いざ図書館へ!おススメの洋楽アルバム(追加の8枚/前編)
おススメ洋楽(「ロック」、「非ロック」)アルバムを以前取り上げました。どうも消化不良に感じていましたが、漏れていたものが結構あったので、性懲りもなく追加で紹介します。
1. U2: Achtung Baby (1991)
90年代を代表するU2のアルバムです。”Joshua Tree”や”WAR”といった初期の代表作から音楽の方向性が変わったという点で象徴的な作品です。発売間もなく購入しました。当初は「微妙」というのが第一印象でしたが、何度か聴いているうちにのめりこんでいく刺激的なアルバムです。
当時流行っていたハウスやテクノ的な要素を取り入れながら、決して流されずに自己主張しています。後に出てくる”Joshua Tree”と並ぶU2の傑作です。
前年に壁が崩壊したベルリンで録音されました。一曲目の”Zoo Station”は市内にある動物園に由来するそうです。タイトルのAchtungはドイツ語で「注意」の意なのだとか。ドイツにとっての歴史的転換点となったこの時期にU2もやってのけました。
2. The Rolling Stones: Beggars Banquet (1968)
初期のストーンズのアルバムはいい曲もあるけど、そうでないのもそれなりにという印象があります。例えば本作の前年に出された”Their Satanic Majesties Request”は実験的な曲が多く、未だに一曲もなじめずにいます。
その反省?から出された本アルバムでは、彼ら本来が持つロック(というかブルース?)の原点に回帰した傑作です。1曲目の”Sympathy For The Devil”はストーンズの中で最も好きな曲。ライブでも定番です。他にも”Street Fighting Man”や”No Expectations”などの名作が連なっています。ひと悶着のあった「トイレの落書き」で有名なジャケットも強烈なインパクト。
3. Prodigy: The Fat of the Land (1997)
「ダンスミュージック作品としては史上最も売れたアルバム」(Wikipediaより)だそうです。図書館で最近借りました。音楽の分類としてはテクノやハウスに属するのでしょうが、そのイギリス訛りのボーカルは力強く、パンクの要素すら感じます。
Under WorldやDaft Punkのような音楽だと思って聴きましたが、強烈なビートにびっくり。こうした音楽に触れたことがなかったし、耳障りがいいわけでもないのに、不思議とぐいぐい引き込まれます。いい意味で期待を裏切ってくれた、売れまくったのも当然のアルバムです。
4. The Eagles: Hotel California (1976)
「このアルバムをおススメに入れ忘れるなんて」です。30年以上愛聴しています。”Desperado”や”One of These Night”など他のアルバムにも名曲の多いイーグルスですが、アルバムとして聴くとやはり本作が抜きんでています。
後編に続きます。