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広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

歩きスマホと「ちんたら」の語源

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■ちんたら歩く人

 一向になくなる気配のない「歩きスマホ」ですが、スマホとにらめっこしながら、歩く人の姿にいつも複雑な思いを抱きます。スマホが情報の受発信に欠かせないツールであることはよく理解できますが、せめて立ち止まって邪魔にならない場所で操作してくれないかと思います。

 

 そうすれば、対面でぶつかることもないし、後ろを歩く人から「何を『ちんたら』歩いているんだ」と、苦々しく思われることもありません。当人はスマホに熱中するあまり、そう思われているという意識はないのかもしれませんが。ラッシュ時の駅や人通りの多い通りでは特に困りものです。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 東京消防庁の調べでは、2010年からの5年間で、歩きながら、自転車に乗りながら等の携帯電話、スマートフォン等に係る事故により152人が救急搬送されたそうです。このうち、40代が最も多く36人で20代~40代で全体の6割を占めます。スマホが浸透している世代とかぶりますが、40代が多いのは少し意外です。

東京消防庁<安全・安心><トピックス><歩きスマホ等に係る事故に注意!!>

 

 「ぶつかる」が65人と最も多く、全体の約43%を占めており、次いで「ころぶ」が43人、「落ちる」が38人でほとんどの人がこれらに該当します。たいていの人は軽症で済むようですが、「重症・重篤」も5人います。笑い話では済まないこともあるということは認識しておくべきでしょう。

 

■「ちんたら」という言葉の語源

 「地団駄は島根で踏め」(2009年)という本を、そのタイトルに釣られて読みました。語源を探る内容の本です。「ちんたら」という言葉も登場します。その意味は、「やる気なく、のろのろと事を行うさま」です。

地団駄は島根で踏め (光文社新書)

 

 ちんたらという言葉の語源は、「江戸から明治にかけて薩摩地方で一般的だった焼酎の伝統的な蒸留法」にあるのだと。焼酎を蒸留するために熱せられた鉄釜が「ちんちん」と音を発し、やがて揮発したアルコール分が、鉄釜の上部に備え付けられた木桶につけられた筒から「たらたら」と滴り落ちてくるというわけです。気の遠くなるような時間がかかりそうな製法ですが、これが「ちんたら蒸留器」です。

 

 また、鹿児島地方では、「ちんちん」といえば、「ゆっくり」とか「少しずつ」という意味もあり、「ちんちん飲まないといかんぞ」は「ゆっくり味わって飲め」という意味で使われるといいます。

 

 「幻の芋焼酎」と称される「チンタラリ」という焼酎もあります。スマホをしながらちんたら歩くのは困りものですが、焼酎に限ってはちんたらもアリです。

【幻の芋焼酎】チンタラリ[ちんたらり] 鹿児島 31度 430ml 敬老の日 新築祝い 長寿祝いレア 高級ギフトに最適 お歳暮 父の日 お中元 ギフトに

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