広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

小学2年生の3割、小学5年生の6割が持っているもの

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■市内の小学2年生の3割がケータイを保有

 市内で発行されているフリーペーパーに、市の教育委員会が昨年行った「小中学生の生活実態調査」が載っていました。「中学2年生の7割以上が携帯電話(スマホ含む)を保有。その9割が毎日使い、2割はいやな思いをすることもある」。そんな結果がクローズアップされていました。

 

 今どきの中2ならば、想像の範囲内といえますが、気になったのは小学2年生、小学5年生の保有率です。記事によれば、小学2年生は31%、小学5年生は59%です。4年前の調査では、それぞれ14%、40%なので、ケータイ保有の低年齢化が着実に浸透していることがうかがえます。

 

 さすがに「持っているだけでほとんど使わない」と答えた小2は78%、小5は57%。多くの親が安心のために、持たせているのがわかります。緊急時の連絡や子供の現在地の把握といった利点は確かにあります。

 

 それでも小2の2%、小5の15%が毎日使っている結果は、どう見たらいいのかとも思うし、そもそも犯罪に巻き込まれ、犯人にケータイを捨てられてしまったら、追跡のしようがありません。(考えたくないことですが。)

 

 そもそもコミュニケーションの補助ツールのはずのケータイやスマホが、そのせいでコミュニケーションの妨げになっている面もあります。そうならないようにしてあげるのが親の務めのはずですが、その親がスマホに夢中だと本末転倒です。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 ■18の約束

 ケータイを通じてネットやメールから得られた情報によって、「いやな想い」をするという事実だけでも、心穏やかなではありません。少しでも悪影響があるのなら、その芽は着実に摘んであげたいものです。「持たせるべきか。持たせないべきか」の判断は保護者の数だけ違いますが、諸刃の剣なのは間違いない。

 

 そんな時に思い出したいのが、米国の母親が13歳の子供にクリスマスプレゼントとしてiPhoneを与えたときの「18の約束」です。初めて紹介されたときに感銘を受けました。たとえガラケーユーザーであっても。(苦笑)

matome.naver.jp

 

スマートフォンではなく「スマート本」

 前述のフリーペーパーの記事には調査結果の横に、昨年暮れに出された「スマート本」の紹介がありました。筆者は読んではいませんが、「子供たちが知っておくべきマナー」とともに「保護者にこそ知ってほしい知識と情報」もまとめているそうです。

スマート本

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