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広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。

PR会社はメディアとのネットワークを持っているのか

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PR会社に期待すること

 広報・IRの担当者やPR会社の社員がよく読んでいる雑誌の一つとして「広報会議」という月刊誌があります。2月号で107社へのアンケート調査による「企業の広報・PR活動」の結果が出ていました。

 

 アンケートに答えた会社のほぼ半数の51%が「PR会社に業務委託中」と答えており、一定の存在感がPR会社にあることがわかります。また、「PR会社に期待すること」のベストスリーは、「メディアとのネットワーク」、「最終的な成果」、「企画提案力」とありました。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 新聞、雑誌そしてテレビでの露出という最終成果を求めたり、アウトプットを出すための仕掛けや企画を重視したりする以上に「マスコミ人脈」に期待していることが、この結果からわかります。

 

 言うまでもありませんが、人脈は一朝一夕に出来るものではありません。それなりの年月をかけて少しずつ醸成していくものです。しかし、PR会社は人材の流動化が激しく、経験の浅い人も少なくないのが実情です。なので、人脈を期待するクライアント側とサービスを提供するPR会社側でギャップが生じているように感じます。

 

 PR会社に身を置いたことのある経験から、ITやメディカルといった特定の業界に長くいる人の中には、そうした業界のメディアやフリーライターとの関係ができている人はそれなりにいました。しかしその一方で、影響力のあり新聞やテレビとなると、「この人は人脈がある」と感じた人は残念ながらいません。

 

■PR会社にマスコミ人脈は期待できない?

 「人脈をクライアントから期待されながら、実はそれほど人脈がない」。それがPR会社の実態と言えなくもありません。筆者にも長くお付き合いのあるマスコミの方が複数います。中には全国紙の人もいて、その人脈を活用して記事にしてもらったこともあります。それでも数えるほどの機会しかありませんでした。ましてや日常的に人脈を駆使することが出来る人はほとんどいないのではないかと思います。

 

 全国紙の記者は定期的にローテーションされて担当が替わります。そうすると一から人脈を作り直さなければなりません。事業会社の広報担当者にとっては欠かせない仕事です。PR会社もそうあるべきでしょうが、そうしたことを「きちんとできているPR会社がどれほどあるのかな?」と感じます。少なくとも筆者が身を置いたことのあるPR会社ではそうではなかったので。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 「メディア人脈は任してください」と安請け合いするようなPR会社には、逆に慎重になるくらいでちょうどいいと思います。

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