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広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

レビューを「飛型点」方式で逆評価する

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図書館で「口コミ」関連の書籍で多いもの

 消費者がモノやサービスの購入するときに「口コミ」が影響を与えることは多くの人が実感しています。特に、ソーシャルメディアの普及によって、口コミの影響力はより強力になり、購買のみならず、旅行や就職や転職の際の会社選びにも及びます。

 

 ある調査によれば、口コミに何らかの影響を受けている人の割合は8割といいます。商品やサービスを利用した主観的な評価の集まりが口コミですが、図書館の検索システムで「口コミ」と引くと100冊以上がヒットします。

 

 口コミをどのように起こすか、といったテーマのハウツー本が多いと思いましたが、そうではありませんでした。日本有数のテーマパークや旅行に関連した書籍がしたものが大半。「(テーマパーク名)口コミ情報とっておきガイド」といったように。

 

 テーマパークを効率的に楽しむために、こうした口コミ情報は大いに役に立つでしょう。訪問客も多いので口コミの総数も多い。訪問を予定している人をうならせる内容が本のタイトルからも感じ取れます。

 

■レビューを「飛型点」方式で逆評価する

 通販サイトやグルメサイトにはユーザーレビューがありますが、口コミの絶対数はテーマパークとはくらぶべくもありません。なので、評価を読むことはあっても、それが行動にまで影響するかというと、参考程度にとどめることの方が多いでしょう。

 

 こうしたレビューを読むときに心がけるのは、評価が高すぎるものと低すぎるものを割り引いて考えるという、「飛型点」の採点方式です。

 

 スキージャンプは、飛距離点と飛型点の合計得点で優劣が決められます。飛んだ距離が遠いほどポイントが高いのが飛距離点。これは購買行動でいうコストパフォーマンスの高さといえるかもしれません。

 

 一方、飛型点とは、ジャンプの美しさ、正確さ、着地姿勢などを5人の飛型審査員が採点します。そして、一番高い点数と一番低い点数を除いた3人の点数を足した数が飛型点として加算されます。

 

■「影響力の武器」と「社会的証明」

 「影響力の武器」(1991年)という本がありますが、この中で、商品やサービスを買うときに、その判断に影響する要因に「社会的証明」があると述べています。「製品を勧められた人間が、勧めた人間との間に共通点を認めている」ときに、特に効果があるとあります。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 

 レビューを書き込んだ評価者と自身の間にはそもそも共通点を見出しにくいもの。しかし、評価者のパーソナリティがある程度わかり、自身のそれと共通する何かを感じたなら、同じレビューでも影響力は違ったものになる。

 

 だとすると、ブログには書き手のパーソナリティが自然に出ているはずなので、そこに共感を持つ何かが、読んでくれた読者にあれば、口コミとして広がる可能性を秘めていることになります。

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