猫に元気に過ごしてもらう秘訣
9月15日の朝日新聞経済面に「長寿ワンにゃん 気遣いフード」という記事がありました。敬老の日を前にして、長寿が進んでいるのは人間だけではなく、犬猫の寿命も延びているという傾向記事です。「犬猫の平均寿命は約14歳で、犬は30年前の2倍近くに伸びた」と。
記事で紹介された会社では、長寿の犬猫用のフードを拡充しており、18歳以上(人の年齢にすると88歳以上)を対象にした商品の発売を始めました。さらに、「2014年に国内で飼育されている猫約1千万匹のうち、18歳以上は約36万匹。11年の約1.6倍、17年には約44万匹に増える見込み」と述べ、「約1100億円の猫のフード市場で『超高齢』向けの伸び率が高い」のだとか。
カイ君を迎える半年ほど前に外資系ペットフードメーカーの仕事をアドホックでやり、その会社の代表の話を聞きました。「療法食」なる病気がちな個体向けのペットフードが伸びていると話していました。そのときは何のことかよくわかりませんでしたが。
室内飼育が増えた結果、事故や病気にかかるリスクが減ったことがペットの長寿命化の大きな理由です。ネットで調べると、史上最も長生きした猫は38歳、生存する世界最高齢の猫は今年で御年27歳なんだそうです。個体の体力と環境が整えば、かなり長く一緒にいられるようです。
家族の一員として迎えている以上、1年でも長く生きてほしいと思うのは飼い主共通の思いでしょう。去勢手術とワクチン接種以外では動物病院のお世話にならずに済んでいる1歳のカイ君ですが、今後も元気に過ごしてもらうための秘訣を考えてみました。
■我が家が一番快適(のはず)
筆者の不注意で不在時に脱走して、管理人さんの部屋で待っていたことが合った反省から、完全室内飼いを基本としています。脱走時に肝を冷やした経験から、脱走対策をきちんと施し、ベランダも含め、出禁にしています。その分、室内では自由に過ごしてもらい、「(人間がいても)猫をほっておく時間と、かまってあげる時間をバランスよく」と考えています。
■食事、水分そしてトイレ
トイレは朝晩の1回ずつ、様子を確認して、したところ周辺の砂を捨てるようにしています。トイレは並べて二つ用意しています。日に大1回、小2~3回といったところ。糞尿に病気の兆候がみえるようなら早めに対処したいと思います。
食事はドライフードを朝晩、専用のトレイに入れてやります。量や時間はあまり厳密に考えず、無くなっていると大さじ二杯分ほどを足すようにしています。体重も4キロ強で安定しているので、今はこれでいいと考えています。水分確保も重要だと聞いていたので、常時自由に飲める場所を確保しています。
特に考え合ってのことではありませんが、おやつは上げていません。そのかわり、お気に入りのウェットフードをスプーン一杯分ほどをほぼ毎朝ドライフードに混ぜて与えています。
ストレスフリーでマイペースな生活、よく寝てなおかつ早起き。食事とトイレに気を付ける。こうして書いてみると人間の長寿の秘訣とそれほど変わらないようです。