スマホがビジネスに必要なスキル?
パソコンを使えない若者が増えているといいます。毎日新聞の記事で知りました。いずれパソコンも無用の長物になるのかもしれませんが、当面、ビジネスで必要なのは言うまでもありません。学生がパソコンを使う必要性は以前に比べて低いのは確かでしょう。でも、今のうちからパソコンに慣れておかないと社会人になってから苦労することになります。
2015年4~6月のパソコンの国内出荷台数を見ると約165万台。これは前年同期比で4割近い減少です。昨年4月に消費税増税があったので、反動減があったはずですが、それをさらに下回っていることになります。
冒頭の毎日新聞の記事によれば「学生時代までスマホだけだったため、パソコンのキーボード入力に不慣れで、パソコンがあってもゲーム、ネットだけでエクセルやワードを使ったことがない人が増えている」と。業種や職種によってもちろん異なりますが、デスクワーク主体ならエクセル、ワードそしてパワポはよく使うソフトです。
さらに「学校でのパソコン利用率も調査42カ国のうち、下から2番目。こうした点から、家庭でも学校でもなかなかパソコンを利用できない層がいることが浮き彫りになっている」と。
記事では識者のコメントとして「スマホだけではなく、パソコンも使えないと、グローバル競争が広がる中、社会人として生き抜くのが厳しくなる」と述べていますが、筆者なら「スマホは使えなくてもいいが、パソコンは使えないと、・・(後略)」と言い換えます。
ところで、TPOをわきまえないスマホの利用法が問題になっていますが、日本に限った問題ではないようです。たまたま読んだ共同通信の記事に「毎日、バンコクの街中を歩いて気づいたことがある。歩きスマホをするタイ人の率が非常に高いのだ。日本より確実に多い」と。
筆者は、笑みの国タイにかなり昔(もちろん携帯もネットもない時代)に住んでいた経験がありますが、スマホの影響がここにも及んでいることを知り、残念な気持ちになりました。