広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

プレゼンに欠かせないBIGPRとは?

■プレゼンに欠かせないBIGPR

 プレゼンなどで、30秒で聞き手の関心をつかみ、聞き手を自分の話に集中させることができるスキルのことを、「BIGPR」として紹介している本を読みました。「チームを動かすファシリテーションのドリル」(2016年)です。

チームを動かすファシリテーションのドリル

 

 これによると、BIGPRとは、Background(背景)、Introduction(自己紹介)、Goal(目的)、Period(時間配分)、Role(聞き手に期待する役割)の5つの頭文字をとったもの。プレゼンの最初に、それを行う背景、自分自身の紹介、それを行う目的、説明にかかる時間、そして相手に期待する役割を伝えるのがコツだと。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

■MAPで全体像を示し、各ページに一つのメッセージ

 このBIGPRを導入部で伝えることで、聞き手の不安を取り除くことができるといいます。中でも、「R(聞き手に期待する役割)をクリアに示すことができるようになると、プレゼンの目的に加えて、一歩踏み込んで、聞き手にどうなってほしいのか、何をしてほしいのかを伝えられるので、目的が果たされやすくなる」。

 

 無事に導入を済ませたプレゼンですが、聞き手の共感度合いを高める有効な方法はMAPだと述べます。本題や結論に入っていく前に、このMAPを伝えることを勧めています。ここでいうMAPとは、「地図を示すように、話す内容の全体像を3点程度にまとめて、30秒程度で伝えること」で方法は三つあります。

 

 最もオーソドックスなMAPは、「話す順番に着目する方法」。次に、「内容の連関に着目する方法」。この方法は、話し手と聞き手が何度もミーティングを重ねている場合に有効で、「問題点の洗い出し⇒解決策の提示⇒提案」という流れを示す。

 

 三つめが「聞き手の役割に着目する方法」。BIGPRにおけるR(聞き手に期待する役割)に加えて、MAPでもこれを強調する方法で、聞き手に判断をしてもらいたいときや積極的な参加を促すときにこの方法を用いるといいそう。

 

 BIGPRを意識した導入、MAPを意識して全体像を示した後、いよいよ本題に入ります。本題を伝える際に重要なのは、「プレゼン全体で最も伝えたいことを一つ決め、資料の各ページで伝えたいことも一つ決める」こと。

 

 ほかにも「体をターンさせて聞き手の注意をひきつける方法」として「ハタシタ」、つまり、「話す⇒ターンする⇒示す⇒話す」とも述べています。話し手の姿勢も大事だと。なるほどと感じることの多い学びの多い本でした。

 

■コミュニケーション・ギャップの防ぎ方

 以前、ファシリテーターの役割について話を聞くことがありました。 ファシリテーターといえば、会議の進行役です。参加者の意欲を引き出し、話し合いを促す大事な役回り。話すことより、聴取力(質問力+推察力)の重要性について述べていました。

 

 その講座の中で、「コミュニケーション・ギャップは起こるべくして起こる」ことを教わりました。これを起こさないようにするには、話し手が聞き手に「何が伝わったか」を質問や確認を通じてフォローを怠らないことだと。

 

 また、「言い換え」やホワイトボードに「書く」ことも効果的だといいます。まだ、読んでいませんが、講座の参加者が薦めてくれた本もありました。

板書の極意―ファシリテーション・グラフィックで楽しくなる会議。

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