広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

記者のニュースリリースの処理フロー

 

 企業や団体等がマスコミへ情報提供する方法は三つに大別することができます。

①一斉発表、②取材要請、そして③取材申込み です。

 

 ①は「ニュースリリース」を通じて、同タイミングに多数のマスコミに提供することができるため、最も一般的な方法として利用されています。また、②は特定のマスコミにアプローチを図って、取材の場を提供する方法です。③は①、②と違って広報担当者にとって受け身な情報提供です。つまり、マスコミが特定のテーマを持って、取材を企業に申し込んでくるリクエストにこたえる形になります。

 

 広く行われている一斉発表ですが、すでに述べたように欠かせないものはニュースリリースです。これを所定の時間に記者クラブに持参して、各社のボックスに投函したり、付き合いのあるメディアに直接メールやFAXを送ったりすることで資料配布を行います。内容によってはもちろん記者会見が行われる場合もあります。

 

 一斉発表は「多くのメディアに報道してもらいたい」、「リスク発生時にその内容や企業としての姿勢を示す必要がある」等の場合に有効です。反面、大量のリリースに埋没してしまい、没になる確率も高いと言えます。(もちろん内容次第ですが)

 

 広報の勉強会の講師を務めた時に作った「記者のリリースの処理フロー」です。

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 最近ではリリースの配信代行を生業とする会社も増えました。そのうちの一社の話を先日伺いました。関連するジャンルの記者にメールを送信するだけでなく、それなりの数の提携サイトにリリースが掲載されるという点が新鮮でした。

 

 もちろんあくまでリリースですから、そこにサイト側の客観的な視点が入っているわけではありません。しかし、リリースが多くの人の目に触れるきっかけとなり、直接訴求することができるようになりますし、そこから拡散することだってあり得ます。

 

 それだけにメディアだけでなく、多くの一般読者に読まれることを想定したリリースの作成力がこれまで以上に求められていると思います。最低限、押さえておくべき点は以下の4点です。上記のリリースの処理フローと合わせて参考にしていただければと思います。

 

1.A4版タテの用紙に横書きで1~2枚程度に収めること。

2.内容が一目でわかるタイトルであること。

3.リード(第一段落)に結論(最も知らせたいこと)を書くこと。

4.中学生が読んで内容が大筋理解できるようにすること。