猫年はないけど猫ブームは続く
■猫ブームと遺伝性疾患
猫ブームが続いているといいます。朝日新聞に猫関連の記事が続きました。1月13日の「ニュースQ3 続く猫ブーム 広がる病に懸念も」と1月14日の別刷り紙面「今さら聞けないプラス 猫」です。
国内の猫の飼育頭数は2015年で1000万頭弱で犬とほぼ変わらないといいます。犬の飼育頭数は少しずつ減り、反対に猫は増えた結果、追い抜くのも時間の問題のようです。そうした猫ブームの陰で、健康を考えないで無理な繁殖を行っているケースもあると述べています。
年に2回しか繁殖できない犬に比べ、猫は日照時間が長くなると発情期が来るため、蛍光灯をあて続けることで、年に4回程度に繁殖の機会を増やすことが出来るのだと。その結果、遺伝性疾患が広がりやすい土壌が生まれているといいます。
筆者も猫を飼い始めて3年弱です。遺伝性疾患の一種ともいえる病気が去勢手術の時に判明し、慌てて追加の手術を動物病院で行ったことがあります。猫には何の罪もないだけに、いたたまれない気持ちになりましたが、今では何事もなかったかのように我が物顔で室内を徘徊し、それに飽きると時には「大の字」に仰向けになって寝ている有様です。
■「猫を飼う生涯費用は平均約130万円」
「今さら聞けない」では猫の意外に知られていない高い能力にスポットをあてています。猫の俊敏な動きはよく知られていますが、最大時速50キロの脚力を持ち、退潮の5倍のジャンプ力を有します。猫は肉食ですが、強力なあごの力で牙を食い込ませる力もあります。「甘噛み」ながら、今でも筆者の手や足を狙ってくることがよくあるし、子猫の頃には爪でよく引っかかれて多くの生傷ができました。
この記事でも猫ブームについて述べていますが、その背景にSNSがあるといいます。これまでのペット自慢の方法は、犬の散歩などに限られていましたが、SNSでそれが手軽にできるようになったからだと。確かにブログやツイッターには、猫の愛くるしい表情や脱力した仕草がアップされていて、多くの人が癒されているでしょう。
猫の寿命は15~16歳で年々伸びているそうです。記事のコメントによれば、「猫を飼う生涯費用は平均約130万円」だそうです。そこまでかからないという印象をこれまでは持っていますが、この先病気にかかるかもしれないということを考えれば、そのぐらいは見ておいた方がいいかもしれません。