広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

イースターは知っているけどサン・ジョルディの日は初耳

f:id:yhkhashimoto:20160114194148j:plain

■日本でも「イースター」が根付く?

 3月22日付の朝日新聞経済面に「『イースター』ブームの卵」という記事がありました。今年の「イースター」は27日がその日にあたるそうです。イエス・キリストが死後3日目に復活したことを祝う「復活祭」の日です。(ちなみに2015年は4月5日。)

www.asahi.com

 

 ウィキペディアには「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」がその日にあたると。こんがらがりそうなですが、春分の日がそうであるように、毎年一定しているわけではありません。アメリカは祝日ではありませんが、イギリスやドイツのように3月25日をGood Friday、28日をEaster Mondayとして四連休にしているところもあるようです。

 

 欧米の風習としてこの日に、彩色をほどこしたゆで卵(イースターエッグ)を食べることが知られています。新しい生命の象徴として、古くから行われています。コンビニにゆで卵が並ぶことはないようですが、記事によれば、お菓子やパンといった”あやかり”商品が店頭を飾るのだそうです。

 

 近年、大きな盛り上がりを見せるようになったハロウィーンに比べると小粒感が否めませんが、記事のよれば、2012年には4割ほどだった、イースターの認知率が昨年は9割に増えたそうです。ハロウィーンもかつてはそうであったようにイースターも「ブームの卵」なのでしょうか。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

いらないと思う年中行事

 この記事のように、ブームの端緒となるようなネタを記事にするのも記者の仕事ですが、昨年の10月10日付の朝日新聞にはハロウィーンを前にした”あやかり”記事がありました。「(beランキング)大切にしたい年中行事 商業主義に踊らされたくない」という記事です。

 

 興味深いのはむしろ、「いらないと思う年中行事」というランキング。1位ハロウィーン、2位イースター、3位ホワイトデー、4位バレンタインデー。ここまでは一定の認知度がありますが、下位には初耳のイベントが含まれています。

 

 5位サン・ジョルディの日、6位エープリルフール、7位節分の恵方巻き、8位氷の朔日(ついたち)、9位お中元、10位お歳暮という結果。5位と8位ってそもそも年中行事なんでしょうか、と思うほど。

 

 ちなみにサン・ジョルディの日は来月の23日であることを今回知りました。スペインのカタルーニャ地方では親しい人に本とバラを贈る日なんだと。筆者のような本好きには悪くない風習です。

f:id:yhkhashimoto:20151028152550p:plain