【おススメ!】行政やNPOのチラシがきっかけで学びの機会を得る
■侮れないチラシ
図書館や公民館に行くと、行政やNPOによる催しやセミナーのチラシが、いくつも置かれています。ネットが普及した今でも、低コストで集客や周知ができるという点で、意外に効果があるようです。(郵便ポストにポスティングされる販促チラシの効果には懐疑的ですが。)
市民活動の広報術やプレゼン術など、市の出先機関やNPOが主催する無料セミナーに行きましたが、きっかけとなったのはチラシです。気になったチラシを一読して、「面白そうだな」と思ったら、ネットで主催者やこれまでのセミナー実績などを念のために調べてみます。そして、意思が固まれば申し込むという流れです。
関心と余裕があれば、チラシが意外に情報の宝庫であるのは、実際にセミナーに出た経験から実感しています。ネットにはネットの良さがありますが、チラシにはチラシの良さがあり、しかも侮れない。
以前、筆者が出席したプレゼン術の講座について「面白いセミナーを市が無料でやっているよ」と娘に伝えたところ、テーマを若手社会人向けに変えた同じ講師による別のセミナーに参加したといっていました。
■NPOの講座で英語を教わる
ちょうどこの4月から月2回、9月までの計15回(各1.5時間)で英語が学べる講座があることを、やはりチラシで知りました。市内のNPOの主催講座で、先日、オリエンテーションを受けました。たまたま今年度から新設されたコースですが、自分の語学レベルにも合致すると感じ、受講してみようかなと。
驚いたのは、そのオリエンテーションに来ていた人数です。15人の募集枠に80名ほどが出席していました。レベルの近い同様の講座もあるので、それを受けたことがある人の継続受講も多いでしょうが、筆者を含めて、チラシを見て初めて興味を持った人も少なくないのでは。
予想以上の人気ぶりに、主催者側が講師と相談して急きょ一コマ追加することに。それでも、30人の枠に2倍以上の競争率になります。オリエンテーション参加者のすべてが受講を希望するわけではないにしても。
オリエンテーションから約2週間後に講座の申し込み受付がありました。結局、16人×2講座となり、数人が抽選で選外となりました。仮に自分が外れたら、同様のレベルの別の講座にしようと決めていましたが、何とか目当ての講座に潜り込むことができました。
人気の秘密はその安さにあります。1回あたりの費用にすると1000円しないわけですから。それでプロの授業を休日の空き時間にうけることができる。志が近い地元の老若男女が受講するようなので、楽しみです。