広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

トップが現場で、「聴く、話す、書く、読む」ことが不祥事撲滅の第一歩

■不祥事とトップの心がけ 昨年11月7日の日経電子版に「企業不祥事が起きる主な原因は?」という読者アンケートの結果に関する記事がありました。これによれば、不祥事が起きる原因のトップスリーは「経営トップの法令遵守意識の欠如」30%、「経営トップによ…

インタビューにおける会話の「先を読む」ことの重要性

■インタビューにおける広報担当者の役割 メディアによるインタビューが行われる場合、広報担当者(やこれに準じる人)が立ち会うことが原則です。この際、記者の質問の要旨と応対者の回答内容を書き留めておきます。記事がなったときに、その内容との齟齬が…

初めての通訳案内士試験の雑感(下)

■高をくくってしまった一般常識 知識がほとんどないところからだった日本地理と日本歴史に比べ、一般常識は高をくくっていました。試験のガイドラインにも、「筆記試験時に最新の『観光白書』や新聞(一般紙)に掲載された時事問題をベースに出題する」とあ…

初めての通訳案内士試験の雑感(上)

■会場で気になったこと 午前に実施された英語の筆記は、TOEICによって免除だったので、午後からの日本語3科目の受験となりました。日本地理、日本歴史、一般常識の順番で試験時間は40分です。都内にある大手私大が会場でした。地方では会場不足で、泊りがけ…

通訳案内士試験にチャレンジしました

■通訳案内士試験にチャレンジ 通訳案内士(通訳ガイド)の試験を8月21日に初めて受けました。興味を持ったきっかけは5年ほど前の新聞記事です。英語などの外国語を使って、有料で外国人観光客にガイドをするための国家資格ですが、お金を取ってガイドするの…

歩きスマホと「ちんたら」の語源

■ちんたら歩く人 一向になくなる気配のない「歩きスマホ」ですが、スマホとにらめっこしながら、歩く人の姿にいつも複雑な思いを抱きます。スマホが情報の受発信に欠かせないツールであることはよく理解できますが、せめて立ち止まって邪魔にならない場所で…

ニッポンのお祭りとインバウンド消費の新たな関係

■外国人観光客の姿が増えた「日本のお祭り」 訪日外国人の増加の影響もあるのか、お祭りで外国人観光客の姿を見かけることが珍しくなくなりました。6月に行われた4年に一度のお祭りである「浦安三社祭」でもそうでしたが、5月にあった三社祭の本家、浅草神社…

ストーリーやせりふ回しまで頭に入っているのに「繰り返し見てしまう映画」

今週のお題「映画の夏」 ストーリーやせりふ回しまで、頭に入っているので、見る必要もなさそうですが、繰り返し見てしまう映画があります。特に、次の日が休みというような夏の一夜に思い出したように見てしまいます。 ■「ゴッドファーザー」、「ゴッドファ…

受け身な情報収集が真の情報収集につながることもある

■新聞を読む理由 財団法人新聞通信調査会が2015年10月に発表した調査結果によれば、「新聞を読まない理由」のトップスリーは、「テレビやインターネットなど他の情報(源)で十分だから」、「新聞を取っていない」、「新聞は高い・お金がかかる」です。どれも…

短期的な成果に踊らされない広報活動のすゝめ

■クライアントとメディアの間の「潤滑油」 広報活動をクライアントになり替わって行う会社を、PR会社とかPR代理店といいます。広報の重要性が徐々に高まってきた1960~70年代に日本でこうした会社が誕生しました。その役割や業務内容は、時とともに多少変わ…

カフェの代わりに図書館という選択もある

■カフェの代わりに図書館を 仕事をしていると、平日の日中に図書館に立ち寄る機会は限られます。それでも、特にこの暑い時期には涼をとれる場所として重宝します。外出先でカフェを利用する人は多いと思いますが、かわりにこうした場所を利用して情報収集を…

プレスリリースを推敲するときに覚えておきたい二つのこと

■プレスリリース作成で大事な推敲という作業 プレスリリースを書くときに大事なことの一つに、文章を何度も見直して推敲することがあります。プレスリリースは会社の公式文書です。ホームページにも掲載されます。時を経ても、掲載されることが通例なので、…

USP(独自のウリ)を見つけられない人のためのヒント

■USPとは独自のウリ マーケティングの本、特にアメリカ発のそうした本を読んでいると、USPという言葉が頻繁に出てきます。USPとはユニーク・セリング・プロポジションの略で、「独自のウリ」という意味です。 以前読んだ本には、「顧客が知りたいのは、あく…

第三者的な視点で外の空気を中に伝え、時には、耳の痛いことも伝えなければいけない

■社会的な影響が軽微な事件・事故の場合のマスコミ対応 社会的な影響が軽微な事件・事故だと社内で判断された場合、マスコミへの情報発信はどうすべきでしょうか。「コンプライアンスも大事だけど」とか、「話をおおごとにしたくない」という判断は理解でき…

自分の「強み」を知る方法

■自分の強みを知ることが、ポジティビティの上昇につながる 自分自身が得意だと感じていること、うまくこなせること、これが「強み」です。これを仕事や学業などで活かすことができれば、自分が望む方向への近道になります。そうは言っても「言うは易く行う…

注目度の高い新聞の人物紹介コラム

■新聞の人物紹介コラム 新聞には人物紹介の記事がつきものです。朝日なら「ひと」、読売は「顔」、産経「きょうの人」などが、それにあたります。人物に焦点をあてたコラムは注目度も高く、読むことを日課にしている筆者のような読者も多いと思います。 取り…

新聞の見出しやリリースのタイトルに必要なのは「寸鉄人を刺す」

■見出しを読むだけで記事の中身がわかる 新聞を読む習慣がある人、あるいはニュースサイトを閲覧する人でも、「見出し」がその記事を読む上での判断ポイントになります。見出しが気になれば、「どれどれ、どんな内容なの?」と。 うまくできたもので、見出し…

細野晴臣さんによるポール本の書評(by朝日新聞)

■初めて買ったレコードと初めて行ったコンサート 初めて買ったLPレコードがThe BeatlesのLet it Be。小学校6年、1970年代後半のことです。ビートルズの音楽を知ったのは解散後ですが、ジョンの暗殺や大麻の不法所持でポールが成田空港で逮捕されたことに衝…

すっぽかされないためにはリマインドするしかない

■メディアから取材申し込みを受けたらどうすればよいか 広報にとって、切っても切れない業務の一つにインタビューのセッティングがあります。社長を始めとした、マスコミにとっての取材対象との面談を設営し、これを円滑に実施することです。 メディアからの…

記者会見での不用意な発言を避けるために大切な二つのこと

■社会部の組織 例えば工場火災のような事故が起きたら、地元の警察や消防に続いて、マスコミが駆けつけます。この多くは社会部に属している記者たちです。社会部の記者は事件、事故をメインに扱う部署だからです。 社会部での記者経験の長い、共同通信の方に…