広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「奇数は男性的で偶数は女性的だ」と唱えた古代ギリシャの数学者

■奇数は男性的で偶数は女性的 ベートーヴェンはその生涯で9つの交響曲を作曲しました。これらの交響曲にはそれぞれ番号が振られています。もっとも有名なあの「運命」が第5番。「運命」というタイトルは日本だけで通用するそうですが。 他にも合唱付きで演奏…

記者は主観的でよいが、広報が主観的ではダメです

■記者は主観的でよいが、広報は主観的ではダメ 全国紙では定期的なローテーションがあるので、早ければ半年ほどで担当記者が変わることも稀なことではありません。そのたびに広報担当者も新たな担当記者との信頼関係を一から作っていくことになります。 広報…

公平な対応が記者の信頼を生む

■公平な対応が信頼を生む 取材などの扱いで他社と差をつけることを記者は忌み嫌います。広報担当者と接点の多いのは新聞や雑誌、そしてウェブ媒体ですが、あからさまに対応に差をつけると手痛いしっぺ返しを食らうことになります。 企業の担当記者が他紙を読…

事件・事故発生でまずもってしなければいけないこと

■「すぐに手を打つ」ことの重要性 工場火災のような事故が発生した時に大事なのは、とにかく「すぐに手を打つ」ことだとされます。つまり、「対応の方針を何よりも早く決めなければならない」ということです。では、どんな手を打つべきなのでしょうか。 実際…

小規模事業者持続化補助金を広報活動に活かそう

■広告に比べて認知度の低い広報 製造業を営む零細企業の経営者と話す機会がありました。先代から引き継いで、その会社を半世紀近く守ってきましたが、「取引先との関係は良好だが、コスト削減の要求も厳しく、利益率も低いのが悩み」と漏らしていました。 小…

なぜラーメン店はテレビで取り上げられやすいのか?

■テレビはハードルが高い? テレビ局の関係者が常に意識していることに視聴率があります。テレビ局もキー局、準キー局、地方系列局、独立UHF局と様々ですが、東京にある主要放送局であるキー局や、大阪に本社を置く準キー局では、それ以外のテレビ局に比べて…

ソーシャルメディアと「(自称)影響力のある第三者」

■影響力のある第三者? ソーシャルメディアを活用したマーケティングは、その大小を問わず多くの企業で導入されており、成功事例も見聞きします。その中で、“影響力のある第三者”がその企業についての投稿を行うことで、認知度向上を図っていく手法がありま…

タレントの知名度を借りずに記者発表会の集客を高めることはどこまで可能か?

■「新商品発表会にどのくらいメディアが来てくれるか?」 新製品発表会というと、有名ホテルの会場を借り、有名トレントを呼んで盛大に行うものから、こじんまり行うものまで様々。会社の知名度や業種、そして商品の話題性などに応じて、かけられる予算も違…

プレゼンに欠かせないBIGPRとは?

■プレゼンに欠かせないBIGPR プレゼンなどで、30秒で聞き手の関心をつかみ、聞き手を自分の話に集中させることができるスキルのことを、「BIGPR」として紹介している本を読みました。「チームを動かすファシリテーションのドリル」(2016年)です。 これによ…

プレスリリースは「タイトルやリードはできるだけ簡潔に」すべきなのか

■2016年上期の日経MJヒット商品番付(上記の表は日経電子版より転載) 2016年上期の日経MJヒット商品番付をまとめた結果が、日経電子版に先月(6月7日)出ていました。この中で特定の商品は上記画像にあるように3つ。「新型プリウス」、「カップヌードル…

実名報道に関して広報担当者が留意しておくべきこと

■日本人が犠牲になったダッカでのテロ事件と実名報道 7月1日深夜にバングラデシュ・ダッカの襲撃テロが発生し、日本人7名の尊い命が断たれました。日本政府は翌2日の会見で、「家族の了解をいただいていない」として、氏名の公表を見送りました。 それに同調…

猫を飼うと健康にいいという二つの理由

■「なぜ、猫はあなたを見ると仰向けに転がるのか?」 猫と暮らし始めると、その不思議な習性に苦笑することが少なくありませんが、「仰向けになる」というのもその一つ。猫がまどろんでいるときに、名前を呼んだり、なでてやると、仰向けになっておなかを出…

広報も時には「果報は寝て待て」

■取材のフックがない時は? 「良質なメディアに前向きな記事を掲載されたい」という想いは多くの経営者に共通することです。先日もそうした相談を受けました。企業や団体とメディアの間を仲介し、掲載へのつなげていくことを生業としているので、その意味で…

「忘れないようにする」ことと「活かす」ことの違いを知る

■講演で聞いたことを忘れないようにするには これまでマスコミの方の講演を聞く機会が比較的多くありました。そこで得た知識を忘れないようにするためにしていることがあります。難しいことではありません。それは「聞いた内容や気がついたことを書き起こす…

顧客に提供できる価値の創造なくして広報なし

■北千住の人気居酒屋を紹介した日経MJの記事 日経MJの6月24日付の「うまい飲食ビズ」というコラムで、東京下町の北千住にある炉端焼きがウリの人気居酒屋にスポットをあて、その人気の秘密を解説しています。 丸の内や赤坂といったビジネス街からは離れた場…

グローバルニッチトップ企業でも感じているかもしれない情報発信力という課題

■日本のグローバルニッチトップ企業 経済産業省が2年前に、グローバル展開に優秀と認められる実績がある企業を「グローバルニッチトップ企業」として表彰し、その「100選」を選定したことを先日初めて聞きました。 グローバルニッチトップ企業100選(GN…

本を読んだり、セミナーに出席して得たせっかくの知識を活かせない三つの理由

■得た知識をなぜ活用できないのか? 本を読んだり、セミナーに出席して得た知識を応用して、仕事や普段の生活に活かそうと思っても、なかなか身につかないということがあります。せっかく得た知識なのに、すっかり忘れてしまって、「そういえばそんな本もあ…

新聞の中で最もよく読まれるのは社会面でもテレビ欄でもないらしい

■多種多様な情報を知ることができるメディア 財団法人新聞通信調査会が昨年10月に発表した「2015年メディアに関する世論調査結果」の中に、「新聞についてどう思う?」というものがありました。 新聞に対する肯定層(「そう思う」+「どちらかといえばそう思…

お辞儀はほどほどに長く、経営に関わるリスクのトップへの報告はできるだけ早く

■どの会社にもリスクが降りかかる可能性はある 企業の不祥事や事故などが後を絶ちませんが、同じような事態に巻き込まれる可能性はどの会社にもあります。従い、日ごろからの備えや未然の防止策を抜かりなく行っておかなければなりません。 yhkhashimoto.hat…

「広報とは営業である」と感じた一冊の本

■広報とは営業である 「なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?」(2013年)によれば、セールスの「イロハのイ」は、「顧客の要求を知り、その欲求を満たすような商品を届けること」だとあります。これを読んで、感じたことがあります…

新商品をお披露目だけで終わらせない

■新商品の発表だけで終わらせるのはもったいない 「ネタがない…」と嘆く場面が広報担当者なら少なからずあるのではないでしょうか。ニュースは文字通り“新しい”情報のことですが、世の中には知られていない情報もここに含まれます。 North、East、West、Sout…

レビューを「飛型点」方式で逆評価する

■図書館で「口コミ」関連の書籍で多いもの 消費者がモノやサービスの購入するときに「口コミ」が影響を与えることは多くの人が実感しています。特に、ソーシャルメディアの普及によって、口コミの影響力はより強力になり、購買のみならず、旅行や就職や転職…

他社より優れた分野を三つに絞り込み、その三つの強みを繰り返し訴える

■四本の脚で支えられたマーケティング 「マーケティング」とは「売れる仕組みづくり」を指します。以前受けた講座でも、「企業や個人が営む事業の目的を達成するためには、顧客に提供できる価値を創造し続け、しかもその価値をできるだけ広く伝えなければな…

ウェブサイトにおける企業と生活者の間のギャップに関する調査結果

■動画コンテンツに対して企業と生活者の間にギャップがある 企業の認知度やブランド力の向上のために、今やウェブサイトは欠かせない存在。コンテンツにも工夫を凝らして、魅力的な企業としてのイメージを醸成しようと多くの会社が工夫を凝らしています。 そ…

「モノ離れ」の若者の関心が向かった先は、90年代の若者の関心と同じだった?

■「モノ離れ」の若者が向かった先は90年代の若者と同じ? 時間があると日経MJをまとめて図書館で読むことがあります。普段新聞を読まない人でも流行や情報に敏感な人にはおススメだし、気づきも多い。B2Cに寄っているのが人によっては物足りないかもしれませ…

各社で微妙に異なるオバマ大統領の広島演説の日本語訳

■オバマ大統領の広島演説の日本語訳 新聞の読み比べをして、かつそれぞれを丁寧に熟読しないと気がつかないことがあります。それを先日の朝日新聞6月24日付「池上彰の新聞ななめ読み」で教えられました。5月末に来日したオバマ大統領の広島演説を取り上げた…