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広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

日本酒王国は新潟県ではなく、東北の意外な県だった

飲食 観光

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■日本酒の生産量が多い都道府県

 最近、日本酒を飲む機会が最近増えましたが、「日本酒王国」というと、筆者なら、北から北海道、秋田県新潟県そして兵庫県などが思い浮かびます。2013年の日本酒生産量では、兵庫県京都府、埼玉県がベストスリー。特に兵庫、京都で全国の生産量の半分以上を占めます。

日本酒生産量 [ 2013年第一位 兵庫県 ]|新・都道府県別統計とランキング見る県民性 [とどラン]

 

 古くから全国で親しまれている日本酒ですが、すでに平安時代初期から、今と変わらない醸造法で作られていたそう。江戸時代に商品化され、より多くの人に親しまれる庶民の酒になりました。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

■日本酒王国は新潟県ではなく、東北の意外な県

 「日本酒王国いまや福島」という記事を、意外に感じながら読みました。全国的に作られている日本酒ですが、「福島県が日本酒王国?」と。6月16日付の朝日新聞の記事です。

www.asahi.com

 

 新酒の品質を競う全国新酒鑑評会で、福島県都道府県別で最も金賞の受賞数が多く18件。明治時代から続く鑑評会ですが、近年は新潟県よりも福島県のほうが、評価の高い新酒が多く、4年連続でその栄誉に浴しています。

 

 昨年は今年よりも多く、24件でした。どちらにしても、鑑評会用に作られた特別なお酒がほとんどのようで、一般の人が飲めるモノは少ないようですが。

 

 福島県のお酒の評価の高い大きな理由が、「端麗辛口」から米のうまみをしっかり引き出す「芳醇甘口」に主流が変わったこと。山形県の銘酒「十四代」の登場で、流れが変わったのだとか。「幻の高級プレミア酒」らしく、筆者はもちろん飲んだことはありませんが。

 

 官民一体となった酒質向上の取り組みの結果だと記事はいい、「『福島の酒』といえば、昔は買いたたかれる酒が多く、教えあって這い上がろうという機運になった。原発事故も逆ばねになった」と地元の酒蔵の社長のコメントが紹介されています。風評被害が残る中での快挙だと思います。

 

■減り続ける日本酒の生産量に活路

 日本酒の生産量は減少傾向が続いています。その中で、「福島は逆に原発事故前と比べて1割も増えた」。それでも、「日本人は怖いぐらい、ブームに流されてしまう」と酒販店社長というように、現状に安住してはいられないという指摘もあります。

 

 国内消費の停滞をしり目に、日本酒の輸出は拡大中。2014年の酒類の輸出総額は294億円で10年前の2.8倍。うち清酒は115億円で酒類全体の4割を占めます。国別のベストスリーは、アメリカ、香港、韓国。アメリカの輸出量が突出していますが、台湾、中国、シンガポールがこれに続きます。

 

 海外からの観光客の中にも、日本酒を目当てにしている人も増えているそうです。日本酒ファンとして、人気の定着を期待します。

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