広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

「心のゴミ」を捨て、「決断の瞬間」から勇気をもらう

■「捨てるテクニック」

 「捨てなきゃいけない — これが、現代に生きている私たちにとっての至上命題だ」。2000年のベストセラーになった「捨てる!技術」の書き出しです。その10年後には「断捨離」という本が出て、これもベストセラーになりました。整理や収納は永遠のテーマなのでしょう。 

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 「捨てる!技術」の中に「捨てるテクニック10か条」というのがあります。

  1. 見ないで捨てる
  2. その場で捨てる
  3. 一定量を超えたら捨てる
  4. 一定期間を過ぎたら捨てる
  5. 定期的に捨てる
  6. 使い切らなくても捨てる
  7. ”捨てる基準”を決める
  8. ”捨て場所”をたくさん作る
  9. 小さなところから始めてみる
  10. 誰が捨てるか、役割分担を決める

 

 ■50個手放す

 「今すぐ50個手放しなさい」(2011年)もそうした整理に関する本の一つ。50個という数字が気になって読み始めました。著者は「どの人の家でも30個くらいは簡単に捨てられそうなものが見つかる」と述べます。しかし30個を過ぎると「迷い」や「甘え」が生まれやすい。そこを踏ん張れば、「しめたもの」と。捨てるものは何も「モノ」だけではない。ということがわかります。

今すぐ50個手放しなさい! (王様文庫)

 

 その秘訣は「四つの段階」にあります。それは、「形あるものを手放す」、「デスク周りをきれいにする」、「『心のゴミ』を捨てる」、「『本当の自分』を明らかにする」。一つ目と二つ目は、「捨てる!技術」にも同様のハウツーが書かれています。

 

■心の持ちようをコントロールする

 しかし、三つ目、四つ目のように、「心の持ちよう」をコントロールすることに言及した本はほとんど見かけません。そこが類書と大きく違う点です。著者は「物理的なゴミを取り除けば心が澄んできれいになり、心のゴミを取り除けば魂が澄んで美しくなります」と説きます。

 

 自己分析というと難しく感じます。著者は「あまりいい気はしないけど、そうかもしれない」と思っている自分のタイプを書き、それを「捨てるものリスト」に書き込む。その上で、「こうありたい」と思うタイプを書き出す。そうしたプロセスを経て、ありたい自分というのは「自分が決めるまで決まっていない」と勇気づけてくれます。

 

 「安心は成長のじゃまをする」と。無難に日常が過ぎていくのだとしたら、「成長し、変化し、何かを生み出すための原動力は、いったいどこかに見つければいいのか」と問いかけます。

 

 以前取り上げたダーウィンの格言、「生き残るのは、最強の種でも、最も賢い種でもない。それは、最も変化に適応できる種だ」がこの本でも出会えました。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 多くの気づきが得られる本ですが、「過去の『決断の瞬間』からエネルギーをもらう」という章もその一つ。決断の瞬間とは、「それをきっかけに、自分に対するアクションが少しでも変わったときのこと」。それを書き出し続けることで、「自分の勇気をほめてあげるステップ」にしようと述べています。

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