広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ネイティブ広告は「広告」ときちんとクレジットをつけて出したらよい

■サクラ投稿に釣られる若者と振り込め詐欺に騙される年配者 宣伝と気づかれないように記事などを装いながら、商品やサービスを宣伝する「ステルス・マーケティング(ステマ)」。2012年ごろからよく使われるようになった言葉です。 この年、飲食店口コミサイ…

「蟄居」の読み方が「きっちょ」とあるのは、「ちっきょ」の誤りでした。(by 朝日新聞)

■朝日新聞の「訂正して、お詫びします」 ①「『ニュースQ3 真田幸村なぜイケメン】の記事で「蟄居」の読み方が『きっちょ』とあるのは、『ちっきょ』の誤りでした。ルビを入力する際に打ち間違えました」 www.asahi.com ②「『(なるほどマネー)介護保険を使…

なまらうまいものの多い北海道

今週のお題「方言」 ■「なまらうまかった」 学生時代に北海道でよく使っていた方言で、今は使うことがなくなったことばがあります。住んでいた札幌や小樽は、比較的標準語(東京弁)にかなり近いといえますが、普段使いのことばには結構、「内地」の人には意…

締め切り時間にもいろいろある

■締め切り時間と格闘する記者たち 記者と切り離せないものとして「締め切り」があります。翌日の朝刊に載せなければならない記事であれば、必ず締め切り時間までに処理を完了しなければなりません。 全国紙一つとっても21~22時ごろに締め切りを迎える12版(…

「あの編集長とはポンユーだから」(苦笑)

■「知るきっかけ」を得た後にすべきこと インターネットはもちろん、新聞やテレビといったメディアに接すると、いろいろな情報が入ってきます。メディアはまぎれもなく、「知るきっかけを得る」のに適しています。ただ、自戒を込めて思うのは、「一次情報を…

「痒い所に手が届く」広報のススメ

■「痒い所に手が届く」広報とは 記者も横のつながりがあるので、ライバル社同士で情報交換をすることがあると聞きます。そこで担当業界各社の広報対応について話題になることがあるといいます。 人間同士ですから相性もあります。ちょっとした誤解による感情…

「アプリシフト」がもたらすもの

■「スマホシフトからアプリシフト」 先日、キュレーションメディアの方の話を伺う機会がありました。それによれば、2014年ころから「スマホシフトからアプリシフト」が進行しているらしい。なるほど、スマホの1人あたり1日の利用時間の調査結果をみても、ア…

ネガティブな声をコントロールするためにスタートしたプロジェクトが転換した訳

■SNSを活用して賛同者を増やす方針に転換 2005年の夏に米国で発生し、多くの犠牲者・被害者が出た大型ハリケーン・カトリーナの際、批判の矛先が赤十字社に向かったといいます。「災害がすぐそこで起こっているのに、有効な手立てを取らなかった」と。 SNSに…

何をもって情報弱者?スマホとにらめっこするのが情報強者とは思えないんだけど

■本当の”情報弱者”とは 「情報弱者」-「マスコミ報道やインターネットなどに触れる機会が少なく、情報の入手において不利な環境にいる人。また、情報の価値や真偽の判断に慣れていない人」(デジタル大辞泉) 最近読んだ「情報汚染の時代」(2014年)で、そ…

自分の評判は自分ではわからない。だから、評判を新たに作るには「一貫性」が大事

■自分の評判は自分ではわからない 何年も前のことを振り返って、事あるごとにその手柄や成果を持ち出す人がいます。聞いている周りの人間は、「何の意味ももたない」と感じているのに。過去にしがみついているだけにしか聞こえないないし、いっそ「それで今…

空調20度と20%タイムを実践するGoogle

■一年中20度に設定されているGoogle 先日も朝日新聞のコラム「経済気象台」から取り上げましたが、去年の8月25日のそれも興味深い内容で、切り抜きを残しています。「空調20度のススメ」と題されたものです。 エアコンの温度設定は、冬は20度、夏は28度が推…

「寝逃げ」という言葉で思い出した新製品発表会

■「寝逃げ」って何? ほどほどの晩酌のせいか、本を片手に床に入っても、ほどなくして眠りに落ちてしまいます。それでも、お酒の量が多かったり、いやなことがあった翌朝はどうしても睡眠不足に陥りがち。 そんな時に「寝逃げ」という方法があることを「睡眠…

これからの企業とPR会社は「アウトソーシング」ではなく「コソーシング(co-sourcing)」

■キャリアの原点 1990年代半ばから、広報関連の仕事を続けてきました。グループ会社を含めると、3万人以上の事業会社にバブル期に入社しました。その数年後に配属された広報部が原点です。 プレスリリースやQ&Aの作成、取材誘致、記者会見やプレスツアーの設…

TDRの値上げ報道があったのでOLCのアニュアルレポートを読んでみた

■入園料の値上げを決めた東京ディズニーリゾート 東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC)が、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの入園料を4月1日から値上げすることを決めました。いずれかで1日楽しめる「1デーパスポー…

中国の友人が買った2つのお土産

■爆買いの行方 朝日新聞の金融情報面に「経済気象台」というコラムがあります。第一線で活躍している経済人、学者など社外筆者が匿名で執筆しています。興味深い内容は、切り取って手帳にはさんでます。 2月10日は「『爆買い』の行方は?」と題し、7日から(…

「心のゴミ」を捨て、「決断の瞬間」から勇気をもらう

■「捨てるテクニック」 「捨てなきゃいけない — これが、現代に生きている私たちにとっての至上命題だ」。2000年のベストセラーになった「捨てる!技術」の書き出しです。その10年後には「断捨離」という本が出て、これもベストセラーになりました。整理や収…

中小企業がソーシャルメディアを運営するための基本原則

■SEO対策に必要なこと 自社のことを知ってもらうために今やホームページは欠かせないツールとなりました。広告を出稿したり、記者に取材をしてもらって記事になったりしても、ホームページがなければ、せっかくのチャンスを台無しにしてしまいます。 yhkhash…

「いつ頃掲載されそうですか?」、「もう記事にしましたよ」、「えぇ!」

■取材後に気になるのは掲載日 新聞社から取材を受けると決まって気になるのは、「いつ掲載されるのか?」。掲載前に確認の電話の一つもあれば、「明日掲載ですか?」、「その予定です」と気構えの一つもできますが。 記者がわざわざ事前に掲載日を教えてくれ…

30秒6億円のCMが流される番組がまもなく始まります

■50回目のスーパーボウル 米NFL王者を決めるスーパーボウルが迫ってきました。今年は50回目のメモリアルマッチ。アメリカを代表するスポーツイベントで、視聴率は例年50%前後とか。試合は7日(日本時間8日8:30試合開始)にあります。 今年はデンバー・ブロ…

企業出版はブランド価値の向上につながるのか?

■ブログを使った「アウトプット力」の蓄積 「本を出してみたい」と夢想することがあります。自分が培ってきた広報活動全般の経験やノウハウを多くの人に知ってもらうことで、それぞれの会社や団体の広報力を向上につなげられるのではないかと思うからです。 …

「情報流通インデックス」で見落とされがちな事実

■プレゼンでよく見かけるマストデータ 「情報流通インデックス」という総務省が調べたものがあります。2011年8月に発表されたデータですが、いまだにいろんなところで見聞します。いわばプレゼンのマストデータです。 情報流通を「人間によって消費されるこ…

記者クラブに接近するきっかけとして覚えておきたいこと

■お互いにとって都合のいい「記者クラブ」 官公庁や地方自治体には必ずと言っていいほど記者クラブがあります。役所の中にこうした施設があることで、情報をタイムリーにマスコミに伝えられる。マスコミ側にとっても働く場所が取材先ということで、双方にと…

豆まきと恵方巻き、そして年越しそば

■なじみの薄かった恵方巻き 日本にはいろんなしきたり、昔からのならわしがいくつもあります。節分とは季節が移り変わる日を指し、立春(2月4日)、立夏、立秋、立冬の前日、つまり年4回あります。特に立春の前日の節分はその代表格であることは言うまでもあ…

スターバックスと「すべてのジェンダー用の『とある場所』」

■スターバックスを崩壊させる三つの方法 外出先で打ち合わせや休憩をするときに便利なのがカフェの存在です。昔は喫茶店がこうした時の定番でしたが、ほとんど見かけなくなりました。ただコーヒーは大好きでも、肩身の狭いスモーカーのため、スターバックス…

失敗からどう学ぶべきか?

■失敗を「仮想体験」する たった一つの不祥事や騒動でそれまで築いてきた企業ブランドが一瞬にして崩壊してしまうことが後を絶えません。最近のタレントの例のように個人にも同じことが言えます。 yhkhashimoto.hatenablog.com 誰にも大小の失敗はつきもので…