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広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

締め切り時間にもいろいろある

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■締め切り時間と格闘する記者たち

 記者と切り離せないものとして「締め切り」があります。翌日の朝刊に載せなければならない記事であれば、必ず締め切り時間までに処理を完了しなければなりません。

 

 全国紙一つとっても21~22時ごろに締め切りを迎える12版(早版ともいう)から14版まであります。13版は22~23時時頃、最終版の14版は午前1時半ころだとされます。さらに、一つの新聞でも面によって違います。例えば、筆者の購読している朝日新聞の場合、13版が基本ですが、オピニオン面は12版です。

 

 締め切り時間は会社ごとに違い、どこも社外秘扱いにしていることです。表立って聞く性質のものではありません。また、当たり前のことですが、記者が原稿を書き終わる時間イコール締め切り時間ではありません。

 

 デスクに書き直しを命じられたり、追加取材を行ったりする時間もあるので、記者の手から原稿が離れるのは、もっと前ということになります。締め切りのプレッシャーは多くの記者が感じていることのようで、広報担当者にも配慮が求められるところです。

 

”目に見えない”締め切りもある

 代表的な英字紙「Japan Times」は、その性格上、通常の新聞に比べて工程が多いと聞いたことがあります。記者の原稿や通信社の記事をまず、日本人デスクが確認、手直しする。それをさらに、ネイティブチェックを含めた修正作業を、日本人エディターと外国人エディターの二人によって行われると。

 

 通信社の場合、加盟社や契約している企業に対して、迅速かつ正確に記事を配信する務めがあるので、”目に見えない”締め切りに追われています。特に経済を強みとする通信社では、発表から配信までの短さが勝負の分かれ目です。

 

 経済系のとある外資系通信社の記者によれば、ライバル通信社に比べて、「発表から記事の配信までの速さが支局別、記者別に把握できる仕組みになっている」らしいです。

 

 ライバル通信社に負けた場合、「その理由を上司に逐一説明しなければならないことになっていて気が抜けない」とも聞きました。”負けが込む”と後の査定にも響くはずなので、ストレスフルな仕事であるのは間違いありません。

 

 ニュースの原則は、「早く正確に」と言われます。日銀総裁会見のような、重要会見では、会見が終わるまで会場に缶詰めにされ、抜け駆けは許されないといいます。会見が終わり、会場の扉が開くとダッシュで飛び出していくというようなことが行われています。

 

 今はわかりませんが、東京証券取引所の中にある兜クラブにリリースの投函に行くと、(通信社の)アルバイトと思しき人がボックスの横に待機、投函したリリースをすぐさま取り出して、自社ブースに持ち帰るというようなことも行われていました。

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