広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

2018-01-01から1年間の記事一覧

「電車の乗り過ごし」と「天声人語」

明石大橋 ■「平成最後の」忘年会 先日(12月12日)の朝日新聞の「天声人語」で「電車の寝過ごし」を取り上げていました。「平成最後の」忘年会シーズン真っ盛りな上に、心当たりが少なくないこともあって興味深く読みました。 www.asahi.com 深酒をしてしま…

久しぶりの北海道訪問で感じたこと

北海道大学の構内の紅葉(2018年11月) ■128年ぶりの記録 先日、札幌と小樽に行ってきました。今年の札幌の初雪は11月20日の午前1時前。ちょうどこの日の夕方に北海道から東京に戻ってきましたが、そのころにはすっかり溶けていました。報道によれば、平年よ…

「遅くとも10分以下。早ければ早いほどいい」というルール

■迷うことなく一報を 「30分ルール」をという組織の連絡ルールがあることを「自治体不祥事における危機管理広報」という本で初めて知りました。これを実践しているのは東京都足立区です。この本によると、区長の携帯電話には、課長級以上の管理職全ての携帯…

広報活動の成果を広告に換算することの意味

■広報活動の成果を広告に換算することの意味 昔の話になりますが、クライアントの求めに応じて、広告換算費用をレポートしていたことがあります。広報活動の成果を測る指標として利用するためです。記事を定規で測って面積を計算し、誰かが作った代々受け継…

ふるさと納税するときに注意すべきこと(確定申告する人向け)

■「ワンストップ特例」は確定申告をしない人向け 去年初めて「ふるさと納税」をしました。地方自治体への寄付を通じてささやかな経済的な支援をする制度です。筆者のように学生時代に住んだ地域に寄付することもできますが、かかわりがなくても、その地の特…

米国ではほとんどない(公開の)謝罪会見

■近年の謝罪会見 半年ほど前に「業種を問わない近年の謝罪会見」というコラムを別のところで書きました。この中で、「企業」と「不祥事」が含まれる新聞記事が2013年から2016年まで右肩上がりで増えていると。(ちなみに2013年432件、2014年485件、2015年554…

(来年こそ)入社式ネタで広報担当者の引き出しを高めよう

■入社式で登場した会社 新たな年度がスタートして多くの企業で4月2日に入社式が行われました。毎年この時期、新聞各紙の経済面では業界を代表する企業や話題になった企業の入社式の様子が報じられます。主な新聞の紹介企業は登場順に以下の通りです。(いず…

(今更ながら)「PRプランナー」の資格試験(一次)を受験した

■PRプランナーの一次試験 PRプランナーの一次試験を先日始めて受験しました。二十数年もの間、広報周りの仕事をしているので、「何をいまさら」とこれまで敬遠していましたが、会社の勧めもあって受けてみることにしました。もちろんひやかしのつもりは…

通訳案内士試験の大幅難化がもたらす弊害

■「『全国』通訳案内士」とは 有料で通訳案内業務を提供するのに、本年1月から資格が不要になりました。増加を続ける訪日外国人観光客の受け入れ環境の整備を図る一環とされています。「そもそも資格なんか必要だったの?」と思う人が多いでしょうが。 その…

「消極的な相手の意識を変える」ことの難しさ

■対外的な広報活動における四本の串 対外的な広報活動は縦串と横串に二本ずつの四本の串によって成り立っています。縦串をさすものとして商品広報(あるいはマーケティングPR)と企業広報(あるいはコーポレートPR)があります。そして、横串をさすものとし…

記者会見で必要な「言い訳」とは

■週刊文春の取材過程の一端を知る 先日、週刊文春の新谷学編集長の講演を聞く機会がありました。いくつも興味深いエピソードを聞くことができましたが、その一つに舛添前都知事の辞任につながった一連のスクープ報道があります。 取材のきっかけは産経新聞の…

「良い会社に悪い広報なし」なのか?その2

■「良い会社に悪い広報なし」なのか?② 以前、企業取材歴の長い、ある新聞社の記者OBが「良い会社に悪い広報なし。悪い会社に良い広報なし」と力説していたことを書きました。「一理あるな」と思う反面、「いくら優秀な広報パーソンでも、その力量だけではい…

トップ人事の記者会見申し込みタイトル私案

■トップ人事の発表 大企業のトップ交代のニュースが続いています。 トップ人事と企業の合併や買収は新聞記者にとって、最もスクープしがいのあるネタとされています。年明けから3月ごろまでは特にトップ交代の発表が行われやすい時期ということで、多くの記…

通訳案内士試験の合格を目指す人たちへ

12月25日のクリスマスに「通訳案内士」の合格発表がネットを通じて行われました。受かると思ってませんでしたが、土俵際で持ちこたえたようで、受験番号がありました。外国からの観光客が年間2000万人を超え、2020年の東京オリンピックを控えて、今後通訳案…