳で約9割にのぼる」というリリースを見つけました。親子でのお出かけサイトを運営している会社が発表したものです。

 

 小学校中学年の11歳頃に、サンタクロースを信じない子供が半数を超え、中学生になる13歳以上ともなると、1割まで下がると。実感として「たしかにそうかもしれないな」と感じると同時に「残りの1割は信じていないの?知らないの?」とも思います。

 

 欲を言えば、先日ネットでも話題になっていた「寝る前スマホの若者、7割に不眠症の疑い?」(2015年12月2日 朝日新聞デジタル)のような「へぇ~」と思わせるような「意外な結果」の要素があるとさらに良かったのではとも思います。

www.asahi.com

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