海外でも通じる「招き猫」と「カラオケ」
■招き猫発祥のお寺
浅草寺や原宿、そして渋谷交差点等と並んで都内で外国人観光客に人気のスポットとして、豪徳寺があります。彦根藩井伊家の菩提寺で、幕末期に江戸幕府の家老を務め、後に桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓所もあります。
ひこにゃんのモデルとなった豪徳寺の招き猫まみれ感が凄い! - NAVER まとめ
豪徳寺に行ったことがなければ「なぜ、ここが?」と思うはずですが、このお寺は「招き猫」が数多く祀られている場所です。
言い伝えによれば、「彦根藩二代藩主の井伊直孝が鷹狩の帰りに、一匹の猫が手招きをした。誘われて寺に入って休憩しているとにわかに大雨が降り始め、やがて山門に落雷、直孝一行はこのおかげで難を逃れることが出来た」と。これが「招き猫」の由来だと。諸説あるようですが。
英語に直訳すると”Beckoning cat”というそうですが、”Luckcy cat”といったほうがしっくりきます。ちなみに、英語版ウィキペディアには”Maneki-neko”とそのまま紹介されています。
■英国人が最も不快だと思う発明品
日本語がそのまま海外でも使われる単語として「カラオケ」が有名です。先日、居合わせたカラオケスナックに、日本の経済紙の方々と買収された英国の経済紙の方々がおり、懇親を深めていました。10人ほどの団体で日本人と英国人がほぼ半々。
面白いというか不思議に感じたのは、「英国人は音痴が多い」ということ。ビートルズの「Yesterday」やセックスピストルズの「Anarcy in the UK」を一生懸命歌っているのですが、そろいもそろって音程を外しまくっていました。どう贔屓目に見ても、音痴の部類です。
この英国人グループがたまたまなのかと思って、一緒に行った海外通の記者に聞くと、「いや確かに多い」と。英国人に味覚音痴が多いということは聞いたことがありますが。有名なアーティストを多数輩出している国だけに「カラオケが下手」というのは意外でした。
そのせいかどうかわかりませんが、「英国人が最も不快だと思う発明品はカラオケ」だという英政府の調査結果があります。「不朽の名曲が音痴や酔っぱらいのせいで台無しになる」と多くの英国人が感じているようです。
ちなみに二位以下は、24時間のスポーツチャンネル、テレビゲーム機、携帯電話、目覚まし時計と続きます。日本で同じ調査をやっても「カラオケ」が1位になることは考えにくいだけに興味深いです。
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