広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

スマホ全盛でも腕時計の需要は落ちていない

お題「腕時計」

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腕時計市場が携帯電話やスマホの影響を受けていないことを知る

 仕事に行くときに必ず身につけるものに腕時計があります。それが長年の習慣でしたが、休日には付けないことが増えました。携帯電話と万歩計が時間の確認の代用を果たしてくれるからです。携帯電話などの普及で腕時計をしない人が増え、業界も危機感を募らせているのでは、と感じていましたが、実際はそうでもないようです。

 

 時計の業界団体のまとめによると、日本のウオッチ(腕時計)の2015年の完成品総出荷(輸出+国内出荷)数量は6870万個に対し、2011年は6430万個。出荷金額も2015年が2863億円に対し、2011年は1689億円。いずれも増えています。(2005年は8230万個、1438億円。)

2015年日本の時計産業の概況 | 統計データ・資料館 | 日本時計協会 (JCWA)

 

 腕時計市場が携帯電話やスマホの影響を受けていないどころか、出荷金額は順調に増えていることがわかります。この結果から「スマホがあるから腕時計は必要ない」人たちは、むしろ「そもそも腕時計に興味がない」ともいえそうです。あるいは、「腕時計にかけるお金が上がっている」とも。

 

■時計に興味を持つきっかけ

 社会人になりたての頃の職場の上司に、高級腕時計の象徴ともいえるロレックスを付けている人が二人いました。当時は景気のいい時代でもありましたが、腕に光るロレックスが印象に強く残っています。ちなみに二人とも「オイスター」というモデルで文字盤のフレームにスジが入ったものでした。

 

 一人はシルバーで控えめな自己主張でしたが、もう一人はゴールド。「いかにもバブル」なロレックスです。「腕時計は時間さえわかればいい」と思っていた筆者でしたが、二人を見て、時計に興味を持つようになりました。

 

 とはいえ、自分には不釣り合いだし、そうした余裕もないので「いつかはロレックス」と思ったことはありませんが。オメガの時計は修理を重ねながら、長く愛用しています。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 最近知りましたが、日本料理店ではエチケットとして腕時計を外した方がいいそうです。腕時計がお皿にあたるのを避けるためです。こういう何気ない所作が自然にできる人はすごいと思います。

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