広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

「子供に将来どうなってほしいですか?」と聞かれて学んだこと

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■コーチとは「ショットグラスを持たない聞き上手のバーテンダー

 以前にも本ブログで取り上げた「フリーエージェント社会の到来」にコーチングにおけるコーチについて「診療椅子を持たない精神科医であり、フローチャートを持たない経営コンサルタントであり、ショットグラスを持たない聞き上手のバーテンダー」と書いてありました。コーチングをする相手が自分で”何かに”気が付いて行動できるようにするためのきっかけづくりがコーチの役割です。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 コーチングでの会話は相手の話に耳を傾けることが基本とされますが、「実戦コーチングマニュアル」によると、その時間配分は、「相手が話すのが8、自分が話すのが2」が理想といいます。

人を育て、動かし、戦力にする実戦コーチング・マニュアル―すぐに使える260フレーズ!

 

 上司と部下、親子、先輩と後輩といった垂直的な関係の場合、コーチングの意図をもった会話をしようとすると、「あれもいいたい。これもいいたい」とじれ気味になる。発言の量が少ないとフラストレーションがたまりそうですが、8対2ぐらいを意識するくらいがちょうどいい。

 

 指導的な立場だという自負やプライドが邪魔をしがちですが、コーチングの相手との関係を水平に置いてみることで、初めて機能するものです。コーチングに興味をもって、講師の話を聞いたり、書籍を読んだりしましたが、ビジネスはもちろん、家族間など応用範囲の広いものだと感じます。

 

■自立を促し、自律する

  「子供に将来どうなってほしいですか?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか。最近この質問をされて、「月並みですが幸せになってほしい」と答えました。親が子供に対して感じる自然な想いですから、間違いはないはずです。

 

 これに対して質問した方は、「それもありますが、子供に『自立してほしい』と思いませんか」と言われ、はっとしました。確かに。子供が自立しないことには「幸せ」などと悠長なことは言えません。失敗してもそこから学ばせようと試みたり、成功しても天狗にならないようにさせるのも、突き詰めると「自立してほしい」から。

 

 自立と同音異義語に自律があります。自分の決めた規律にしたがって、自らをコントロールすることを指します。「モチベーション3.0」(2010年)では「アメとムチ」式のモチベーション操縦法はもはや機能不全を迎えていると主張、これからは新しい三つのアプローチが必要だと説いています。その一つに「自律」がありました。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)

  1. 「自律性」 自分の人生を自ら導きたいという欲求のこと。
  2. 「熟練」  自分にとって意味のあることを上達させたいという衝動のこと。
  3. 「目的」  自分よりも大きいこと、自分の利益を超えたことのために行動したい、という切なる思いのこと。

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