広報パーソンのつぶやき

事業会社の広報担当者と広報コンサルティングの経験からコミュニケーション全般をメインに、ライフスタイル風なネタも。全国通訳案内士(英語)

通訳案内士試験に再チャレンジ(一般常識)しました

f:id:yhkhashimoto:20160108195139j:plain

■一般常識に再チャレンジ

 昨年、通訳案内士の試験に初めてチャレンジをしました。英語がTOEICの点数によってギリギリ免除だったので、日本歴史、日本地理、そして一般常識の三科目の受験でした。結果は、歴史と地理はパスしましたが、一般常識が不合格でした。

 

 ということで、先日、一般常識の試験に再チャレンジしました。自己採点では何とか6割に到達しました。昨年が4割弱という体たらくだったので、合格する確率は高まったといえるでしょう。

yhkhashimoto.hatenablog.com

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 前半の問題は「観光白書」からの問題が続きました。「読んでおくことが必須」だと、受験者必読のブログにありましたが、見事にそれが裏付けられ、内心小躍りしながら解きました。しかし、後半の問題は、初めて聞くような事柄も多く、苦戦しました。

 

 JR東日本JR西日本がそれぞれクルーズトレインを今年初めて投入しました。それぞれ、「四季島」と「瑞風(ミズカゼ)」というのだそうです。片方はまぐれで当たりました。クルーズトレインは4年前に運航を開始したJR九州の「ななつ星」が知られていますが、全くノーマークでした。

style.nikkei.com

 

 築地市場で新年に毎年行われる恒例のマグロの初セリの問題も出されました。今年の最高落札額を問うものです。7420万円と1億4420万円でずいぶん迷いましたが、答えは7420万円。確か「1億以上だったこともあるよな。でもそれは過去のこと。今年は1億に満たなかったかな」などと自問自答しましたが、結局外してしまいました。

マグロ初セリ、最高値は前年5倍の7420万円 :日本経済新聞

 

 昨年話題になった「君の名は。」からの出題もありました。筆者のように映画を見ていない人にとってはまるでちんぷんかんぷん。音楽を担当したロックバンドもモデルになったJRの駅も完全に当てずっぽうだったので、正答できるはずもありません。

 

 伝統工芸品の問題が最後に四問出されましたが、これも全滅でした。当然抑えておくべき分野でしたが、甘く見ていました。前半の問題の貯金を後半で吐き出す結果となってしまいました。

日本遺産認定 北陸から2件 北前船の船主集落と越前焼産地 :日本経済新聞

 

■一般常識対策はやはり新聞

 日本歴史と日本地理はそれなりに対策をとれば、なんとかなると昨年の結果を通じて感じていますが、一般常識は観光白書を熟読する以外は対策が難しい科目です。昨年は憲法改正の手続きといった、政治の問題も出されましたが、今年は一切なし。経済の問題なら取り組みやすいとも思いましたが、これもなし。

 

 ただ言えることは、新聞をしっかり読むことが大事だということ。趣味と実益を兼ねて、新聞は毎朝読んでいますが、読み込みがまだまだ足りないと感じました。通訳案内士試験を受ける人は新聞を読む習慣をつけましょう。(苦笑)

 

 

危機管理広報における「アクティブ・セイフティ」と「パッシブ・セイフティ」

f:id:yhkhashimoto:20160114194145j:plain

■危機管理広報が目指すべき二つのこと

 危機管理広報について説明するときに目指すべき二つのことをよく話します。一つ目は「日ごろからの備えを怠らず、そもそも危機に陥らないようにする」ことです。会社にダメージをもたらしうる危機は年々多様化しており、「自分たちの会社は例外」とは決して言えません。そして二つ目が「リスクに直面した時に、真摯に潔い対応をする」ことです。

 

 数年前に「カップ焼きそばにゴキブリが入っていた」という一つの投稿が瞬く間に拡散した事例がありました。このときは、その投稿から二日目の朝に「保健所が自主回収を指導した」とするニュースがYahoo!ニュースに掲載されました。その日の午後に、製造元も会社が自主回収を発表しましたが、対象は2商品。「第三者による(ゴキブリの)混入」をにおわせる内容でした。

 

 投稿の日から9日経って、ようやく「製造過程での混入を否定できない」と当初の主張を翻し、自主回収の対象商品は24まで広がりました。販売を再開したのはおよそ半年後ですから、機会損失など大きな代償を払ったことになります。

 

 「あの投稿さえなければ」と会社の関係者が感じるのも無理からぬところですが、投稿が起きた時の初動が正しければ、このようなことにはならなかったはずです。

 

 その意味では「日ごろの備えが不十分」だったといわざるを得ません。そして、今回のようなリスクに直面した時も、「大したことない」と高をくくった挙句に、潔い対応をすることができないまま、傷口を広げていきました。

 

■「予防安全」と「衝突安全」

 「最近は、動画による炎上が増えている」とウェブモニタリングを生業としている会社の人が述べていました。宅配便の配達員が荷物をぞんざいに扱ったものやアメリカの航空会社の搭乗者を引きずり降ろそうとするものなど、そのインパクトは文章の比ではありません。

 

 リスクの多様化にきちんと対応できるように日ごろから備えを怠らないことを、「アクティブ・セイフティ」と表現した人がいました。自動車業界ではよく使われる言葉のようです。筆者は初めて聞いた言葉でしたが。辞書によると、「事故を未然に防ぐための能動的安全技術。アンチロックブレーキシステムなど」(デジタル大辞泉)とあり、「予防安全」ともいいます。

 

 一方で、リスクに直面した際の有事対応を「パッシブ・セイフティ」と。「自動車の安全技術のうち、シートベルトやエアバッグ、ポップアップフードなど、事故が起きた際に乗員や歩行者を保護する受動的安全技術」(同)です。「衝突安全」ともいいます。

 

 危機管理広報をわかりやすく伝えることも仕事の一つなので、こうした言葉も取り入れてみようと思います。

f:id:yhkhashimoto:20151028152550p:plain

小樽市に初めてふるさと納税を行いました

f:id:yhkhashimoto:20150925183216j:plain

■初めて行ったふるさと納税

 節税をしながら地方の名産品をお取り寄せできる「ふるさと納税」に初めてチャレンジしました。お目当ての街に貢献もできて、ほしいものも手に入れられる、しかも節税にもつながるというなんともうれしい制度です。この制度が取り上げられる機会が新聞でも増えたので、初トライしてみました。

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

 納税先は、筆者の心のふるさと「小樽市」です。6月上旬に申し込みをして、先日の品物が届きました。実は昨年度も小樽へのふるさと納税を考えていましたが、返礼品が残念ながら魅力的とは思えず、見送った経緯がありました。そうした筆者のような考えの持ち主が他にもいたのか、市のHPを見ると昨年度の寄付の合計額は723万円と過去9年間で下から二番目に低い額でした。

 

 今年度はたとえ、返礼品はパッとしなくても、若いころに小樽にお世話になったお礼をふるさと納税の形で示そうと思いましたが、タイミングよく返礼品がグレードアップしました。昨年に比べて雲泥の差の内容です。おそらく寄付金の額も急上昇するに違いないでしょう。

yhkhashimoto.hatenablog.com

yhkhashimoto.hatenablog.com

 

■寄付でふるさとを応援しよう

 寄付の申し込みをして、クレジットカードで手続きをすると間もなく、小樽市長からのお礼状が届きます。そして、「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」(これを提出すると確定申告を行う必要がない。)とマイナンバーカードの写しを提出すると、後は品物を待つばかりです。

 

 3万円の寄付をしましたが、数ある返礼品の中から、選んだのは以下の三品です。それ以外も土地柄、海の幸がやはり多い印象ですが、知る人ぞ知る「なるとの半身揚げ」なんかもあって大いに目移りさせられます。

  • 自家製味付ジンギスカン(3個)+自家製ぶた丼(3個)セット
  • おたる蝦夷屋 自家製いくら醤油漬
  • 小樽ベーコン+燻製のふるさとセット

 

 ふるさと納税によって全国から小樽市に寄付されたお金は、市内の歴史的建造物や旧国鉄手宮線の保全などの合計6つの事業に充てられます。どれにするかは任意に選べることができます。

 

 ちなみに、旧国鉄手宮線は、明治13年に市内の西に位置する手宮と札幌を結ぶ北海道で最初の鉄道路線です。その意味で、北海道開拓の礎を築いた路線です。当時は札幌以上ににぎわっていたと伝えられます。筆者が小樽に来た年に残念ながら廃線になってしまいましたが。

小樽市 :小樽市 旧国鉄手宮線オープンスペース

 

 思った以上に手続きは簡単だし、品物も比較的早く届きます。年末にかけこみでふるさと納税が増えるという記事を以前読みましたが、夏休みの間に、どこに寄附をしようかとふるさとに想いを巡らすのもアリだと思います。

f:id:yhkhashimoto:20151028152550p:plain