広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

英語力の維持におススメの方法

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■英語力の重要性を改めて感じる

 とある業界の大掛かりな会議を聴講する機会がありました。アメリカで開かれたものです。とにかく会場の冷房が効きすぎでした。我々日本人の中には、ダウンジャケットを上着の上から羽織っている人すらいましたが、向こうの人は半そでの人もいて、日本人と欧米人ではこうも体感温度が違うのか、と。

 

 それはさておき、2日間の会議の中で企業や総会を主催する団体の理事など多くの人の話を聞く機会がありました。プレゼンは英語が基本ですが、日本語の同通も入りました。それらを聞いて感じたことが二つあります。

 

 一つは英語のレベルアップの重要性です。子供のころから英語になじむ環境にいたことがあるとはいえ、決してバイリンガルではないし、使う機会がなければ徐々に英語力は落ちてきます。

 

 専門用語が飛び交う会議なので、筆者の場合、同通が入ったとしてもピンとこないことも多々ありました。しかし、それでも英語力がある程度あればずいぶん理解も深まったのではないかと痛感します。

 

 仕事をしていると、特に海外とのやり取りが多くない仕事をしていると、英語力の維持向上は簡単ではありません。筆者の場合、これまでポッドキャストに英語のコンテンツを入れて、通勤の間に聞いたり、英語の参考書やウェブサイトを務めて読んだりすることなどがあります。しかしなかなか頭に入らず、最近ではあまりやっていません。

 

 大企業だと英語のレッスンを受けることができる会社もあり、筆者もずいぶん前に利用した時期があります。しかし、そうしたサービスを提供する会社は多くありません。そこでおススメしたいのがNPOの講座を利用することです。

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■英語力の維持におススメの方法

 日本中どこでもというわけにはいかないでしょうが、筆者が住んでいるところでは、市の補助によって運営されてるNPOが主催する外国語講座というものがあります。英語は初級から中上級まで数種用意されています。平日の夜や土曜日に開かれるので、仕事を持っている人でも参加することができます。

 

 昨年からそのうちの一つに参加するようになりましたが、参加費も1回あたり1000円ちょっとなのでとてもリーズナブル。なので、こうしたものを利用するのがおススメです。一年間参加してみて、英語力が向上したかは何とも言えませんが、定期的に触れることで少なくとも維持にはつながっていると感じます。

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 そして二つ目はプレゼン力です。プレゼンターの大半はポディウムを離れ、TEDトークよろしく身振り手振りを使って、洗練されたプレゼンテーションを行っていました。こうした堂々としたプレゼンテーションをいくつも見ると、その重要性を改めて感じました。このあたりは別の機会に書きたいと思います。

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NASAのジョンソン宇宙センターに行ってきました

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■アメリカ四番目の都市ヒューストン

 2月の末から一週間ほど仕事でアメリカのテキサス州ヒューストンに行きました。残念ながら他の都市にはいかず、ヒューストンにずっと滞在しました。現地の人によると、アメリカで人口の多い都市ビッグスリーはニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス。

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 そして、ヒューストンはそれに次ぐ4番目。人口は200万人を超え、日本でいえば名古屋市と札幌市の間くらいになります。人口の増加は他の都市をしのぎ、近い将来にはロサンゼルスを抜くと言われています。その理由を聞くと、一言「Oil(石油)」と。学生時代の地理の授業で、テキサス州が石油の産出が多いことは習った記憶がありますが、今でも石油がこの地の重要な資源の役割を果たしています。

 

 ケネディ大統領が暗殺された場所として知られるダラスやテキサス州の州都オースティン(行くまでダラスだと思っていました)はどちらも内陸にあります。一方、ヒューストンは海に近く、メキシコとの貿易の拠点でもあります。ちなみにこのあたりでは「TexMex(テクスメクス)」と言われるメキシコ料理をテキサス風にアレンジしたお店が多く、我々も滞在中にそうしたお店の一つに行きました。

 

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■「こちらヒューストン」

 泊まったホテルの周りはオフィス街やコンベンションセンターなど観光とは無縁の場所でした。近くにNBAのヒューストンロケッツの本拠地「トヨタセンター」がありますが、試合のない日は外観からしかその様子を知ることが出来ません。

 

 せっかくここまで来たのだからということで、滞在最終日の午後にミニバンをチャーターして、「こちらヒューストン」で有名なNASAのジョンソン宇宙センターに行きました。ダウンタウンにあるホテルからハイウェイで40分ほどのところにあります。

 

 フロリダ州にあるケネディ宇宙センターが打ち上げ場所でこちらは管制センターです。なので発射台があるわけではありません。といってロケットや月面着陸船が全くないわけではなく、センター内で見ることが出来ます。「アポロ13」を見た人ならおなじみのコントロールセンターも当時の面影そのままに保存されています。

 

 何でもあのニール・アームストロング船長が人類史上初めて月面に降り立ってから再来年で50年ということで、それを記念した映画の制作をしているという主旨のことをガイドが行っていました。ちなみに月の石や火星の石(NASAの当面のターゲットの一つは火星探査)も置いています。恭しく置いていますが、それほどの感動は覚えませんでしたが。。

 

 ジェット機の上にスペースシャトルが乗っている映像を見た人がいると思いますが、こちらで実物大のそれを見ることもできます。

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飛行機が飛び交うアメリカの空港でまさかの消火訓練!?

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■上着やベルトを外して、靴も脱いで行儀よく並ぶ唯一の場所

 アメリカに10数年ぶりに行きました。昔行ったときは面倒と感じたことはありませんでしたが、思いのほか入国手続きが大変です。まず2009年からESTAが義務化され、渡米前に申請を完了しておく必要があります。商用、観光に関わらず全ての旅行者が取得しておかなければなりません。

ESTA(エスタ)申請 | 在日米国大使館・領事館

 

 入国審査はダラス空港で行いましたが、まず端末を通じて入国審査を行いました。写真撮影、指紋登録、税関申告(手書きの税関申告書の提出が不要になります)などを端末を通じて行います。日本語の案内があるので助かりますが、それがないと苦労する人は多いでしょう。

 

 それが済むと証明書らしきものが出されますが、筆者の場合、「×」印がついており、係によって有人の入国審査に行くように促されました。時間帯にもよるのでしょうが、その日は長蛇の列でした。一緒に行った人の中には、ここでそのままパスする人もいました。「何か問題でもあるのか」と不安になりましたが、同じような人が大勢いました。

 

 有人審査行きを命じられるのは、無作為ではないようで、現行のシステムになってから渡米経験がある人(写真や指紋を登録した人)は端末だけで済むようです。(それでも、この間にパスポートを更新した人は有人審査が必要なようですが。)

 

 有人審査では、改めて指紋を採られます。両手の4本指、そして両手の親指の順です。そして写真が再び撮られます。そしてお決まりの渡米目的と滞在日数が聞かれました。一緒に行った人は「一言も英語も発しなくて済んだ」と冗談交じりに言っていた人がいましたが、これは例外でしょう。

 

 セキュリティチェックが厳しくなっていたことにも驚きました。男女を問わず、靴や上着を脱ぎ、さらにズボンのベルトも外し、トレイに載せます。ノートパソコン持参でしたが、ケースから出すように命じられ、靴などと同じようにX線検査をさせられます。余計なものはできるだけ持たず、ジャージのような軽装がよさそうです。

 

■飛行機が飛び交う中での消火訓練?? 

 余談になりますが、帰りのダラス空港で興味深い光景を目にしました。ラウンジで滑走路を眺めていたら、止まっていた飛行機から黒煙と炎が突然上がるのが見えました。これは大変なことと、思って写真に思わず撮りましたが、遅々として消防車が駆けつける様子はありません。

 

 飛行機が普通に飛んでいる中で、黒煙と炎が上がるようなことは日本では考えられません。空港は即離着陸が出来ない状態になるはずです。様子を引き続き注視しているとそのうち消火(?)され、何事もなかったかのような状態に戻りました。

 

 遠目からしか判断が付きませんが、結局のところ、消火訓練だったのではないかと。飛行機はおそらく退役したものを使っているようですが、明らかに飛行機から炎と黒煙が上がっているのが見えました。ちなみに帰りのフライトは遅滞なく飛びました。

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