広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日新聞で「吾輩は猫である」が始まるので読み返してみようと思う

今週のお題「犬派? 猫派?」 ■4月1日から朝日新聞で始まる「吾輩は猫である」 今年は夏目漱石の没後100年にあたるそうです。それを知ったのは朝日新聞で「吾輩は猫である」の連載が開始されることを知ったから。4月1日からの連載に先立ち、「『吾輩は猫であ…

自己PRと会社PRの共通点

■三つある自己PRの黄金ルール 就活や転職の面接の場で、自己PRは欠かせません。履歴書や職務経歴書に書いてあるのだから、言わなくてもわかってもらえる、と思っているところがあります。しかしそれではダメ、発想の転換が必要だと「日本人の9割は正しい自己…

「子供に将来どうなってほしいですか?」と聞かれて学んだこと

■コーチとは「ショットグラスを持たない聞き上手のバーテンダー」 以前にも本ブログで取り上げた「フリーエージェント社会の到来」にコーチングにおけるコーチについて「診療椅子を持たない精神科医であり、フローチャートを持たない経営コンサルタントであ…

【おススメ!】行政やNPOのチラシがきっかけで学びの機会を得る

■侮れないチラシ 図書館や公民館に行くと、行政やNPOによる催しやセミナーのチラシが、いくつも置かれています。ネットが普及した今でも、低コストで集客や周知ができるという点で、意外に効果があるようです。(郵便ポストにポスティングされる販促チラシの…

60年経っても色あせないチョコのキャッチコピー

■「お口でとろけて、手に溶けない」というUSP 先日、USP(Unique Selling Proposition)の意味について、「自社や自社製品が持つ独自性やウリ」と書きました。典型的な例として、ドミノ・ピザが打ち出した「熱々のピザを30分以内にお届けします。遅れたら値…

郵便ポストからごみ箱に直行する営業チラシに効果はあるのか

■ごみ箱に直行するチラシ どこの家にも郵便ボックスがありますが、そこには郵便物や新聞だけでなく、チラシ類が毎日のように投函されます。不動産関連が多いですが、スポーツクラブや飲食店、そしてピザや寿司の宅配などが目立ちます。新聞を購読していれば…

硬直マインドセットとしなやかマインドセットの違い

■硬直マインドセットとしなやかマインドセットの違いとは 「マインドセット」という言葉があります。英和辞書によると、「〔人の固定された〕考え方、物の見方、〔人の〕好み、習慣」といったことを意味します。転じて、価値観や判断基準、心の持ち方といっ…

イースターは知っているけどサン・ジョルディの日は初耳

■日本でも「イースター」が根付く? 3月22日付の朝日新聞経済面に「『イースター』ブームの卵」という記事がありました。今年の「イースター」は27日がその日にあたるそうです。イエス・キリストが死後3日目に復活したことを祝う「復活祭」の日です。(ちな…

USPとは顧客にとってのメリットで、自社の製品やサービスの強みなどではない

■「なぜ、あなたはここに存在するのですか」 「限界はあなたの頭の中にしかない」(2015年)という本を読みました。この本の著者であるジェイ・エイブラハムは本書の中で「私は、憂き目だらけの人生を経験」したと吐露します。経済的な面と結婚生活の両方に…

お酒が苦手ならお昼前の「会社レク」からのランチという手がある

■“飲み二ケーション”をググると グーグルで“飲み二ケーション”と検索すると、予測変換で「飲みニケーション 古い」や「飲みニケーション 死語」と出てきます。他にも「うざい」とか「無駄」など散々です。(苦笑) 仕事がないならさっさと帰ればいいのに、所…

「お宅の社員は、こんなこともできないのか」と感じたことはないけど…。

■「大企業で通用しても、中小企業で活躍できる人はごく一部」 「中小企業は社会の主役である。企業数の99%以上、従業者数では7割を占める」と書き出しにあった、3月12日付の朝日新聞のコラム、「経済気象台」に目が留まりました。タイトルは「中小企業活性…

不祥事が発覚した企業が起こしやすい二つの行動

■「謝罪に関する二つの事実」 「ハーバードビジネスレビュー」の2016年3月号のテーマは「コーポレートガバナンス」。この中にハーバード大学などの先生による「企業が正しく謝罪する方法」という13ページのレポートが載っていました。 「謝罪に関する二つの…

小学2年生の3割、小学5年生の6割が持っているもの

■市内の小学2年生の3割がケータイを保有 市内で発行されているフリーペーパーに、市の教育委員会が昨年行った「小中学生の生活実態調査」が載っていました。「中学2年生の7割以上が携帯電話(スマホ含む)を保有。その9割が毎日使い、2割はいやな思いをする…

広報にも「フリーエージェント社会の到来」と15年前の本にあった

■68歳のフリーエージェントおばあちゃん 「フリーエージェント社会の到来 新装版」(2014年)を読み返しました。初版は2001年ですが、15年経った今でも新鮮な内容にあふれています。フリーエージェントというとプロ野球の自由契約選手を想像しますが、英和辞…

安全で、秩序が保たれ、未来を予感させる。そんな日本が凝縮された場所とは?

■ニュースはないけど続けて記事になった「渋谷のスクランブル交差点」 朝日新聞で3月5日付(土曜版be)と8日付「ニュースQ3」で渋谷のスクランブル交差点が相次いで取り上げられていました。全く別の記者による同じテーマの記事が、ニュースでもないのに続く…

人を動かすのに必要なのは「誠実な関心を寄せる」こと

■コミュニケーションにおける「もんしろちょうちょう」 日経新聞の3月7日付夕刊に「交流会での人脈の築き方」のポイントとして「もんしろちょうちょう」という“語呂合わせ”が印象に残る記事がありました。筆者自身は交流会にはほとんど出席したことはありま…

北海道の「今」がわかる、道産子なら一度は見ておきたいサイト

今週のお題「好きな街」 ■「○○さんって、人の出身地をよく聞くよね」という違和感 年長者の女性に聞いた話です。「○○さんって、人の出身地をよく聞くよね」という感想を、同年代の同性に漏らされたことがある、と残念そうに言っていました。自分の出身地には…

震災の日に発生した爆発事故の教訓

■震災の日に発生した爆発事故の教訓 震災から丸5年。テレビや新聞でも関連の特集が多く組まれています。朝日新聞の3月3日付の首都圏版に、京葉臨海コンビナートのコスモ石油の爆発事故の検証記事がありました。筆者が住んでいる地域の対岸だったこともあり、…

コーチングでは5W1Hではなく4W1Hを使って質問する

■四輪大型馬車という意味もある「コーチ」 「コーチ(coach)」はスポーツ競技の指導者を表す言葉として定着していますが、もう一つの「四輪大型馬車」という意味はあまりなじみがないかもしれません。ちなみに高級皮革製品のブランドにも馬車があしらわれて…

余白を意識し、情報を詰め込みすぎないようにする

■日章旗に占める赤い部分の面積比 誰にとってもおなじみの日章旗ですが、赤い部分の面積の占める割合について、「引き算する勇気」(2015年)を読んで意外なことを知りました。本によれば、1000人アンケートの結果、30%が最も多く、40%、50%がこれに続く…

新聞の行為者率が3人に1人になったけど新聞はほとんど報じていないのはなぜ?

■土曜に新聞を読む20代女性がゼロ⁉ 2月17日、NHK放送文化研究所が5年ごとに行う、「2015年国民生活時間調査」の結果がまとまりました。最も特徴的なのは、新聞の行為者率(1日の中で15分以上見ている人の率)の減少です。 1995年、2005年、2015年の順で見て…

訴求ポイントをどこに置くかという四択問題

■訴求ポイントをどこにおくか 先日、市民団体の広報活動のコツというセミナーに出席したことを書きましたが、もう一つ印象に残ったことがあったので紹介します。訴求ポイントについてのお話です。以下のキャッチコピーを読み上げ、どれを購入したいかを参加…

好奇心が人生を豊かにする(後編)

■企業のメンター制度 人生やキャリアの方向性を決めあぐねているときに、自分の資質を理解しているメンター(指導者、助言者)が背中を押してくれたり、軌道修正してくれたりすることがあります。尊敬できる会社の上司のケースが、多いでしょうが、自分に好…

「○月○日付の○○新聞で当社が紹介されました」 で気を付けたい事

■新聞記事の自社ホームページへの掲載は注意が必要 「○月○日付の○○新聞で当社が紹介されました」 こうした見出しとともに、その新聞記事が掲載されているホームページを見かけることがあります。広報活動の成果として、名の通った媒体が取り上げてくれたわけ…

好奇心が人生を豊かにする(前編)

■一万円札の肖像画 一万円札の肖像に描かれている偉人といえば、誰もが知る福沢諭吉です。その福沢諭吉が書いた代表的な著作といえば「学問のすゝめ」。初編は1872年(明治5年)に刊行され、1876年に完成しました。 ウィキペディアによれば、「最終的には300…

広報活動の発信力を高めるのに必要な傾聴力

■市民活動の広報セミナーに行ってみた 市民団体による広報活動のコツに関するセミナーが近くの公民館で開かれたので、聞きに行ってきました。30人ほどの出席者の多くはシニア以上の方で、隣のおばあちゃんにも「お兄ちゃん」と呼ばれるほど。(苦笑)同じテ…

リリースには”意気込み”を込める

■記者の興味を惹くための”とっかかり”でしかない プレスリリースに関する書籍を読むと、それぞれの著者のバックグラウンドによって、「書き方はこうすべきだ」というものが違っていて、興味深いものがあります。 広報活動には欠かせない基本ツールなので、リ…