広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

危機管理

ニュースリリースにも「イーハンつける」ことを意識する

「池上彰に聞く どうなってるのニッポンの新聞」という本を興味深く読みました。特に朝日新聞に汚点を残す形となった「吉田調書」報道と慰安婦報道の誤報問題から新聞報道のあり方、新聞記者の役割などは参考になりました。 本の中で、記事に「イーハン(1…

謝罪会見ではトップが率先して説明すべき

記者クラブによってルールは多少異なりますが、企業からの発表の申し込みは2日前までに発表タイトルと発表日時を幹事社に告げ、その了解を得ることとされています。幹事社とはいわば、持ち回りの世話役で、定期的に開かれる記者クラブの集まりで決められます…

ジョンソン&ジョンソンと参天製薬の意外な共通点(後編)

ジョンソン&ジョンソンと並んで危機管理広報の模範とされる参天製薬のケースです。 ■参天製薬の例 2000年6月14日午前、大阪市に本社がある参天製薬に異物を混入した目薬とともに2000万円を要求する脅迫状が届きました。警察に届け出るとともに社内に社長を…

ジョンソン&ジョンソンと参天製薬の意外な共通点(前編)

ジョンソン&ジョンソンと参天製薬。この2社は医薬関連企業ですが、意外な共通点があります。それは、両社とも危機管理広報がうまく機能した結果、危機が発生してなお、その信頼を高めたという点です。記憶に新しい日揮の広報対応もその一つですが、両社の対…

危機管理広報のお手本といえばこれ

広報対応のまずさが企業の信用を棄損することが多い一方で、その対応で企業の信用を高めた企業もあります。発生当時に広報担当者の間で参考とすべき事例として大いに話題になったのが、日揮の広報対応です。 ■事件の概要 2013年1月16日13時40分(日本時間以…

東芝の不正会計問題における広報対応

東芝の不正会計問題は今年の4月3日の発表が発端とされています。この日、「2013年度の会計処理において、調査を必要とする事項が判明したため、特別調査委員会を設置する」という3枚もののリリースが出されました。 この中で、「業績への影響があるかも」と…

広報に対する無理解を嘆く前にすべきこと

―――「弁護士から言うなと言われているのでコメントできない。」 ―――「その件についてはお答えしかねる。」 これは、ある大手企業が3年ほど前に行った記者会見で繰り返された発言です。これによって、複数の記者が疑問と非難の声を上げ、会見が紛糾したという…

広報担当者にとって「危機を危機として判断する」こととは

広報担当者にとって、緊急時の対応は重要なミッションの一つです。なぜなら、広報担当者の対応如何で会社のイメージが大きく毀損することもあるからです。そこで大事なのは「危機を危機として判断し、危機でないものを危機でないと判断すること」だと考えま…

非難される側と追及する側の溝は埋まらないのか

ちょっと古い話ですが、2013年12月20日の朝日新聞「天声人語」に、その前の日に行われた猪瀬直樹前東京都知事の辞任会見を取り上げています。 「1幕目では、問題は認めるが小さく見せようとする。2幕目で火消しの言い逃れを連発。そのために3幕で傷口をいっ…

緊急記者会見で気を付けたいこと

今日は金曜日ですが、昔から他の日に比べると、緊急記者会見が増える傾向にあります。企業が緊急記者会見を実施するケースにはその発表内容に応じて大きく2種類あります。一つは会社の運営上、極めて重要な決定事項が取締役会などで決議されたときです。例え…

ポジションペーパーとは?

事件や事故のようなリスクが発生したら、何はともあれ「ポジションペーパーを作りましょう」というようなことが、しばしば広報の現場で言われます。しかし、私はこの「ポジションペーパー」という言葉に、誤用というか誤解を含んでいるように感じています。 …