広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたの会社はできますか?危機を危機として判断することが。

■謝罪会見をやるにあたってマスコミがまず注目すること 謝罪を伴うような記者会見では、事態の重大さをどれだけ会社側が理解し、記者が納得できるメンバーをスポークスパーソンとして人選したかが問われます。不始末を起こした側が思う以上にマスコミが重視…

プレゼンで「動画を見せられている感覚」になったことはありませんか?

■「1枚のスライドには、一つのメッセージを明確に残す」 業績や事業戦略の説明などで、企業の幹部がマスコミやアナリストの前で、パワーポイントを使って説明することがよくあります。そうした場に立ち会ったり、プレゼン資料を読んだりする機会がありますが…

(今では通用しない)上海で日本人ビジネスマンを発見する方法

■上海で日本人ビジネスマンを発見する方法 10年ほど前の初夏に初めて上海に行ったときに、「日本から来ているビジネスマンはすぐわかる。なぜなら、必ずネクタイをしているから」と現地の人に言われたことがあります。そういわれると確かに、中国のビジネス…

しっかりとしたマスコミ対応は、しっかりとした●●●があってこそ

■BCPって何? 災害の多い日本で、業務を続けるために策定されるものに、業務継続計画というものがあります。BCP(Business Continuity Plan)ともいいます。中小企業庁のホームページでは以下のように説明しています。 「企業が自然災害、大火災、テロ攻撃な…

緊急記者会見の司会は「サッカーのレフェリー」と心得よ

■緊急記者会見の司会は「サッカーのレフェリー」 事件、事故、不祥事といった謝罪を伴う緊急記者会見では、スポークスパーソンが重要な役割を担うのは言うまでもありませんが、司会の力量も重要です。通常、広報部門を司る責任者やそれに次ぐ立場の人間がそ…

お詫び会見でお辞儀にかける時間や角度のほかに気を付けたいこと

■お辞儀にかける時間 謝罪会見のトレーニングの現場で話題に上ることがあるのが、「お辞儀の時間と角度」です。スポークスパーソンがお辞儀を早々に切り上げて、頭をあげてしまうと、「誠意がこもっていない」と記者は感じるだろうし、カメラマンも最大のシ…

「送球に」検討します?

■「送球に検討します」 先日のブログに「早急」の正しい読み方は「さっきゅう」だと知ったことを書きましたが、長年の習慣は簡単に変わるはずもなく、「そうきゅう」をそのまま使っています。その結果、つい最近「早急に検討します」とすべきところを「『送…

スピーチライティングの6つのコツ

■スピーチの名手の陰には、名スピーチライターがいる 広報の仕事の中心は報道対応ですが、中には、社長のスピーチ原稿を書くという仕事を任されている人もいるでしょう。筆者も事業会社の広報担当者の頃、社長の年頭あいさつの草稿を行ったことがあります。 …

広告にしか目を向けていない人に「広報」のススメ

■広報と広告の違い 先日、商工会議所主催のセミナーに講師として登壇しました。改めて感じたのは、「広報」を正しく理解、認識している人が少ないということです。さすがに広告を知らない人はいませんが、広報というと、「何気なくしか知らない」(終了後の…

リリースの配信を地元自治体の広報課に相談するという手があった

■地元自治体の広報課に相談する 広報活動になれていない団体がプレスリリースを配りたいと考えた時に、どうすればいいでしょうか。営利色が強くなく、公共性が高ければ、検討に値する方法として、「地元自治体の広報課に相談する」ことがあります。 筆者自身…

千葉と温泉の意外な関係

■千葉と温泉の意外な関係 草津、日光、箱根に湯河原。関東には全国的に知名度の高い温泉が数多くあります。その中で地味な存在なのが千葉県です。 ところが2年ほど前の新聞記事の地方面(朝日新聞2014年1月7日)に、「千葉には93か所の温泉があって、全国で1…

プレスリリースも「複数の目で視点を何度も読み返す」ことが大事

■校閲記者とは? 記者というと反射的に、「取材をして記事を書く人」を思い浮かべます。その一方、何となくは知ってはいても、その存在を感じる機会が少ない「校閲記者」という人たちがいます。先日の朝日新聞の記事で、その人たちの仕事ぶりを初めて垣間見…