広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

ニッポンのお祭りとインバウンド消費の新たな関係

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■外国人観光客の姿が増えた「日本のお祭り」

 訪日外国人の増加の影響もあるのか、お祭りで外国人観光客の姿を見かけることが珍しくなくなりました。6月に行われた4年に一度のお祭りである「浦安三社祭」でもそうでしたが、5月にあった三社祭の本家、浅草神社でも同様でした。

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 日本には、神社仏閣、自治体や民間主催のお祭りまで大小さまざまなお祭りがありますが、その数を推計すると30万件以上だといいます。毎日、1000件近い数のお祭りが全国各地でおこわわれている計算です。お祭り好きな日本人の国民性が現れています。

日本の祭りの数は? | お祭り評論家 山本哲也公式ブログ 面白人生研究所

 

 8月12日の日経MJ1面に「ニッポンの祭 アメージング!!」という記事がありました。これによると、「『爆買い後』のインバウンド消費の新潮流」として、日本の伝統文化を気軽に体感できる「お祭り」が一つのトレンドだといいます。

 

 記事を書いた記者は、伏見稲荷神社(京都市)の本宮祭や大阪天満宮大阪市)の天神祭に、見物に来た外国人に取材を行い、楽しむ様子をレポートしています。

 

 伏見稲荷神社といえば、京都の名所旧跡の中で、金閣寺清水寺をおさえて、外国人観光客の人気が特に高いスポットとして知られています。千本鳥居の景観が外国人の心の琴線に触れるようです。「古都京都の文化財」は17ヶ所の寺院、神社、城で構成されている世界文化遺産ですが、この伏見稲荷神社は意外なことに含まれていません。

 

 世界文化遺産として京都の文化財が登録されたのが、今から22年前、1994年のことです。(日本初の登録は1993年の「法隆寺地域の仏教建造物」と「姫路城」の2件。)この頃の年間の訪日外国人数は300万人台でしたが、2015年は2000万人に迫る勢いです。

 

「体験や交流」ができる北国の代表的なお祭り

 筆者にとってなじみがあるのは生まれ育った北国のお祭りです。「東北三大祭り」といえば、青森ねぶた祭青森市)、秋田竿灯まつり(秋田市)、仙台七夕まつり仙台市)ですが、いずれも見るチャンスを得ました。

 

 これらについても記事で、「今年は北海道新幹線の開通で函館から来る人や踊り手として参加する人もいた」(青森ねぶた祭り)や、「格安航空会社の就航で台湾からの客が増えた」(仙台七夕まつり)と紹介されています。祭といえば夏が定番ですが、札幌市内で毎年2月に開かれる雪まつりも「外国人は年々増加。中国人や韓国人などアジアを中心に伸びている」そうです。

 

 どれもそれなりに楽しめるお祭りですが、リピーターの訪日客が求めるような異文化の「体験や交流」を得たいなら、ねぶた祭りが最もおススメです。記事でも「衣装を着れば外国人でも誰でも参加できる。これはすごい魅力だと思う」という外国人のコメントがありました。

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 ちなみに、さっぽろ雪まつりは何度か見ましたが、人混みもすごく、寒い時期でもあるので、30分も雪像を見てると、「もう十分」という気になってしまいます。「(雪像がほぼ完成している)開幕前日に見る」のがおススメです。

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