広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

平均寿命と健康寿命には10年の開きがある

 

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 アラフィフの私にとって、老後は他人事ではなくなりつつあります。悲しいことですが、これが現実です。普段は気にもしませんが、老後にどの程度の資金が必要かということを考えてみました。

 

 老後の定義を定年退職後とするなら、65歳が一つの節目でしょう。(我々がその年代になる頃はさらに上がっている可能性もありますが。)

 

 全国の勤労者を対象にしたアンケート調査の結果を見ると、約3000万円が老後に必要だと考える金額だということです。昨年、日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性が86.61歳と過去最高を更新しましたが、男女の間を取って老後の期間を18年とすると、月14万円(3000万円÷18年÷12か月)ほどが必要資金となります。

 

 一般的なサラリーマン家庭なら年金など社会保障給付によってその多くがまかなわれると思ってよさそうですが、確証があるわけではありません。将来もらえる年金というのを今度調べようと思います。

 

 例えば夫婦で月の生活費を24万円と見積もるなら不足分の約10万円、18年で2000万円ほどが自前で用意すべき目安ということになります。もっとも、日々つつましく節約に心がけている家庭ならもっと少なくて済むはずですが。

 

 ただ、一つ気になることがあります。どうしても「平均寿命」に関心が行きがちですが、「健康寿命」というものもあります。これは平均寿命から自立した生活ができない(介護を必要とする)年数をひいたものです。

 

 これだと男女ともに10歳ほど下がってしまいます。となると当然、医療費やそれに付随する費用が発生する可能性があることに気が付きます。

diamond.jp

 

 平均寿命の報道に触れると、「日本人の長寿命化はとどまるところを知らない。自分もその歳まで元気なのかも」と筆者などは簡単に錯覚してしまいますが、70歳を過ぎるといろんなところにガタがきて、介護が必要になる人もそれなりにいるというわけです。

 

 健康に大きな不安を抱えた(自立した生活ができない)期間が10年続くというのも、なかなかツラいものがあります。周りのシニアにそういう人がいないので、どうしても平均寿命まで元気なのだと根拠のない安心感が持ってしまいますが。

 

 ところで、リタイア前にやるべきだった「後悔ランキング」という記事を見つけました。なるほどというものが並んでいます。

 第1位:歯の定期検診を受ければよかった

 第2位:スポーツなどで体を鍛えればよかった

 第3位:日ごろからよく歩けばよかった

 第4位:腹八分目を守り、暴飲暴食をしなければよかった

 第5位:間食を控えればよかった

 

 晩酌大好き、禁煙も続かない筆者にとってみたら、どれも耳が痛いものばかりですが、今から少しでも意識しておきたいと思います。