広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

TEDで知った幸福になるための重要な3つの教訓

f:id:yhkhashimoto:20151122110913j:plain

■「史上最長の研究が明かす 幸福な人生の秘密」

 Eテレで毎週木曜の午後11時から放映している「スーパープレゼンテーション」で5月12日に「What makes a good life? Lessons from the longest study on happiness 史上最長の研究が明かす 幸福な人生の秘密」という内容のプレゼンが紹介されました。

史上最長の研究が明かす 幸福な人生の秘密|スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンライン

 

 ロバート・ウォールディンガーという精神科医でハーバード大学医学部臨床教授よるもの。1938年から続くハーバード成人発達研究の第4代責任者です。「最終的に人が幸せになるには何が重要なのか」を調べるために、75年間724人の男性の仕事や家庭生活、健康などを記録・分析した成果の一端をTEDで発表しました。

 

 幸福になるための重要な教訓は3つあると述べています。一つ目に「周りとの繫がりは健康に本当に良い」。家族や友人そして地域とつながっている人ほど、幸せで健康的だと。

 

 ここで大事なのは、その数や生涯を共にする相手の有無でもない。つまり、「身近な人達との関係の質が大事」というのが二つ目。その分析によれば、「50才で最も幸せな人間関係にいた人が 80才になっても一番健康。親密な良い関係がクッションとなり、加齢過程での様々な問題を和らげてくれる」。

 

 最後の三つめは、「良い関係は身体の健康だけでなく 脳をも守ってくれる」。心から頼れる相手がいる人とそうでない人とでは、記憶障害の発症時期に差が表れる。本当に頼れる人がいる相手を80代まで持ち続ける人の記憶は、はっきりしているといいます。わかるような気がします。

 

困難を乗り越えるために必要な要素とは?

 幸福になる三つの秘訣がわかったところで、私たちにできることは何でしょうか。同氏によれば、「無限にある」と。「テレビやPCの前の時間を人と過ごす時間に充てる。関係を活気づける為に何か新しい事をパートナーとする。また何年も話していない家族に連絡を取るのも1つの方法」だといいます。要は「人相手の能動的な行動」です。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 このプレゼンと「ツキの科学 運をコントロールする技術」(2011年)における「運のいい人の特徴」に共通点を見つけることができます。運のいい人の特徴の一つに「多数の人と友好的な関係を築いている」とあり、人とのよりよいつながりの重要性がここでも述べられています。 

「ツキ」の科学 運をコントロールする技術

 

 ちなみに、他にも4つの特徴を述べています。「直観力がある」、「勇気がある」、「ラチェット(歯止め)効果をはたらかせる」、「悲観的推測に基づいて行動する」。

 

 幸福と幸運は必ずしも一致するものではありませんが、どちらにとっても大事だと思われるキーワードが、番組後半の同氏へのインタビューの中にありました。

 

 それは、「柔軟性」です。「他人の考えを尊重できることが、人間関係をうまく維持したり、困難を乗り越えるために必要な要素」だと。75年間にわたる研究を踏まえた言葉だけに説得力があります。

f:id:yhkhashimoto:20151028152550p:plain