広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

「○月○日付の○○新聞で当社が紹介されました」 で気を付けたい事

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■新聞記事の自社ホームページへの掲載は注意が必要

「○月○日付の○○新聞で当社が紹介されました」 

 

 こうした見出しとともに、その新聞記事が掲載されているホームページを見かけることがあります。広報活動の成果として、名の通った媒体が取り上げてくれたわけですから、自社の信頼性の醸成につながります。

 

 ただ、気を付けなければならない点もあります。「著作権」です。当然のことですが、記事はその新聞社に著作権が帰属します。自社に関する記事が出たからといって、それをスキャンして無断でHPに掲載してもいい、という道理はありません。

 

 せっかく新聞記事に出たのだから、認知度の向上の材料に使いたいのは当然です。HPだけでなく、度の超えたコピーもそうですが、新聞記事を自社の宣伝に活用する場合、どうすればいいのでしょうか?

 

 堂々と「新聞社の許諾を取ればいい」のです。取材に来た記者にお礼方々電話して、「先日の記事を自社のHPにも掲載したいのですが」と問いかけると、「それなら専門部署が扱っているので、そちらにコンタクトしてみて」というようなアドバイスをくれます。

 

 掲載から間が空いたなどの理由で、記者へのコンタクトがはばかれるなら、代表電話でも大丈夫。担当部署につないでくれます。

 

■媒体によって違うスタンス

 ちなみに媒体によってスタンスが異なります。一切認めないところ、タダで認めてくれるところ、有料で認めてくれるところ、というように。新聞社のネットで記事が配信されているなら、リンクを張るという手もあります。

 

 認めてくれない新聞社の場合、掲載事実のみを伝えるしかありません。ただ、それではHPにアクセスしてくれた人に不親切。見出しや記事が伝えた概要を添えてあげるのがいいでしょう。

 

 例えば、「○月○日付の○○新聞○面「(記事の見出し)」で当社が紹介されました。当社の○○社長のインタビュー記事です。当社が現在最も力を入れている○○事業を中心に、今後の経営戦略について書かれています」と“控えめ”に告知します。

 

■テレビや雑誌も同様に

 

 新聞記事だけでなく、テレビや雑誌にも応用できることです。番組の二次利用は困難でも、放映された番組HPへのリンクなら認めてくれる場合が多い。(但し、番組事態が終了してしまうということも考慮する必要あり。) 特にテレビ、例えば「(テレビ東京系の)WBSの“トレたま”で取り上げられました」といった告知は大きな効果をもたらすでしょう。 

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